トーマの心臓
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

注釈^ 『トーマの心臓』のテーマについて、萩尾は「テーマはですね、いつ人は愛を知るのか、愛に目覚めるのか」と語っている[2]
^ 『萩尾望都マンガの魅力』(鈴木志郎康著 清山社 1978年)のインタビューで萩尾は「その後イギリスへ旅行して、『ジーザス・クライスト・スーパースター』の映画をみました。これでキリスト教と、宗教の救いについていろいろ考えて、そして、やっと『トーマの心臓』の結末が頭に浮かびました。」と語っている。
^ 『トーマの心臓1』(小学館文庫・旧版 1980年)の作者あとがきに「いつだったか、ディディエ・オードパン主演の『悲しみの天使』という、男子寮を舞台にした友愛(?)映画を見たのですが(中略)、見ていた私は自殺した少年に同情するあまり立腹し、“恋愛の結果一方が自殺し、一方が「悪かった」と後悔して、そしておしまい、なんて、どうもその後が気になってしまう”といらだち、“じゃあ、誰かが自殺したその時点から始まる話をつくってみよう”というのでつくった話が実は『トーマの心臓』です」と記載されている。
^ オスカーに「アルツト」(Arzt、ドイツ語で「医師」の意味)と呼ばれている。
^ そのため、トーマとエーリクは「はとこ(またいとこ)」である。
^ 「番外編ではありません。後日談でもありません。」と作者は記している[7]
^CREA』1992年9月号「特集THE少女マンガ!! 夢の永久保存版」のインタビューの中で、作者は「最初この3部作を描きあげれば終わるはずだったのですが、やっているうちにアイデアが次々浮かんできて、時間のあいまを埋めていくようにストーリーが膨らんできました」と語っている。
^ 翌年の創立祭の前日に溺れたのは学校の名と同じガブリエル・スイスという上級生で、作品の中では溺れたというだけで死んだとの記載はない。しかし、『別冊少女コミック』1973年6月号に掲載された第3話の冒頭のあらすじに「この学校にはへんな伝説があった。2年まえロビン・カーという少年が張り出し窓から川へ落ち、それからその幽霊がでて毎年同じ日にだれかが死ぬというのだ。」と記載されており、ロビン・カー以後「同じ日にだれかが死ぬ」に該当するのは、この時点ではガブリエル・スイス以外にはいない。
^ 「みんなでお茶を」は『トーマの心臓』が『週刊少女コミック』に連載中の時期に『別冊少女コミック』に掲載された作品で、メガネを外した助手Aに対し「メガネかけろオスカー。今回はワキ役なんだ、カッコつけるな!」と作者自身がコマの隅でツッコミを入れている。また、『花嫁をひろった男』(『週刊少女コミック』1971年 春の増刊号)の主人公の名前もオスカーで、外観も両方のオスカー・ライザーによく似ているが、名字は不明である。
^ 作品中には冒頭に登場する校舎の外壁や冒頭およびエンディングに登場する鉄道駅の柵や列車の車両後部に原子力のマークがついた看板やヘッドマークが付けられているほか、劇中では和彦が薫に対し「発電所の事故の後遺症でね、(和彦の親が)2人とも死んでしまった」と話すなど、その設定を匂わせる描写、小道具もみられる。なお、「夏休み」期間ではなかったが、実際に1999年9月30日に茨城県東海村で2人が死亡した、当時としては国内史上最悪の原子力災害である「JCO臨界事故」が起きている(参考までに劇中に登場する駅から臨界事故が起きたJCOまで、直線距離で約36キロメートルほどしか離れてない)。
^ ただし、エンディングを主として大幅に映画と違いがある。
^ オープニングのタイトル表示直前とエンディングでスタッフロールに名前が載らない少年役(同じシーン・格好で登場)でも出演しているため、実質3役をこなした。

出典^ 『文藝別冊〔総特集〕萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母』河出書房新社、2010年、206頁、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 9784309977348

次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:85 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef