ドクター・ストレンジ
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マスター・ウルトラスリム・パーペチュアル[12]
ストレンジがクリスティーン・パーマーから貰った高級腕時計で、本体の裏には『Time will tell you how much I love you, Christine.』というメッセージが彫られている。事故後のストレンジは、両手の手術費用のために保有していたさまざまな高級品を売り払ったが、唯一この腕時計だけは売らなかった。しかし、カトマンズの路地裏で暴漢にこれを狙われた挙句、ストレンジが袋叩きにされたことで文字盤は割れてしまい、動かなくなってしまった。それでもストレンジはこの腕時計を持ち続け、“ドルマムゥ”の撃退後、修理することなく左手に巻く。まさにストレンジのクリスティーンに対する想いが込められた腕時計である。
グランド・レベルソ・ウルトラスリム 1931 ルージュ[12]
ストレンジがかつてニューヨークの自宅アパートの引き出しのケース内に仕込んだウォッチワインダーに収納していた高級腕時計コレクションの一つ。
コスモグラフデイトナ Ref.116520[12]
ストレンジがかつて蒐集したロレックスの高級腕時計。
モナコ シルバーダイヤル[12]
ストレンジがかつて蒐集したタグ・ホイヤーの高級腕時計。

このほかにも、交通事故に遭うまでランボルギーニ・ウラカンを愛車としてた。
各作品での活躍
ドクター・ストレンジ
本作で『MCU』初登場。天才的な医術を用いて治療困難な患者を救ってきた実績と、学界でも数々の講演を行う経歴を残すほど外科医としての高い人気を持ち[5]、ニューヨークの高級アパートに住み、音楽鑑賞や高級腕時計の収集、高級車の運転が趣味であったなど、富と名声を得ていた。だが愛車で学術発表会に向かう途中に、夜の山道で脇見運転をしたことで交通事故を起こしてしまい、両手の神経を損傷し、その機能を失う[注釈 16]。一命を取り留め、医師として復帰することに固執し、さまざまな治療法を7回も試してみるものの両手の機能は治らず、莫大な時間と費用の浪費に終わって世界中の医師に見放されると共に外科医としての道を断たれた。これにより激しく荒んでしまい、元恋人のクリスティーンにまで立ち去られる結果となるが、下半身不随になったジョナサン・パングボーンがある治療施設に行ったのち平然と歩けるようになったという噂を知り、本人から話を聞くと、藁にもすがる思いでわずかな所持金をはたいて、治療のためにネパールカトマンズにあるカマー・タージへ向かう。暴漢から救ってくれたモルドに案内されてカマー・タージの門を叩き、自分に多元宇宙由来の魔術の存在と、これまでの世界の常識の範疇外の事象を見せつけたエンシェント・ワンに弟子入りした。入門して間もない頃は、ゲートウェイを開く修行にも苦労していたが、兄弟子となったモルドやウォンの指導も加え、瞬間的記憶と学習能力、旺盛な探究心や向上心をもって数か月で魔術師としてのランクを上げていき、新たな魔術を会得しようとするあまり、やや規則を無視する傾向を見せたほど、魔術の道を究めようとした。しかし戦うことに関しては、人の命を助ける医者であったため、敵であっても殺生は好まず、困難を前にしても避けようとしていた[注釈 17]。だがアベンジャーズも関知できない別次元の脅威を知り、それを呼び起そうとするカエシリウスらゼロッツとの戦いに巻き込まれ、エンシェント・ワンの闇の魔術の行使を目の当たりにして、致命傷を負った彼女から最後の教えを受けながら、その最期を看取った。戦いの最中の負傷を応急処置してくれたクリスティーンとも別れることになるが、“暗黒次元”が出現した香港でゼロッツやドルマムゥに決戦を挑み、その結果、アガモットの目の力を使って、破壊された街中を修復し、ゼロッツとドルマムゥを撃退することに成功した。魔術に失望したモルドとの別離を経てアガモットの目を元の位置に戻すと、サンクタム・サンクトラムで魔力によって両手を上手く動かせそうな兆候に気づく。
マイティ・ソー バトルロイヤル
本作では両手に黄色い手袋をはめており、この世の脅威となるあらゆる存在について調べ、“サンクタム”を守護すると共に、ロキを容易くゲートウェイに閉じ込めて捕獲し、ソーすらも翻弄するほどの魔術の冴えを見せる。アスガルド人が地球に来ると何かとトラブルを起こすと危惧しているため、ソーとロキが地球に来た時にはいち早くその存在を察知。以前地球に危機をもたらしたロキを連れてきたソーの目的を聞き出すべく、ロキを異空間へ閉じ込めた上でソーをサンクタム・サンクトラムへ招き、オーディンを見つけたら直ちにアスガルドに帰ることを条件に、2人をオーディンがいるノルウェーへ導く[注釈 18]
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
本作ではタイム・ストーンを内包するアガモットの目を持っていることから、サノスの群勢に狙われることになり、ストーンがサノスに渡れば宇宙が滅ぶことを懸念して、トニーたちの命よりタイム・ストーンを守ることを最優先事項としている。サンクタム・サンクトラム(ニューヨーク)に落着したブルースから、サノスらがインフィニティ・ストーンを狙って直接動き始めたと知らされるとトニーを招き、ストーンの概要を伝えるが、自身の不遜な態度や発言も手伝って、非協力的な姿勢を見せるトニーといがみ合ってしまう。そこへタイム・ストーンを狙って襲来したマウとカル・オブシディアンに応戦するも、マウに捕まってQシップに乗せられて地球外へ連れ出され、ストーンを渡すよう拷問されてしまう。そこに現れたトニーとピーターに救われ、サノスとの戦いを決意したトニーからの頼みにより、ストーンを守るだけでなくいざという時の戦力として行使することを決め、トニーやピーターとの共闘を承諾する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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