トータル・セリエリズム
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付点四分音符が12である[1]。強弱も同じく、ppppを1、pppを2、ppは3、pは4、quasi pを5、mpを6、mfを7、quasi fを8とし、ffffが12となる[1]。アタックは4と10を無印とし、>が1、アクセント・スタッカートが2、スタッカートが3、"normal"が5、が6、マルテッラートが7…そしては11、は12となっている[1]
欠陥

まず問題とされたのは、「人間が聴くことのできる情報処理能力には限りがあるではないか」ということであった。実際初期のトータルセリエリズム楽曲の演奏は甚だ誤りが多く、しかもそれを聴く聴衆の耳も誤りだらけであったために、問題は深刻化した。この問題はテクノロジーの発展とよい演奏家に恵まれて沈静化したが、1990年代に入って批判的に1950年代が分析できるのを待たなければならなかった。

もう一つの欠陥は「音響パターンの一様化」であった。このことにはすぐに多くの作曲家が気づき、後にはトータル・セリエリズムを超えたポスト・セリエルについての議論が加速化する。
脚註^ a b c ウルリヒ・ミヒェルス編『図解音楽辞典』角倉一朗 日本語版監修、白水社、1989年、518頁。ISBN 978-4560036860

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