トランシーバー_(無線機)
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衛星電話

歴史
世界の歴史

この節の加筆が望まれています。 (2021年4月)

[注 2]




1904年フランスのマリン無線のトランシーバー。

ソヴィエト連邦のA-7-Bトランシーバー(1944年)。VHF FM、24-28MHz、1.5-2.0W。23kg。(ロシア、サンクトペテルブルクの軍事歴史博物館の展示品)

アメリカ軍のM4中戦車(シャーマン)搭載されていたトランシーバー No19 Mk II。

Hallicrafters SX-101(1957年

1962年ころのアメリカ製のトランシーバー。AM、3石。

1960年代のウォーキートーキー

機能
周波数の設定

複数の周波数を送受信できるトランシーバーでは、いくつかの方法で送受信の周波数を切り替えることができる。また、複数の周波数帯を切り替えて送受信することができるトランシーバーでは、周波数帯を切り替えるバンドスイッチが用意されている。

ダイアルによる連綿変更

テンキーによる直接入力(アマチュア無線用など、使用周波数が広範囲な場合に用いられる)

サムホイールによる直接入力(歯車状の樹脂製部品を回してそれぞれの桁の数値を指定する)

水晶振動子による固定式(変更する場合は発信子を差し替える)(業務用無線機に多い)

セレクタスイッチ

マルチチャネルアクセス方式による自動設定

外部機器からの制御信号による設定(DTMF信号など)

メインダイアル

メインダイアルは、周波数を連続的に変更することができる。メインダイアルを回すことにより、古くはVFO、最近はPLLシンセサイザ方式により可変周波数発振回路の周波数を操作する。SSB方式では周波数を数十Hzの精度で設定しないと良好な音声受信ができないため、微調整しやすいように大径のつまみ(ダイヤルノブ)が採用されることが多い。超短波帯以上の周波数を使用する業務用無線機には、メインダイアルは付いていない。
VXO による方法

VXO (Variable Xtal Oscillator) は、水晶発振回路に発振周波数を変更させるために可変容量コンデンサを接続した水晶発振器である。これにより、本来周波数安定度が非常に高い水晶発振器でありながら、わずかに周波数を可変することができるようになる。周波数を可変できる範囲は狭いが、周波数安定度の高い VFO を製作するよりも回路が簡単で、連続的に周波数を変更することができることから、アマチュア無線家がトランシーバーや送信機、受信機を製作するときに昔からよく用いられてきている。また、ミズホ通信のトランシーバーにも採用されていた方式である。周波数を変化させるには、可変容量コンデンサにつまみまたはバーニヤダイアルを付けて、メインダイアルとして用いる。
セレクタスイッチ

セレクタスイッチ(チャンネル切替スイッチ)により、送受信する周波数を飛び飛びの値に切り替えることができる。業務用無線機ではセレクタスイッチとは言わず、チャネル切替スイッチと言う。FMで通信するアマチュア無線用トランシーバや、CB無線機などはこの方法である。セレクタスイッチにより、PLLシンセサイザの発振周波数を切り替える、あるいは発振回路の定数の異なる水晶振動子や、定数の異なるコイルまたはコンデンサを切り替えることにより周波数を変える。PLL方式の場合は周波数設定を、回転スイッチだけでなく、UP/DOWNボタンや周波数の各桁ごとに設けたスイッチで設定することもできる。
水晶振動子の差し替え

ソケットに、希望する送受信周波数を発振する水晶振動子を差し替えることで、周波数を変える。1960年代には、50MHz帯以上で周波数が安定したVFOを自作不可能なアマチュア無線家は、やむなく水晶方式で固定送信周波数の運用を行っていた。
クラリファイア

通信中に相手局の周波数が変動した場合に、それに合わせて自局の周波数も変化させると正常な通信ができなくなる可能性がある。そのため、送信周波数はそのままで受信周波数のみを変化させる回路があり、クラリファイアと呼ばれる。八重洲無線がこの呼称を使用しているのに対し、ケンウッドアイコムではRIT (Receiving Incremental Tuning) と呼称。また送信周波数に対して同様の作用をする回路はXIT (Transmission Incremental Tuning) と呼んでいる。
スプリット

送信と受信で異なる周波数を用いる方式をスプリットと呼ぶ。アマチュア無線の場合は、1局のCQ呼出しに多数の局が応答する交信において呼出側が受信する周波数の範囲を指定して識別をしやすくする場合、各国の法制度上電波を発射出来る周波数帯が違う場合(例:7MHz帯は2009年まで、アメリカと諸外国で電話通信バンドの位置が大幅に異なっていた)などに用いられる。送受信で異なる周波数帯を用いる交信はクロスバンドと呼び、双方向同時(全二重)通話などに用いられる。業務無線において、送信と受信で異なる周波数を用いる運用方式の場合は、最初からその仕組みが無線機にプリセットされているか、チャネル切替スイッチと連動して切り替わるようになっており、運用者が細かく操作することはできない。
送受信切り替え
PTTスイッチ

一般的にトランシーバーは電話と異なり、同時に送信か受信のどちらかしかできない「単信式」の通信方式を用いる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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