トランスフォーマー
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日本ではスカイファイアーやオメガスプリームやスカイリンクス[注 4]、イギリスではスワープやレーザーウェーブ、ドイツではバンブルやスタースクリームがそれにあたる。変わったところでは、銃規制の変化によってアメリカで販売不可能となったメガトロンの例もある(そのため『G-2』以降のメガトロンは戦車などを変形モチーフとする)。

玩具は「ロボットから他のものに変形」が基本であるが、加えて多段変形、合体、一発変形など、様々なギミックを追加したシリーズが発売され、プレイバリューを広げた。これらのギミックも、前述のテックスペック同様にアニメやコミックの設定に活かされている。『G-2』以降ではボールジョイントを採用し、ロボット形態での関節部分のポーズ付けも重視された。

玩具には感温印刷を利用した「シークレットエンブレム」が貼られている。通常は全体が黒色だが、指などで温めることにより地の部分が赤→緑→青へ変化し、そのキャラクターが所属する軍のエンブレムが浮かび上がる。

玩具販売方式の特長に「敵側の重視」がある。戦力が拮抗するよう販売された。ライバルにあたるキャラクターが両軍にいるばかりか、初の合体兵士であるデバスターを皮切りに、電飾と電動歩行がライバルキャラより絢爛たる印象を与えるダイナザウラー や、当時としては破格の六段変形が可能なシックスショット、さらに『G-2』期初出後、幾度も流用された、組み合わせ遊びのポテンシャルが高いスモークスクリーン&ドレッドウィングなど、凝った作品を敵側に配する傾向がある[37] 。販売的に苦戦しがちな敵側キャラクターの増強という点や、ヒーローキャラクターはイメージが固定されておりデザインのバリエーションが難しいなどの点が理由とされる。こうした傾向は、アニメ初期では「主役不在の群像劇」という形で生かされており、初代の玩具CMで使われたフレーズ「君が選ぶ、君のヒーロー! 」[38]のとおり、視聴者が主役を決めることができる。つまり、敵役であるデストロンであっても、視聴者のヒーローなのである。

シリーズ成立以前の前史

ニューミクロマン ミクロチェンジシリーズ/実用ミクロチェンジシリーズ
身近なアイテムがロボットに変形するシリーズ。ガンロボワルサーP38がメガトロンに、カセットマンがサウンドウェーブなどに繋がっていく。

ダイアクロン カーロボット
実在する車両がロボットに変形するシリーズ。移動基地バトルコンボイがコンボイに、建設車ロボがデバスターなどに繋がっていく。

TRASFORMER
イタリアGIG社と提携して海外販売されたシリーズ。TF初期ラインナップとほぼ同様にミクロチェンジとカーロボットで構成されていた。

DIAKRON
タカラUSAによるロボットシリーズ第1弾であり、このシリーズの好セールスによりハズブロ社からのオファーに繋がる。カーロボットやガッツブロッカーなどがラインナップされていた。

KRONOFORM
タカラUSAによる初期トランスフォーマーに採用されなかったミクロマン&ダイアクロンをシリーズ化したもの。ダイアトレインやウォッチシリーズなどがラインナップされていた。

変身戦隊トランスフォーマー
1985年正式展開前に海外版パッケージの玩具を日本国内で試験販売した際のタイトル。
他シリーズからトランスフォーマーへの転用

トランスフォーマーに初めて転用された商品および、元となるシリーズと同様のカラーリングの商品のみ記載。
ダイアクロンからの転用

ダイアクロントランスフォーマー備考
カーロボットNo.1 カウンタックLP500S スーパーチューニングVSZ サンストリーカーダイアクロン版から大幅にカラーリングが変更されている
TRANSFORMERではサンストリーカーと同様のカラーリングも発売されていた。
カーロボットNo.2 ワンボックス チェリーバネット98 アイアンハイドダイアクロン版から大幅にカラーリングが変更されている。
ダイアクロン版と同様のカラーリングは「
アンコール」にて「アイアンハイド プロテクトブラック」として発売。
カーロボットNo.4 ワンボックス チェリーバネット 救急車タイプ99 ラチェット
カーロボットNo.5 4WDハイラックス25 トレイルブレイカー
カーロボットNo.6 ホンダ・シティR95 クロスカット
スクリーチ
カーロボットNo.7 フェアレディZ08 ストリーク
カーロボットNo.8 4WDハイラックス・レッカー車46 ホイストダイアクロン版から大幅にカラーリングが変更されている。
カーロボットNo.9 ホンダ・シティターボVSZ スキッズ
リアル&ロボシリーズ カーロボットNo.10 消防自動車 高層ビル用ハシゴ車10 インフェルノ
リアル&ロボシリーズ カーロボットNo.11 フェアレディZ レーシング45 スモークスクリーン
リアル&ロボシリーズ カーロボットNo.12 J59ジープ02 ハウンド
リアル&ロボシリーズ カーロボットNo.13 ポリスカーフェアレディZ09 プロール
カーロボットNo.14 ポルシェ935ターボ06 マイスター
カーロボットNo.15 ニューカウンタックLP500S04 ランボル
90 タイガートラック
92 ディープカバー
カーロボットNo.16 F-1 リジェJS1107 リジェ
カーロボットNo.17 カーロボット移動基地 バトルコンボイ01 コンボイ
カーロボットNo.18 ランチア・ストラトス ターボ03 ホイルジャック
カーロボットNo.19 ニューカウンタックLP500S ポリスカータイプ05 アラート
91 クランプダウンアラートはダイアクロン版から一部のカラーリングが変更されている。
クランプダウンはダイアクロン版とほぼ同様のカラーリングとなっている。
カーロボットNo.20 クレーン車47 グラップル
カーロボットNo.21 コルベットスティングレー44 トラックス
94 ロードレイジトラックスはダイアクロン版から大幅にカラーリングが変更されている。
ロードレイジはダイアクロン版とほぼ同様のカラーリングとなっている。
カーロボット合体基地 パワードコンボイC-69 ウルトラマグナスダイアクロン版からカラーリングが大幅に変更されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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