トランスフォーマー/最後の騎士王
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演 - アンソニー・ホプキンス / 吹き替え - 池水通洋トランスフォーマーが地球に来る謎を知っているイギリス貴族で、第12代フォルガン伯爵。いつも持ち歩いているステッキは銃に変形する機構を持つ。自宅のフォルガン城ではコグマンやブルドッグなど古くより地球で活動していたトランスフォーマーたちと暮らしており、屋敷には三作目で登場したセンチネルプライムのスペースブリッジなどトランスフォーマー所縁の品が集められている。古くから地球の歴史に関わってきたトランスフォーマーたちの協力者であるウィトウィック騎士団のメンバーにして最後の生き残りのひとり。ケイドが騎士のひとりからタリスマンを託されたことやユニクロンの復活が近づいていることをきっかけとしてケイドやヴィヴィアンに接触、地球を救うために奔走する。カーチェイスに際して落ち着き払った風格に似つかわしくない粗暴な発言をしたり、かなり茶目っ気のある人物。エドモンド曰くバンブルビーとも幼少期に出会ったことがあるとのことだが、バンブルビーの方は覚えておらず真偽は不明。ケイドとヴィヴィアンに後事を託した後は、シモンズから得た情報から独自に英国首相に直談判し、英国軍をストーンヘンジに向かわせるよう要請した。終盤、英国軍と共に自らもストーンヘンジに赴き、メガトロンに一撃を見舞うことで開戦の火蓋を切ったものの、メガトロンのフュージョンカノンで吹き飛ばされてしまう。最期は役目を果たしたことを喜びつつコグマンに看取られ息を引き取った。本作において伯爵役で出演しているホプキンスであるが、ホプキンス本人はナイトの叙勲を受けていることで知られている。
ヴィヴィアン・ウェンブリー / Viviane Wembly
演 - ローラ・ハドック (幼少期:Minti Gorne) / 吹き替え - 樋口あかり本作のヒロイン。オックスフォード大学の教授を務める文学者。ホット・ロッドに半ば拉致される形でエドモンドの元に連れてこられ、トランスフォーマーの秘密を探ることになる。父親とは死別し、実家で母親たちと同居しているが、早く結婚相手を探すように急かされており内心では辟易している。実はマーリンの直系の子孫であり、マーリンがアイアコンの騎士から託された杖を扱うことが出来る唯一の人物。父親もまたウィトウィック騎士団のメンバーであったが、ヴィヴィアンはそのことを知らなかった。モチーフになったのはアーサー王伝説に登場する湖の乙女であり、ヴィヴィアンの名前も「湖の乙女」の異名のひとつから採られている。
サントス / Santos
演 - サンティアゴ・カブレラ / 吹き替え - 北田理道前作でオートボット狩りを行っていたCIAの秘密部隊「墓場の風」の元戦闘員で、現在は対トランスフォーマー部隊「TRF」の指揮官。無人機の操作技術に長ける。トランスフォーマーを敵視しており、相手がオートボットであっても強い敵意を示し、オートボットを庇うケイドや、かつてオートボットの協力者であったレノックスと対立する場面もある。しかし、それぞれ身勝手な私欲や私怨からトランスフォーマーを迫害していた前作のアティンジャーやサヴォイとは違い、サントス自身はあくまでも人類のために戦っており根は正義感の強い人物。冒頭では子供が襲われていると勘違いし、キャノピーを殺害してしまった。終盤ではTRFとしてのプライドを捨て、敵対していたケイドやオートボットたちと共に共闘することになる。
ウィリアム・レノックス / William Lennox
演 - ジョシュ・デュアメル / 吹き替え - 矢崎文也かつて特殊部隊「N.E.S.T」の指揮官としてオートボットと共に戦った米軍兵士。現在は米国陸軍のモーシャワー将軍の直属の部下となっており、将軍からの指示で、対トランスフォーマー部隊「TRF」に協力者として出向。かつての戦友であるバンブルビーたちと心ならずも対立している。そのため、任務と友情との間に板挟みになったり、全トランスフォーマーの追放を提唱するサントスと意見が対立する場面もある。
