東ドイツにおいては三人の実力者が組織を指導し運営する、集団指導の仕組み(トロイカ体制)が取られることがあった。東ドイツ初のトロイカは、ヴァルター・ウルブリヒト、ヴィルヘルム・ピーク、オットー・グローテヴォールによる集団指導体制が事実上そうである。その後も同国でトロイカ体制が度々起こることがあった。しかし、多くの最高指導者が国家元首である国家評議会議長を兼任していた。「トロイカ体制」も参照
構成員
(役職)期間備考
1950年7月25日[3]
↓
1960年9月7日[4]
ヴァルター・ウルブリヒト
(中央委員会書記長)ヴィルヘルム・ピーク
(共和国大統領)オットー・グローテヴォール
(首相)
1971年5月3日
↓
1973年8月1日
エーリッヒ・ホーネッカー
(中央委員会第一書記兼国防評議会議長)ヴァルター・ウルブリヒト
(国家評議会議長)ヴィリー・シュトフ
(閣僚評議会議長)
1973年10月3日
↓
1976年10月29日
エーリッヒ・ホーネッカー
(第一書記兼国防評議会議長)ヴィリー・シュトフ
(国家評議会議長)ホルスト・ジンダーマン
(閣僚評議会議長)
1989年10月18日
↓
1989年10月24日
エゴン・クレンツ
(中央委員会書記長)エーリッヒ・ホーネッカー
(国家評議会議長)ヴィリー・シュトフ
(閣僚評議会議長)
脚注[脚注の使い方]^ ソビエト連邦の最高指導者同様、正式な称号ではなく主に党の書記長のことを指す。
^ ソビエト連邦最高会議幹部会議長に相当
^ Reim 2002, pp. 18?19.
^ Rappaport 1999, pp. 141 & 326.
関連項目
ドイツ民主共和国国家評議会議長
ドイツ民主共和国の首相
ドイツの国家元首一覧
ドイツの首相
ドイツ社会主義統一党
ドイツ民主共和国
ヴァルター・ウルブリヒト
エーリッヒ・ホーネッカー
ソビエト連邦の指導者の一覧
ソビエト社会主義共和国連邦