ナチス体制の崩壊後、連合国軍は1945年6月5日に「ベルリン宣言」を発してドイツに中央政府が存在しないことを宣言し、ドイツ国は完全に消滅した。その後成立したドイツ連邦共和国(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)はいずれもドイツ国の国号を用いず、継承国とはみなされていなかった(ドイツ再統一後のドイツ連邦共和国については継承国を参照)。
現在のドイツでは「NS-Deutschland」や「Nazi-Deutschland」などの名称も用いられる。
脚注^ フリードリヒ3世?マクシミリアン1世以降、「ドイツ人の神聖ローマ帝国」 (Heiliges Romisches Reich Deutscher Nation)。この国号の「ドイツ人(ドイツ国民、Deutscher Nation)」とは、ドイツ語の話者全体ではなく、諸侯、都市、騎士といった帝国身分のことを指している(坂井榮八郎『ドイツの歴史百話』84頁)。
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