シーモア・ルーサーフォード・シモンズ / Seymour Rutherford Simmons
演 - ジョン・タトゥーロ / 吹き替え - チョーかつてトランスフォーマーの存在を調査していた諜報機関「セクター7」の元捜査官で、これまで何度もトランスフォーマーたちの戦争に関わってきた。現在はキューバにあるトランスフォーマーの隔離居住区で暮らしており、エドモンドとは調査したトランスフォーマーの情報のやり取りを行う間柄。これまでの独自の調査から、各地に現れ始めた角とストーンヘンジの位置関係にいち早く気づいており、エドモンドに情報提供する。重要な情報を盾にエドモンドに対してウィトウィック騎士団へ加盟させることを要求するなど、偏屈ぶりや我の強さは全く変わっていない。本作でミドルネームが「ルーサーフォード(Rutherford)」であることが判明。
モーシャワー将軍 / General Morshower
演 - グレン・モーシャワー / 吹き替え - 原康義三作目までに登場していたアメリカ軍の将軍で、かつてレノックスの上官として特殊部隊「N.E.S.T」を指揮していた。今回のメガトロンの狙いを探るため、あえてケイドの隠れ家の情報をTRFとディセプティコンにリークした。
ジミー / Jimmy
演 - ジェロッド・カーマイケル / 吹き替え - 杉村憲司ケイドの協力者の一人で、ケイドのスクラップ場で副社長を務めている。半ば騙されるような形で雇われ、知らずうちにケイドの“共犯者”にされたことや、スクラップ置き場に匿っているオートボットのお目付け役を押し付けられることなど不満も多いようだが、内心ではケイドのことを憎からず思っており、自身が死に掛けていると勘違いした際にケイドへの親愛の情を吐露するシーンがある。
テッサ・イェーガー / Tessa Yeager
演 - ニコラ・ペルツ(声・写真のみ)/ 吹き替え - 中川翔子前作に登場したケイドの娘。本作品ではケイドとの電話口での会話で声のみ登場したほか、ケイドのトレーラーハウス内に写真が飾られている。前作以降無事に大学に進学している。ケイドとは別居しており、折に触れてケイドから無言電話を受けては心配する言葉をかけている。
サム・ウィトウィッキー / Sam Witwicky
演 - シャイア・ラブーフ(写真のみ)三作目までの主人公。写真のみの登場。なおこの写真は、一作目においてサムのeBayのアカウントのプロフィール画像として使用されていたもの。本作品で、トランスフォーマーの秘密を守ってきた「ウィトウィック騎士団」の血を引いていることが判明し、さらにウィトウィッキー家の家訓として語り継がれてきた「犠牲なくして、勝利なし」が本編全体にわたって登場する。エドモンドがウィトウィック騎士団の最後の生き残りであることを公言していることからサムも死亡している可能性があるが、サム本人がウィトウィック騎士団のメンバーであったという描写もなく、生死に関して明確に言及されてはいない。
アーチボルド・ウィトウィッキー
演 - ウィリアム・モーガン・シェパード(写真のみ)一作目にも登場したサムの曾々祖父にして、高名な北極探検家。劇中ではエドモンドの屋敷に写真のみ登場。子孫であるサム同様、彼もまたウィトウィック騎士団の系譜に列なる者として挙げられているが、実際に騎士団に加盟していたかは定かではない(一作目での描写から、トランスフォーマーの存在を知らなかった可能性が高い)。
マーリン / Merlin
演 - スタンリー・トゥッチ / 吹き替え - 梅津秀行アーサー王伝説に登場する人物。現在は偉大な魔法使いとして語り継がれているが、自他共にペテン師と認めるとおり、実際は飲んだくれで女好きの自堕落な人物であり、アーサーを除く円卓の騎士の面々からも信頼されていなかった。しかし、彼の「人生で一度でもいいから、人の役に立ちたい」という想いは本物で、彼の起こしたある行動が、劣勢に陥っていた戦局を覆し、円卓の騎士たちに勝利をもたらすきっかけとなった。
アーサー王 / King Arthur
