ドクター・フー
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ドクターはそうした官僚主義的な状態に反発して、修理中のターディスを盗み出して出奔し、数々の冒険を重ねていくことになる。
エピソードリスト「ドクター・フーのエピソード一覧」を参照
旧シリーズ(1963年 - 1989年)番組開始時より1967年まで使用されたタイトルロゴ。

1963年11月23日から放送開始。1989年12月6日の放送をもって26年間続いたシリーズの幕を下ろした。1話25分であるが、1985年のシーズン22のみ1話45分。
テレビ映画(1996年)

ユニバーサルTVとBBCワールドワイドと20世紀フォックステレビジョンによって制作された。アメリカSF・ファンタジー・ホラー映画アカデミーによる土星賞(Saturn Award) の1996年度最優秀テレビ映画賞 (BEST SINGLE TELEVISION PRESENTATION) を受賞した。制作された当初はシリーズ化が計画されていたが、実現しなかった。日本では字幕版VHSが販売されている[1]
新シリーズ(2005年 - )

連続ドラマとしては16年ぶりとなる。製作はBBCウェールズ。9代目ドクターからのスタートとなり、宇宙を揺るがす大戦争タイム・ウォーによりタイムロードがダーレクとの相打ちで絶滅したと判明する。

2005年から放送、1話約45分。13話を1シーズンとして1年間に1シーズンずつ放送し2008年まで続いたが、10代目ドクターが11代目へと交代するにあたりスタッフを一新、全面リニューアルすることとなった。新たな幕開けとなるシーズン5へ向けての充電期間として、2009年は4本のスペシャルのみが放送された。また、2009年のイースター・スペシャル『死の惑星』より全編HDTV(1080i)方式による放送が開始された。

2010年のシーズン5からはラッセル・T・デイヴィスに代わってスティーヴン・モファットが制作総指揮を担い、11代目ドクターと12代目ドクターの時期を担当した。

2018年のシーズン11からは13代目ドクターのシリーズとなり、クリス・チブナルを製作総指揮にして再びスタッフが一新された。

2023年からは、ラッセル・T・デイヴィスが60周年記念スペシャルより製作総指揮に復帰し、バッド・ウルフ・プロダクション製作の元、製作を担う。それに加え、イギリスとアイルランド国外ではDisney+による独占配信が発表された[2][3]
スタッフ
2005年 - 2009年マレイ・ゴールド

プロデューサー - フィル・コリンソン

製作総指揮 - ジュリー・ガードナー、ラッセル・T・デイヴィス ほか

脚本 - ラッセル・T・デイヴィス、テリー・ネイション、スティーヴン・モファット ほか

演出 - ユーロス・リン、ジェームズ・ハウズ、ジェームズ・ストロング ほか

プロダクション・デザイン - エドワード・トーマス

視覚効果製作 - ザ・ミル

テーマ作曲 - ロン・グレイナー

音楽 - マレイ・ゴールド

指揮・編曲 - ベン・フォスター

演奏 - BBCウェールズ交響楽団

2010年 - 2017年スティーヴン・モファット

プロデューサー - ピーター・ベネット、マーカス・ウィルソン ほか

製作総指揮 - スティーヴン・モファット、ピアース・ウェンガー、ベス・ウィリーズ ほか

脚本 - スティーヴン・モファット マーク・ゲイティス、トビー・ウィトハウス ほか

演出 - アダム・スミス、ダグラス・マッキノン、レイチェル・タラレイ ほか

プロダクション・デザイン - エドワード・トーマス(シリーズ5のみ)、マイケル・ピクウッド(シリーズ5 クリスマス・スペシャル以降)

視覚効果製作 - ザ・ミル

テーマ作曲 - ロン・グレイナー

音楽 - マレイ・ゴールド

指揮・編曲 - ベン・フォスター

演奏 - BBCウェールズ交響楽団

2018年 - 2022年

プロデューサー - ニッキー・ウィルソン、アレックス・マーサー

製作総指揮 - クリス・チブナル、マット・ストレイヴンス ほか

脚本 - クリス・チブナル、エド・ハイム、ヴィネイ・パテル ほか

演出 -ジェイミー・チルズ、ジェイミー・マグヌス・ストーン、リー・ヘブン・ジョーンズほか

テーマ作曲 - ロン・グレイナー

音楽 - セガン・アキノラ

2023年 -

プロデューサー - フィル・コリンソン

製作総指揮 - ラッセル・T・デイヴィス、ジュリー・ガードナーほか

演出 - レイチェル・タラレイほか

脚本 - ラッセル・T・デイヴィス、ケイト・ヘロンほか

テーマ曲 - ロン・グレイナー

音楽 - マレイ・ゴールド

制作会社 - バッド・ウルフ・プロダクション

受賞

BAFTA テレビ賞 (British Academy Television Awards)

