海外のバンド・音楽家自らが、トリビュートバンドの実力を認め、交流したり、バンドメンバーの代役を務めさせたりすることもある。プログレッシブ・ロックバンドのイエスは、プロの音楽家としてのキャリアと共にイエスのトリビュートバンドに参加していたベノワ・ディヴィッドとジョン・デイヴィソンを正式メンバーとして加入させている。
一例として、プロとしての活動歴のあるメンバーから編成された、レッド・ツェッペリンのトリビュートバンド「レズ・ツェッペリン」は、2004年の結成以来、高い演奏技術とパフォーマンスを備えたバンドとして、各メディアから大絶賛されており、完全コピーというだけでなく、固有のカラーを打ち出し、CDが2008年に発売された[6]。
日本を拠点として活動していたクイーンのトリビュートバンド「KWEEN」は、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイから謝意を表された[7]。
2001年に結成され、ビートルズの曲を独自の味付けでカバーするバンド「ビータリカ」(BEATALLICA)に対しては、ビートルズの版権を持つ会社が、ビートルズの著作権侵害を理由に、ウェブサイトを閉鎖に追い込むなど、権利上のトラブルが起きていたが、ビータリカのファンがウェブサイト閉鎖の撤回を求めて、サイトが復活。2007年7月に1stアルバムがリリースされた[8]。 日本では、トリビュート・アルバムの制作、トリビュートコンサートの開催の際に、プロの音楽家によるバンド結成が多く行われている。一例として、2009年に、プロの音楽家によるトリビュートバンド「忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns」が結成されたことが挙げられる。メンバーは、仲井戸麗市、Leyona、CHARA、甲本ヒロト、真島昌利、トータス松本、UA、Char、ウィルコ・ジョンソン & Norman Watt-Roy
プロの音楽家による編成
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ゼブラヘッドのアルバム『フェニックス』(2008年)の日本盤ボーナス・トラックに収録されている楽曲「Not A Cover Band, We're a Tribute Band」(仮訳「俺たちはカバーバンドなんかじゃなく、トリビュートバンドなんだぜ」)のタイトルからも両者のニュアンスに違いがあることがうかがわれる。
出典^ ⇒熱気は本物以上!?洋楽トリビュートバンドの楽しみ方2007年4月4日 ORICON STYLEニュース
^ 前掲英語版 Tribute actを参照。
^ ⇒「トリビュートバンドの厳しさとリスペクト」2009年7月28日 柏環樹(音響デザイナー)ブログ JUNK STAGE
^ ⇒ビートルズが再びやって来た!?40年ぶり?「そっくりさんバンド」笑顔 ZAKZAK 2006年6月29日
^ ⇒“アバ”再誕?「モノマネ」超えたトリビュートショー ZAKZAK 2007年3月20日
^ ⇒バイオグラフィ レズ・ツェッペリン日本公式サイト
^ ⇒プロフィール 「KWEEN」公式サイト
^ ビータリカ情報ページ ソニーミュージック公式サイト内
^ 忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns、フジロック出演決定 2009年6月17日 ライブドアニュース
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