演 - リアム・ギャリガン(英語版) / 吹き替え - 遠藤大智アーサー王伝説に登場する人物。伝説の存在とされた古代イギリスの王。マーリンを介してアイアコンの騎士たちと関わりを持っていたことが明かされる。
トランスフォーマー

本作品ではアーサー王伝説や第二次世界大戦をはじめ、トランスフォーマーたちが古くから人類史に関わりを持っていたという設定が明かされる。

そうした設定の一環として、下記のほかにもスタースクリームアイアンハイドなどを映したプロモーション動画が公開され、劇中でもショックウェーブやメガトロンなどトランスフォーマーの描かれた写真や資料などが登場している。なおこの「トランスフォーマーが映った画像」は、実在する写真や絵画にトランスフォーマーを描き込んだものが多い。現在はTRFによりオートボット、ディセプティコン陣営に関係無く大半が迫害されており、キューバの一部がトランスフォーマーたちの居住地として認められている程度に留まっている。こうした人類側の事情に反して、地球にやってくるトランスフォーマーの数は増える一方となっており、各地での軋轢の原因となっている。
オートボット / Autobots

前作のラストにてリーダーのオプティマスプライムが創造主に会うために宇宙へ旅立って以降、残されたオートボットたちはケイドのスクラップ場で暮らしている。他にもエドモンドの屋敷で暮らしている者、廃墟となったシカゴで暮らしている者やキューバに亡命した者、独自に生計を立てている者なども登場。
オプティマス・プライム / Optimus Prime
声 - ピーター・カレン / 吹き替え - 玄田哲章[6]オートボットのリーダーでトランスフォーマーサイドの主人公。ウェスタンスター・5700XEに酷似したトラクター(設定ではウェスタンスター・4900のカスタムモデル)に変形するが、劇中でビークルモードが登場したのは終盤のみで、これまでの作品で唯一変形を披露していない。前作で創造主へ会うために宇宙へ旅立ち、3年かけ、氷漬けの状態で故郷サイバトロン星へ帰還するも、待ち構えていた創造主クインテッサに捕まって洗脳され、地球を滅ぼす刺客ネメシス・プライムとして人類に牙をむく。洗脳の影響で瞳が青から紫に染まり、顔の左半面が赤くなっている。前作から引き続き使用しているテメノスソード、ベクターシールドの他、新たに右手首の手甲にハンドガン型の銃を、左手首の手甲に小型の刃を収納している。ネメシス・プライムの名称は、ビーストウォーズシリーズで発売されたビッグコンボイの玩具の塗装変更品が初出で、以来コンボイ(あるいはオプティマスプライム)の玩具を黒く変更したものとして幾度か発売されてきたキャラクターに由来する。また悪に堕ちる、あるいは悪に洗脳されて手先にされるという設定もこのネメシスプライムの玩具に基づいている。
バンブルビー / Bumblebee
声 - エリック・アーダール、一部のシーン:J・T・ウォルシュ / 吹き替え - 小原雅人、J・T・ウォルシュの声の部分:長谷川敦央オートボットの斥候にして、オプティマスの片腕。第二次世界大戦時はグレーの1937年式メルセデス・ベンツ・W142に、現在は黄色のシボレー・カマロに変形。オプティマス不在の今はオートボットたちの暫定リーダーを務めているが、他のメンバーからは不満が多い。前作から再びデザインが変わっており、変形ビークルが最新型カマロであることは変わらないものの、ロボットモードのデザインが旧三部作に近いデザインへと戻っている。本作品では接近戦での武器として戦槌セイバートロニアン・ハンマーを使用するほか、ビークルモードの左半分だけを変形させて敵を狙撃したり、身体を関節部分でバラバラに分離合体する能力も新たに獲得している。相変わらず喋ることが出来なかったが、デイトレーダーが売ってきた部品とイザベラの修理でいったん声を取り戻す。しかしその声はSiri(吹き替え - 織部ゆかり)による人工音声で、バンブルビー自身が望んだような声ではなかったために落ち込むというシーンがある。


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