ドラゴンボールGT
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ドラゴンボールGT


ジャンル少年向けアニメ冒険バトル
アニメ
原作鳥山明
シリーズディレクター葛西治
シリーズ構成松井亜弥(第1話 - 第50話)
キャラクターデザイン中鶴勝祥
音楽徳永暁人
アニメーション制作東映動画
製作フジテレビ東映
放送局フジテレビ系列ほか
放送枠水曜19時アニメ枠
放送期間1996年2月7日 - 1997年11月19日
話数全64話 + 番外編1話(通算全65話)
その他G指定
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ドラゴンボールGT』(ドラゴンボールジーティー、DRAGON BALL GT)は、鳥山明漫画ドラゴンボール』を原作としたテレビアニメドラゴンボールZ』の続編として制作されたオリジナルストーリーのテレビアニメ。略称表記は『DBGT』[1]

1996年2月7日から1997年11月19日までフジテレビ系列で毎週水曜日 19:00 - 19:30(JST)に放送された。全64話+番外編1話。
作品解説

アニメ『ドラゴンボールZ』の最終話から5年後[注釈 1]の世界を舞台とした、アニメオリジナル作品である。

原作漫画の連載終了後も水曜夜7時のゴールデンタイム枠で『ドラゴンボール』のアニメシリーズを続けたいというスタッフ、テレビ局、スポンサーらの意向により、孫悟空の孫娘パントランクスたち次世代の子供たちが活躍する「魔人ブウとの最終決戦終結から最終話までの10年間」を描くオリジナルストーリーで新作を作りたいという意見を、原作者の鳥山明週刊少年ジャンプ編集部に伝えた際、打ち合わせの中で出た意見を踏まえ、「原作の最終話のその後」を描くという方向性が決定したことで制作が開始された[2]。原作の「その後」をアニメオリジナルで展開した、孫悟空の新たな冒険ストーリーであり[3]、「外伝アニメ」として位置づけられている[4]。原作者の鳥山明は「原作の壮大なサイドストーリーであるドラゴンボールGTを僕と一緒に楽しく観ていただければ幸いです」とコメントしている[5][6]

究極のドラゴンボールの力によって孫悟空が少年のころの姿になったことから始まる。悟空が子供になり、それに伴い瞬間移動も使えなくなったのは、次世代の子供であるパンたちの物語に、悟空をどう絡ませるかを考えたとき、本作の段階で孫悟空はすでに50代となり、強くなりすぎて成長を描くことが難しかったことと、あえて悟空を子供に戻して様々な制限を設けたほうがドラゴンボール探しで宇宙を旅する冒険の幅も膨らむだろうという理由からである[7][8][2]

アクションやギャグがある雰囲気でドラゴンボール探しの旅に出る『元祖』初期のスタイルに戻そうというアイデアを基に、原作の世界観が深く広いため、地球よりも宇宙のほうがスケール的には、どんな奴がいても許されるだろうという考えから[7][8][2]、第26話までは宇宙が舞台となり、惑星冒険ものスペースオペラの体裁をとった内容となっている。第3話のシナリオが終わったころ、「こんな旅の話をずっとやっても面白くないんじゃないか」、「ドラゴンボールシリーズなら、やはり爽快感が欲しい」という考えに到り、打ち合わせの中で「地球が危ないという話がいい」、「個性的な敵が出て、その関わりの中で戦う展開が面白い」という方向性が出たことから、原作同様、ロードムービー路線からバトル路線へ自然と移行していく構成となった。また前作『Z』で、幼い子供の視聴者は、悟空が出ていない展開が続くと気持ちが離れてしまっていたことなどを理由に、戦闘パートは悟空を主軸にした展開中心となった[2]。そのため、前作まで準主役であった孫悟飯孫悟天ゴテンクス)などを主軸とした戦闘パートは本作ではなくなった。『Z』が原作連載終了後も物語の展開を引き延ばしていたのは、本作の製作に充てる準備期間が必要になったことも影響している。

この年から東映動画制作の全ての新番組アニメに「ファイン・ネガ・ビデオシステム[注釈 2]」が導入された影響で、本編中の色味が変更された。放映中にも主要スタッフが大幅に変動しており、松井亜弥の産休による降板でシリーズ構成が不在に、復讐鬼ベビー編以降の脚本担当は武上純希と前川淳とおおいとしのぶの3人によるローテーションとなるものの、武上は39話で降板し、以降は2人で残りのエピソードを書き上げた。作品のBGMは『Dr.スランプ アラレちゃん』の時代から15年間BGM作曲に携わってきた菊池俊輔からビーインググループAding)在籍の徳永暁人doa)にバトンタッチされ[注釈 3]、本作のために作曲されたBGMと映画『ドラゴンボール 最強への道』でのBGMが使われた。

なお、前作『Z』までは音声面はモノラル放送で、提供クレジットはブルーバック画面であったが、今作より音声面はステレオ放送となり[注釈 4][注釈 5] 、同時に提供クレジット画面は、イラスト入りの静止画となっている[注釈 6]

今作の最終回は、『GT』のみならず『元祖』放送開始以来11年間続いてきた「ドラゴンボール」のアニメ全体の最終回ともいえるため、本放送の終盤には『元祖』と『Z』、『GT』のハイライト映像をバックにスクロールで全主要声優と主要スタッフの名が流れた。しかしDVD版や再放送では流れていない。

『ドラゴンボール』シリーズ最後の4:3制作アニメであり[注釈 7]、フジテレビ・東映アニメーション共同制作作品としては最後のセル制作によるテレビシリーズでもある[注釈 8]
原作者の関与

原作者である鳥山明は、物語の脚本制作には関わっていない[9][4]が、企画段階のみ以下の点で協力している。

タイトルにある『GT』を提案したのは鳥山で「Grand Touring(グランド・ツーリング)」(壮大なる旅)という意味を込めて命名された[10]。「Galaxy Tour(ギャラクシー・ツアー)」(銀河の旅)[2]、「Galaxy Touring(ギャラクシー・ツーリング)」(銀河の旅)、「Great Touring(グレート・ツーリング)」(偉大なる旅)などの意味も含めている[7]。また、タイトルロゴのデザインも、放送開始の約2ヶ月前の1995年12月に鳥山の手で完成させた[11][12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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