詩人エイリーフル・ゴズルーナルソン(英語版)によるスカルド詩『トール讃歌(ソール頌歌)』においては、トールはシャールヴィと共にゲイルロズの館に行き、一族を倒している。 サクソ・グラマティクスが記した歴史書『デンマーク人の事績』では邪神として登場する。ホテルス(ヘズ)と対決したトールはミョルニルで応戦するが、彼の持つ魔剣の前にミョルニルを柄から真っ二つにされる。 トールの呼び名としては などが挙げられる。 北欧諸国では男性名として定着している。スペルはThorとTorの二種類、カタカナ表記は「トール」か「トル」が多く「ソー」と表記されることは少ない。また「トールの石(Dorsteinn)」を意味するトルステン
デンマーク人の事績
トールの呼称
あらゆる神の首領
車のトール[25]、戦車を駆る者
轟く者
広くさすらうもの
オーディンの子[26]、ユッグ(オーディン)の子[27]、シーズグラニ(オーディン)の子[28]、ヴィーザルの身内[29]
フィヨルギュンの子[30]、フロージュンの音の聞こえた息子[30]
シヴの夫[27]、メイリの兄[26]、マグニの父[26]、モージの父[31]、スルーズの父[32]、ウルの父[32]
ミズガルズの尊い守護者
国土の神
大地の子[33]
人間たちの友[34]
フロールリジ[27]
ヴェーオル[34]
ヴィングトール(「ヴィング」は「(武器を)ふるう者」の意か)[33]
フローズ(巨人)の敵[35]、女巨人泣かし(殺された巨人の妻が泣くため)[35]、巨人殺し[36]
山羊の主人[36]
ビルスキールニルの侯[32]
トールの名を持つ著名人
トル・フースホフト(Thor Hushovd) - ノルウェー出身の自転車プロロードレース選手。名前に引っかけて「雷神」と呼ばれることもある。
トル・ホグネ・オーロイ(Tor Hushovd) - ノルウェー出身のプロサッカー選手。
トール・ヘイエルダール(Thor Heyerdahl) - ノルウェー出身の人類学者、探検家。