トライアスロン
水泳(スイム)、自転車ロードレース(バイク)、長距離走(ラン)の順番で連続して行う。
統括団体ワールドトライアスロン
起源1974年
特徴
身体接触有
男女混合有
カテゴリ屋外競技
実施状況
オリンピック2000年 -
世界選手権1983年 - (アイアンマンは1978年 - )
パラリンピック2016年 -
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トライアスロン(英語: triathlon)は、水泳・自転車ロードレース・長距離走の3種目を、この順番で連続して行う耐久競技であり、1974年アメリカで初開催された比較的新しいスポーツである[1]。 triathlonは、ギリシャ語で数字の「3」を意味する接頭辞 tri- と、「競技」を意味する athlon の合成語で、英語発音にならって「トライアスロン」と呼ばれる。 この言葉自体は、具体的な種目名を示していないが、現在では、水泳・自転車・長距離走(スイム・バイク・ラン)の3種目を、この順番で、それぞれの距離・コースを設定し1人のアスリートが連続して行う競技を指す。 競技距離は、スタンダードディスタンス(またはオリンピックディスタンス[注 1] )のレースは合計51.5km(スイム1.5km・バイク40km・ラン10km)で行われる。スプリントディスタンスはその半分の合計25.75km(スイム0.75km・バイク20km・ラン5km)で行われる[注 2]。ロングディスタンス(長距離)はスイム3km以上、バイク91km以上、ラン22km以上のレースを指す。例えばアイアンマンレースは合計約226km(スイム3.8km・バイク180.2km・ラン42.2km[2])で行われる。大会により様々な距離設定で行われている(規格について詳しくは「種類」の節を参照のこと)。 チームリレーでは、1人が3種目を連続して行う。混合リレー(男女各2名の4人)、2×2混合リレー(男女各1名の2名で2回ずつ完走)、3人リレー(同性3名)がある。また、男女問わず3名で1種目ずつ分担する「コーポレイト」もある[3]。夏季オリンピック・トライアスロン競技のシンボルマーク オリンピックでは、競技時間・コース設定などの運営上、個人戦はスタンダードディスタンスで行われる[注 1]。よって日本代表選考会も同様である。 「ロングディスタンス」の場合、競技時間が10時間を超える場合が少なくないため、「過酷なスポーツ」との認識が根強い。しかし、「スタンダードディスタンス」等のレースでは一般の市民アスリートの参加も多く、現在、このレース距離の大会が多くを占めている。 2000年シドニーオリンピックより、トライアスロンはオリンピックの正式種目となった。パラリンピックの正式種目となるのは、2016年リオデジャネイロパラリンピックからである[4][5]。 日本では、2009年「トキめき新潟国体」より国体の公開競技となり、2016年「希望郷いわて国体」より正式競技となった。国体ではスタンダードディスタンスで実施されている。
概要
歴史
国際的な経緯
1974年9月25日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで、世界初のトライアスロン大会が実施された。46人の選手が出場した[6][7]。
1977年、ハワイで、アメリカ海軍の軍人達が宴会の席上、「マラソン・遠泳・サイクルロードレースのどれが最も過酷か」と議論、比較できず、「この際まとめてやってみよう」と、翌1978年、同地でアイアンマン・トライアスロンが行われた。これがきっかけとなり、この時のレース距離スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmと制限時間17時間でのレースが、アイアンマン世界選手権大会へと発展し、現在、世界各地でハワイ本戦出場をかけたアイアンマンレースが開催されている。