1970年代までは、地方に演芸場や寄席、劇場、ショーを売り物にするキャバレーなどが多数存在した。農村・漁村の生活向上によって農協主催のイベントで披露されることもあったが、1980年代以降は縮小傾向となり、ドサ回りの場も減少しつつある。温泉場や健康センター・健康ランド、ショッピングセンターのステージなどが、ある程度の代替機能を果たしているも、劣勢を盛り返す程ではない。また地方巡業自体が、まだ盛んであった時にはやむなく楽屋で泊まることがしばしばあった[2]。
少々様相が異なるが、芸能界で営業と呼ばれる行為(一度の行程に複数の現場を行くか否かが厳密には異なる)は、地方においてのコンテンツ不足[3]で、今でも十分に有効な手段である。
脚注^ 『朝日新聞』2015年11月13日、夕刊、2面。
^ 梅中軒鶯童『浪曲旅芸人』
^ フジテレビ「週刊フジテレビ批評」2015.12.19放送分より
参考文献
前川公美夫『頗る非常!―怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞』p.464- 全国巡業日程あり。ISBN 9784103090311
山田ルイ53世『一発屋芸人の不本意な日常』朝日新聞出版、2019年。ISBN 978-4022515889
関連項目
大相撲
旅芸人
俄
大衆演劇
サーカス
浪曲
桃中軒雲右衛門
講談
流し
門付
演歌師
落語家
演歌歌手
アイドル
一発屋
マジシャン
小劇場
百貨店
インストアイベント
トラック野郎・故郷特急便 - マドンナがドサ回りの歌手
柳家小三治(10代目) - 俳号が「土茶(どさ)」。
春風亭一之輔 - 2013年から毎年行っている全国ツアーのタイトルが「らくご DE 全国ツアー?春風亭一之輔のドッサりまわるぜ」。
竹原ピストル - 「ドサ回り数え歌」という歌がある。