チベットの魔術師エンシェント・ワンは、紛れも無く本物の魔法・魔術を扱う魔術師であった。ストレンジの中に何かを感じ取ったエンシェント・ワンは、治療の代償として弟子入りを持ちかける。最初はそれを断ったストレンジだったが、吹雪による足止めの最中、エンシェント・ワンの弟子・モルド男爵がスケルトンを召喚し、師に向けてけしかける様子を目撃する[1]。
すぐに魔術師の師匠にそれを知らせようとしたストレンジだったが、モルドの魔法で身動きがとれなくなる。ところが、師匠はスケルトンの攻撃をあっさり退けてみせた。その力に驚き、同時にモルドの悪意ある魔術に落胆するストレンジ。しかし、「自らの師を襲う」という行動に疑問を抱いたストレンジは、その理由の中にこそ相手を止める方法があると考え、エンシェント・ワンの弟子として魔術を学ぶことを決意する[1]。
7年間の修行の末に魔術を会得したストレンジは、魔術を正しきことに使うため「ドクター・ストレンジ」と名乗ってヒーロー活動を開始する[1]。
その後、カイ・シリウスがエンシェント・ワンを殺したため、現在ではドクター・ストレンジがマーベル最高の魔術師「ソーサラー・スプリーム」の座に位置している。 ストレンジの最大の力。魔力によって様々な超常的現象を起こすことができる。 自らの努力で長い修行の末に力を手に入れただけあって「人生経験」が豊富で、リーダーとしての資質を備えている。多くのヒーロー達の相談相手となっており、彼らが様々な困難に直面した際には彼らを導く存在として頼りにされている。 魔法を使わずとも、普通の人間では最高レベルと言えるほどのそれを有している。魔法が使えなくなった時の為にエンシェント・ワンが教えた。 魔法の修行のおかげでストレンジは歳をとらなくなっている。しかし、不死ではない。マーベルユニバースの在り得たかも知れない未来を描くシリーズ『アースX』では、意識不明の昏睡状態のまま生き続けていた。 魔法を使わずとも、思念を飛ばして離れた人間と会話することが可能。 可視光線以外の光線を視認することができ、また透視能力によって隠された罠等を見破ることもできる。 近い未来を予知出来るレベル。 スタン・リーの『テイルズ・オブ・サスペンス』(テイルズ オブ シリーズを参照)で、ロバート・バーンスタインとジャック・カービーは「カール・ストレンジ」という犯罪者の科学者を紹介した。そのキャラクターは落雷の影響によって高い知能を獲得し、世界征服を試みたがアイアンマンによって倒された。そのストーリーはドクター・ストレンジがデビューする2ヵ月前に描かれた[2]。 リミテッド・シリーズの『マーベル1602 『スパイダーマン2099 Dr.ストレンジの魔術の師匠。500歳以上の年齢で、長期にわたり地上を悪魔などの侵略から守ってきた偉大な魔道師「ソーサラー・スプリーム」。強力な魔術師である自身の身体を媒介にシュマゴラスが地球に侵入しようとした際に、エンシェント・ワンの精神世界で阻止しようとDr.ストレンジが苦戦を強いられる中、自らの提案でシュマゴラスを道連れにストレンジの手で自決。死の間際、Dr.ストレンジに「エンシェント・ワン」の称号とその力の一部を譲り渡し、大地と一体となる。その後、何度か霊的存在として姿を現している。 ストレンジにとって、カオスディメンションにおける唯一の盟友である女性。同時に弟子であり恋人でもある。強敵ウマールの娘でドーマムゥの姪にあたり、元々は敵だった。その後、母に対して反旗を翻し、ストレンジに協力するようになった。後のカオスディメンションの女王として迎えられている。ディフェンダーズにも参加していたこともある。
能力
魔術
具体例
魔法によるバリア
空間跳躍による瞬間移動
飛行能力
催眠術
念動力
黒魔術 - 通常の魔法では起こせない程の超常現象を扱うことができる強力な黒魔術。使用には強い副作用が生じ、現世への悪影響も大きい為、ストレンジは滅多に使おうとはしない。ストレンジ自身もこれを嫌っている節がある。
人柄
格闘術
不老
テレパシー
目
占星術
他のバージョン
プロトタイプ
1602
マーベル2099
ドクター・ストレンジの交友関係
ヒーロー
エンシェント・ワン(Ancient One)
クレア(Clea)
ディフェンダーズ(Defenders)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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