日本語で用いられているドイツ語由来の語は必ずしも本来の意味を正しく反映していない、あるいは幾つかある意味のうち一つのみが用いられていることがあるので、ドイツ語を話すもしくは学ぶ際には注意が必要である。 ドイツ語では、一般名詞、代名詞、冠詞、形容詞に主格・属格・与格・対格の区別があるが、日本のドイツ語教育ではこれらを伝統的に1格(主格)・2格(属格)・3格(与格)・4格(対格)と呼ぶ。ただし、この呼称はドイツ語圏をはじめ欧米ではほとんど使われない。また、この名称は他言語と共通性がないので、比較言語学、言語類型論の観点からは勧められないとされる。 英語と同じラテン文字にウムラウト(変母音、A, a; O, o; U, u)とエスツェット(s、ギリシア文字の β (ベータ)とは異なる)を加えた30文字を使用する。なお s は語頭に来ることがないため、元来大文字は存在しなかった。ウムラウトやエスツェットが表示できないときは、 と代用表記することになっている。表題やマンガの台詞などで単語をすべて大文字にする場合、s は “SS”、またはエスツェットの大文字 “?” で表記する。
日本におけるドイツ語学習
文字
A = AE / Ae
a = ae
O = OE / Oe
o = oe
U = UE / Ue
u = ue
s = SS / ss(旧正書法ではSZ / szも認められていたが、新正書法では除外された)
表
話
編
歴
ドイツ語アルファベット
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZAOUẞ
abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaous
なお第二次世界大戦終了後まで、ブラックレターの一種であるフラクトゥール(ドイツ文字、亀の子文字とも)が印刷に、これを基にしたジュッターリーン体が筆記に用いられていたが、現在では装飾用などに使われる程度である。 ドイツ語音韻論を参照のこと。 ドイツ語は、他の西洋の現代語と比べて格が重要な役割を持つ。名詞や代名詞の語形で、格変化が生じる。ドイツ語の格には主格(1格、Nominativ)、属格(2格、Genitiv)、与格(3格、Dativ)、対格(4格、Akkusativ)がある。 ドイツ語の表現集
数体系body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
1: eins
2: zwei
3: drei
4: vier
5: funf
6: sechs
7: sieben
8: acht
9: neun
10: zehn
11: elf
12: zwolf
13: dreizehn
20: zwanzig
21: einundzwanzig
22: zweiundzwanzig
23: dreiundzwanzig
30: dreisig
31: einunddreisig
32: zweiunddreisig
40: vierzig
41: einundvierzig
42: zweiundvierzig
43: dreiundvierzig
50: funfzig
60: sechzig
70: siebzig
80: achtzig
90: neunzig
100: hundert
200: zweihundert
1,000: tausend
音韻
文法詳細は「ドイツ語の文法」を参照
格
代名詞
動詞
名詞
形容詞
命令法
表現
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ヨーロッパ全土ではロシア語に次いで多い。
^ ただしこれはドイツ語では「(専業としての)仕事」「労働」という意味であり、日本語で用いられる「アルバイト」は一般に Job という。