トランスフォーマー_(2007年の映画)
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変形車種であるバッファローは、カタログに掲載されていた写真の地雷処理用クローの迫力を見込まれての起用だったが、実際に実物を確認してみるとその大きさは36cm程度しかなかったため、急遽大型のクローが増設された[17]
登場兵器

F-22 ラプター

AC-130 スペクター

A-10 サンダーボルト

V-22 オスプレイ

MH-53 ペイブロウ

UH-60 ブラックホーク

RQ-1 プレデター

M1エイブラムス

フォースプロテクション・バッファロー

ダネルMGL

M4カービン

スタッフ

監督 -
マイケル・ベイ

製作 - ドン・マーフィー(英語版)、トム・デサント(英語版)、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュライアン・ブライス

製作総指揮 - スティーヴン・スピルバーグ、マイケル・ベイ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・ヴァーラディアン

製作補佐 - ケニー・ベイツ

脚本 - アレックス・カーツマンロベルト・オーチージョン・ロジャース

編集 - ポール・ルベルグレン・スキャントルベリー

撮影 - ミッチェル・アマンドセン(英語版)

撮影第二班 - ルーカス・エリントン

視覚効果 - スコット・ファーラー(英語版)

アニマトロニクス監修・操演 - グレゴリー・ニコテロ

美術 - ナイジェル・フェルプス(英語版)

衣装 - デボラ・リン・スコット

音楽 - スティーヴ・ジャブロンスキー

主題歌 - リンキン・パークワット・アイヴ・ダン

VFX - インダストリアル・ライト&マジックデジタル・ドメイン、CLMスタジオ

字幕翻訳 - 松崎広幸

吹替翻訳 - 岸田恵子

吹替演出 - 三好慶一郎

作品解説IAAでのプロモーション

何度か実写化は企画されてきたものの映像面の問題や物語展開が困難などの理由で不可能とされてきたが、映画会社が実写化を強く要望したためついに実現した。

企画の段階ではスティーヴン・スピルバーグが監督する意思があったが、脚本が完成した段階でメガホンを取る時間が割けず、また脚本の内容から「自分よりも若い監督がメガホンを取るべき」と判断したため、製作総指揮にまわりマイケル・ベイに監督を依頼した。スピルバーグは製作総指揮だけではなく、ベイ監督にも演出面で経費を節約するアドバイスを行っており、2億ドル以上かかると言われた本作品の制作費を1億5千万ドルまで抑えた。

マイケル・ベイは監督オファーの話が来た際、子ども向け玩具を原作とする本作品の監督をすることに難色を示していたが、ハズブロのトランスフォーマーに関する研修を受けさせてもらい、映像資料などを観ていくうちに考えを改めたという[18][19]。終盤においてメガトロンに指一本で弾き飛ばされた男性はエキストラ出演したマイケル・ベイ本人である。

ILMVFXチームは、同時期に『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のVFX制作の依頼が来ていたが、スタッフのほとんどがトランスフォーマーのファンだったため、同映画の制作を蹴って本作品を選んだ[要出典]。

ダイ・ハード4.0スパイダーマン同様、少年が困難に対処する中で男気を発揮し、最後に憧れの女性の心をつかむというサクセス・ラブロマンスの形式となっている。
コンセプト・デザイン

作中でバンブルビーが変形する新型カマロを使用するにあたり、ゼネラルモーターズが自社ブランド自動車の使用を条件に出したことから、オプティマス・プライムとバリケードを除く主要車種がGM社の車で統一されている。

キャラクター作りはタカラトミーから間接的な協力を得て[16]、オリジナルにできるだけ忠実ながら実在性を考えてデザインされた。総勢20人ほどのデザイナーが集められデザインされている。

本作品の製作中にオプティマス・プライムの実写用のコンセプトデザインがネットに流出した際、マイケル・ベイはそのデザインに不満を抱いたファンから脅迫を受けたことがある(「マイケル・ベイを捕まえて殺す」など)[20]
VFX

トランスフォーマーたちの変形シーンはマイケル・ベイのワンカットでみせたいという要望に応え細部までリアルに作り込まれている。最大で2万個以上の部品[21]が動く複雑な変形シーンのアニメーションはCGアーティストの山口圭二が担当した[22]。一体辺り数万という破格の部品数で構成されていたことから、製作当初動かそうとしただけでILM300台のパソコンが一斉に停止するという事態を引き起こした。

本作品のトランスフォーマーたちの動きにモーションキャプチャは使われておらず、全てアニメーターたちの手作業により動きを付けられている。ただし、戦闘シーンに関してはスタントマンたちによって行われた実際の立ち回りのテストショットをベースにしている。また合成に必要なブルーバックなどもほとんど使用されなかった。

超時空要塞マクロス』(同じショットが連発されている)など[23]、日本のロボットアニメーションも参考にしている[24]
演出アメリカ軍が参加した撮影風景

本作品ではトランスフォーマーの巨大感を出す演出に際し、遠くに居る場合は遅く、近くに居る場合は素早くといった演出方法を取っている。これはカメラから遠い場合は遅い動きの方が重量感が出るが、カメラに近ければ巨大なロボットがスピード感のある演出で動き回っても違和感がないという判断に基づいた演出である[25]

脚本が軍を好意的に描いているため戦闘シーンはアメリカ軍の全面協力を得ることが出来、エキストラの多くに現役軍人や退役軍人などが参加している。またF-22MH-53 ペイブロウV-22 オスプレイA-10 サンダーボルトIIAC-130 ガンシップなどは模型CGではなく本物が貸し出され、他の映画では見られない、これらの兵器が大活躍している臨場感ある稀少なシーンを撮影することが出来た。

カタールでスコルポノックとの戦闘でアメリカ国防総省を呼び出す際に、クレジットカードの使用の有無で手間取っていたが、これは湾岸戦争において実際の戦闘であったエピソードをモチーフにしている。
評価
受賞

第34回サターン特殊効果賞、第17回MTVムービー・アワードではベスト作品賞を受賞。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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