ドイツ語
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低シレジア方言(Schlasch) - ポーランドシレジア地方、チェコボヘミア地方、ブランデンブルク州の一部で話される。


ヴィラモヴィアン語(Wilmesaurisch) - ポーランド南西部のビェルスコ=ビャワ近郊の町ヴィラモヴィツェで話される。


上部ドイツ語(Oberdeutsch)

上部フランケン諸語(Oberfrankisch) - 上部フランク方言、「フランケン語」に分類される。

東フランケン語(Ostfrankisch) - 主にケムニッツ地方バイエルン州北部にあるウンターフランケンミッテルフランケンオーバーフランケンといった現在のフランケン地方で話される。

フォクトラント方言(Vogtlandisch)

エルツ方言(Erzgebirgisch)


南フランケン語(Sudfrankisch) - 「南ライン・フランケン語」とも呼ばれ、主にプファルツ地方ライン地方)南東部、バーデン=ヴュルテンベルク州北部にあるハイルブロンフランケン地方カールスルーエ地方ラインネッカー地方などで話される。

ヴュルテンベルク方言(Wurttembergisch) - ヴュルテンベルク地方を中心に話される。



バイエルン諸方言(Bairisch)- ミュンヘン - オーストリアドイツ語圏とチロル地方と相互に影響していると指摘される。「バイエルン・オーストリア語」という独立言語として扱うこともある。

北バイエルン方言(Nordbairisch) - レーゲンスブルクなど、バイエルン州中部で話される。

中央バイエルン方言(Mittelbairisch) - ミュンヒェンザルツブルクヴィーンなど、バイエルン州南部とオーストリア北部で話される。

南バイエルン方言(Sudbairisch) - インスブルックリエンツおよびグラーツなど、オーストリア南部で話される。

ゴットシェー語(Gottscheerisch) - スロベニア中部のカルニオラ地方と南部のコチェーヴィエ地方で話される。

モケーニ語(Mochenische) - イタリア北部トレント自治県で話される。



アレマン諸方言(Alemanisch) - シュトゥットガルト - スイスドイツ語圏とアルザス地方と相互に影響していると指摘され、オーストリア西部・フォアアールベルク州などで話される。

シュヴァーベン方言(Schwabisch) - シュヴァーベン地方で話される。

スイス諸方言(Schwyzerdutsch)

ヴァリス方言(Walliserdeutsch)

アルザス方言(Elsasserdeutsch)

ペンシルベニア・アレマン語(Pennsilfaanialemanisch) - アメリカ合衆国ペンシルベニア州中西部で話される。



イディッシュ語 - アシュケナジムユダヤ系ディアスポラ)の言語。


北部方言(低地ドイツ語 Niederdeutsch)1910年の時点でのドイツ語・オランダ語の方言分布図。1945年以降のドイツ人追放より前のドイツ領や周辺諸国領を含む

低地ドイツ語は中部ドイツ語・上部ドイツ語と方言連続体を形成しており、かつては同じ言語と見なされていた。だが今日は第二次子音推移を経ていないことなどを始めとする大きな相違点から、明確に他言語であると考える傾向が強い。また、低地フランク語は他の低地ドイツ語(低ザクセン語、東低地ドイツ語)と比べアングロ・フリジア語群との共通点が少ないことから、低地フランク語を低地ドイツ語に含めず別の言語グループとする場合がある。

低地ドイツ語(Niederdeutsch)

低ザクセン語(Niedersachsisch) - 「西低地ドイツ語」(Westniederdeutsch)とも呼ぶ。EUから地域言語の地位を得ている。低地フランク語に属するオランダ語との言語連続体に属すると考えられている。

ヴェストファーレン方言(Westfalisch)

オランダ低ザクセン語(Nedersaksisch) - 低ザクセン語諸方言のうち、オランダ領内で話されるもの。「低地フランク語」に属する狭義のオランダ語とは別区分。

フローニン語(Gronings)



オストファーレン方言(Ostfalisch) - ハノーファー都市部が最も発音に関する標準語に近いとされる(舞台ドイツ語も参照)。

北低ザクセン方言(Nordniedersachsisch) - ハンブルクキールなどで話される。


東低地ドイツ語(Ostniederdeutsch)

フォアポンメルン方言(Vorpommersch) - ロストックシュヴェリーンなどで話される。

中部ポンメルン方言(Mittelpommersch)

東ポンメルン方言(Ostpommersch)

マルク・ブランデンブルク方言(Mark-brandenburgisch)

低地プロイセン方言(Niederpreusisch) - バルト語派の影響が指摘されている。

メノナイト低地ドイツ語(Plautdietsch)



低地フランク語(Niederfrankisch) - 「低地フランコニア語」、「低地フランケン語」とも呼ばれる。

オランダ語(Niederlandisch)

アフリカーンス語(Afrikaans)


フラマン語(Flamische Dialekte)

西フラマン語(Westflamisch)


ゼーラント語(Seelandisch)

リンブルフ語(Limburgs) - ドイツでは低地フランク語の一つと捉えるが、オランダ、ベルギーでは西中部ドイツ語と一つと捉えられ、見解が分かれている。



歴史962年神聖ローマ帝国におけるドイツ語の分布(東方殖民以前の分布)ドイツ語話者の分布は、第二次大戦におけるドイツの敗北により、大きく変化した。図は1910年の国勢調査をもとにした1945年までの分布(紺色)図は1950年時点の分布(紺色) ポーランド・チェコからはドイツ語話者がほぼ一掃されている。しかしながら、ドイツ語話者は少数民族として東欧各地に残った(空色)

「ドイツ語」という語は786年 theodiscus(テオディスクス) というラテン語型で初めて文献に登場するが、これは「民衆の」という意味を表す古高ドイツ語の形容詞 diutisc から派生している。このテオディスクスはチュートン人(Teutone=トイトーネ、ドイツ語辞書によると、ゲルマン系で古高ドイツ人の先祖とされる)のラテン語形ともされる。


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