2005年度・2006年度 - 最優秀ドラマシリーズ

2005年度 - パイオニア・オーディエンス賞

2006年度 - パイオニア賞

ヒューゴー賞

2005年度 - 最優秀映像作品賞 短編部門 (Best Dramatic Presentation, Short Form)

第9話「空っぽの少年」、第10話「ドクターは踊る」


2006年度 - 最優秀映像作品賞 短編部門

第18話「暖炉の少女」


2007年度 - 最優秀映像作品賞 短編部門

シリーズ3第10話「ブリンク」


2009年度 - 最優秀映像作品賞 短編部門

秋スペシャル「火星の水」


2010年度 - 最優秀映像作品賞 短編部門

シーズン5第12話「パンドリカが開く」 / 第13話「ビッグバン」

ナショナル・テレビジョン賞 (National Television Awards)

2005年度 - 最優秀男優賞

クリストファー・エクルストン


2005年度・2006年度 - 最優秀女優賞

ビリー・パイパー


2005年度?2009年度 - 最優秀ドラマ賞

2006年度・2007年度 - 最優秀男優賞

デイヴィッド・テナント


2008年度・2009年度 - 最優秀ドラマ演技賞

デイヴィッド・テナント


2011年度 - 最優秀男優賞

マット・スミス


2011年度 - 最優秀女優賞

カレン・ギラン

TV Quick & TV Choice賞

2005年度 - 主演男優賞

クリストファー・エクルストン


2011年度 - 最優秀家族向けドラマ賞

2011年度 - 最優秀女優賞

カレン・ギラン

ブロードキャスト・マガジン賞(Broadcast)

2006年度 - 最優秀ドラマ賞

BBC TV モーメント賞

2005年度 - ゴールデンモーメント賞

第10話「ドクターは踊る」

スクリーム賞

2011年度 - 最優秀SF男優賞

マット・スミス

SFX賞

2011年度 - 最優秀テレビ番組賞

2011年度 - 最優秀テレビ男優賞

マット・スミス


2011年度 - 最優秀テレビ女優賞

カレン・ギラン


登場人物
ドクター

本作の主人公。惑星ガリフレイ出身のタイムロードであり、命が危機に瀕すると再生して記憶を引き継いだまま別の容姿・人格になるというタイムロードの性質ゆえ、様々な容姿・性別・年齢のドクターが存在する。タイムマシンターディスを盗んで旅に出ており、地球人など様々な人物をコンパニオンとして旅に連れ出す。詳細は「ドクター (ドクター・フー)」を参照
コンパニオン

ドクターは、毎回1人から3人の仲間とともにターディスで旅し、様々な危機に対してともに立ち向かう。その仲間たちはコンパニオンと呼ばれている。若い女性であることが多い。地球人だけでなく、異星人やタイム・ロード (ロマーナ) であることもある。冒険ののち、彼らは様々な事情でターディスを降りることになるが、サラ・ジェーン・スミスのように時をおいてドクターと再び合流することもある。
サラ・ジェーン・スミス
演 - エリザベス・スレイデン / 日本語版 - 平野文3代目、4代目、5代目ドクターのコンパニオンであった地球人の女性ジャーナリスト。30年ぶりにドクターと再会する[† 1]。K-9をドクターから預けられるが、歴史を変えないためにその存在を隠し続けていた。ドクターに恋をしていたことが作中でほのめかされており、ローズに対し半ば対抗意識を見せる。最終的に二人は「タイム・ロードという面倒な男を愛した仲間」として友情で結ばれる。最後には過去に言えなかったドクターへの感謝と別れの言葉を告げ、K-9とともに日常へと帰ってゆく。後にUNITに所属する。活躍はスピンオフ「サラ・ジェーン・アドベンチャー」で描かれ、シーズン4でも再登場する。
K-9(ケイ・ナイン)
K-9声 - ジョン・リーソン / 日本語版 - 多田野曜平51世紀の型ロボット[注 1]。4代目、8代目ドクターのコンパニオンでもあった。シリーズ2で25年ぶりの再登場を果たした。口癖は「もちろんです ("Affirmative!") 」。経年劣化で壊れており、ドクターに修理され復活する。クリリテーンとの戦いでクリリテーンオイルを爆破し彼らとともに爆発に飲まれた。


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