上記のように国際的な交易や金融、観光拠点としての発展を目指す戦略の一環として、ドバイ国際空港を中東やその周辺地域を結ぶハブ空港とすべく航空インフラの充実に力を入れてきた。エミレーツ航空が世界の全大陸(南極大陸を除く)との間を就航しているほか、世界各国から多くの航空会社が乗り入れている(「交通」を参照)。
その甲斐もあり、近年は中東諸国からだけではなく世界中から観光客が訪れている。野心的なプロジェクトも進めており、2010年には世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリーファ」が完成している。
また、競馬の国際GI「ドバイワールドカップ」がメイダン競馬場(1996年 - 2009年まではナド・アルシバ競馬場)にて開催されている他、モータースポーツやゴルフ、マリンスポーツの世界的な大会の誘致を積極的に行っている。
2007年10月時点、ドバイには46のショッピングモールがある[47]。2008年10月31日には世界最大規模のショッピングモール「ドバイ・モール」が正式オープン[48]。現在、世界最大のテーマパークである「ドバイランド」が2015年から2018年の開業に向けて建設中である。ドバイランドにはユニバーサル・スタジオ・ドバイランドやドリームワークス・スタジオ・テーマパーク、アメリカのアミューズメント・パークの中東初進出となるシックス・フラッグス・ドバイランドも入る。 世界最大の人工港ジェベル・アリーと、国際ハブ空港として機能する24時間空港であるドバイ国際空港を持ち、中東地域の人と物の流れの中枢、中継貿易都市として繁栄している。 1960年に開港したドバイ国際空港はエミレーツ航空の拠点であり、同社が全ての大陸との間に定期便を就航させている他、世界各国から多くの航空会社が乗り入れている。2008年に巨費を投じた最新鋭の第3ターミナルが完成した。なお、南西部にはアール・マクトゥーム国際空港(ドバイ・ワールド・セントラル国際空港)も完成。将来的には4,500mの平行滑走路6本を持つ世界最大の空港となる計画である。 ドバイは交通渋滞のひどさで知られる。タクシーに依存した町であったが、近年、公共交通手段の整備が急がれている。 現在、エミレーツ航空がドバイ国際空港と、関西国際空港、成田国際空港、東京国際空港の間に1日1便ずつ直行便を日本航空とのコードシェアにより運航している。過去には中部国際空港からの直行便も就航していたが、2009年3月に廃止された。 国民の大部分が沿海地域に居住する[28]。 2016年1月時点では人口は2,440,350人。隣接するシャールジャ(約80万人)と合わせると300万人規模の都市圏人口となる。 1980年の時点でわずか28万人足らずだった総人口は、その後15年間のうちにおよそ2.5倍に膨れ上がり、1995年におよそ70万人、2007年初頭にはおよそ120万人となっている[15][27](ただし、2008年5月放映のNHKスペシャル<沸騰都市>第1回「ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー」によると、その大半は登記上の人口であるといい、定住人口はこれを大幅に下回るという)。
観光
ジュメイラ ビーチ(2016年)
ブルジュ・アル・アラブとスカイライン(2008年)
スキー・ドバイ
ドバイ・ファウンテン(2013年)
2012年のパーム・ジュメイラ(ドバイ)
交通
国際
国内
アブラ・・・ドバイ・クリーク(運河)を結ぶ交通手段の渡し船。
ドバイメトロ・・・2005年に、ドバイ国際空港とジェベル・アリ港を結ぶ都市鉄道の建設に着手、日本企業4社を含む5社が建設を行った。4路線の計画路線のうち、2009年9月9日に「レッド・ライン」が開通し、2011年9月9日には「グリーン・ライン」が開通した[49]。
パーム・ジュメイラ・モノレール・・・パーム・アイランドへ向かうモノレールで丸紅が出資し、2009年に完成。
ドバイ・トラム・・・2014年に開通したトラム路線。ドバイ・マリーナ地区を走る。ドバイメトロ、ジュメイラ・モノレールとも接続されており、市内中心部からドバイメトロ、ドバイ・トラム
ドバイ・トロリー・・・2015年に開通したトラム路線。ダウンタウン・ドバイの開発地域を中心とした環状線である。路線を3段階で建設中であり、現在は第1段階である。車両は2階建ての伝統スタイルであり、回生ブレーキ用バッテリーと燃料電池を採用している。
国内
ドバイのバス
アブラ
E 11 道路
ジュメイラ・モノレール
日本との交通
住民
人口「ドバイの人口動態」も参照
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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