販売終了前月までの新車登録台数の累計は8万7973台[7]。 トヨタ・ソアラ(2代目) トヨタ・ソアラ(3代目)
2代目 Z20型(1986年-1991年)
GZ20 / MZ2#型
前期型 2.0GT ツインターボ
後期型 2.0GT ツインターボL
概要
販売期間1986年1月 - 1991年5月
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ2ドアクーペ
2ドアオープン
エンジン位置フロント
駆動方式後輪駆動
パワートレイン
エンジン直列6気筒 3.0/2.0L
変速機4速AT/5速MT
サスペンション
前ダブルウイッシュボーン
後ダブルウイッシュボーン
車両寸法
ホイールベース2,670mm
全長4,675mm
全幅1,725mm
全高1,335mm
車両重量1,510kg
その他
ブレーキ4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル3.0GT 4速AT(後期型)
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1986年(昭和61年)1月発売。キャッチコピーは「世界にひとつ、日本にソアラ。」。「SUPER GRAN TURISMO」は先代からの流用。
先代のスタイルを継承し、曲線を巧みに取り入れた。販売時期がバブル景気と重なったため高価格にもかかわらず販売は好調で、発売から約5年間で30万台以上を売り上げる大ヒット作となった。グレードは下からVZ、VX、2.0GT、2.0GTツインターボ、3.0GT、3.0GTリミテッド。
エンジンラインナップは2,000ccが1G-EU、1G-GEU、1G-GTEU、3,000ccが7M-GTEUをラインアップ。2代目ソアラ用に新規開発された7M-GTEUは6M-GEUを1気筒あたり4バルブとしたDOHCヘッドの採用とともに、ターボチャージャーと空冷インタークーラー装着により当時日本のメーカーでは最高の230PS/33.0kg・m(SAEネット値)を発生していた。
サスペンションはトヨタとしては2000GT以来の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用。電子制御サスペンションTEMSを継続採用すると共に、3.0GTリミテッドのエレクトロマルチビジョン装着車にオプションで金属バネの代わりに空気のバネを採用した電子制御式エアサスペンションを世界で初めて搭載。
デジタルメーターを虚像表示としたスペースビジョンメーター。車速感応型パワーステアリング。4輪ESC(ABS)、エアコン、ラジオ、カセットの3モードを1枚の液晶タッチパネルに切り替え表示できるマルチコントロールパネルなど、先端技術も積極採用された。
フロントドアは、開いたときにヒンジ側がボディ外側に膨らみながら開く「イージーアクセスドア」となっており、狭いスペースでの乗り降りが容易となっている。
「エレクトロマルチビジョン」は、付属のデータカセットテープをロードすることで「車両装備の取扱い説明」「高速道路地図」の画像をディスプレイに表示するものだった。
1987年(昭和62年)1月、7M-GTEU搭載車に5速M/T追加。7M-GTEU搭載車用M/Tクラッチは日本初のプル式クラッチスプリングを採用。1G-GEUはノックセンサー追加、バルブタイミング、インテークマニホールドの変更などにより16.5kg・mから17.6kg・mにトルクアップ。後席中央に2点式シートベルトの追加、パーキングランプ廃止、2.0GTツインターボにTEMS装備のエクストラ仕様追加などの小変更を実施。
1988年(昭和63年)1月、マイナーチェンジ。内外装を変更し後期型となる。最廉価グレードのVZ廃止、代わって2,000cc最上級グレードとなる2.0GTツインターボL追加。
7M-GTEU、1G-GTEUはプレミアムガソリン仕様になり240PS/35.0kg・m(7M-GTEU)200PS/28.0kg・m(1G-GTEU)へ出力アップ。
性能向上に対応するかたちで全てのグレードでサスペンションの強化が実施された。
内装の変更点は、タッチ操作のマルチコントロールパネルを廃止しボタン式のエアコンコントロールパネルに変更。ステアリングの意匠変更。デジタルメーターのデザイン小変更等。
外装では、フロントグリル、テールランプのデザイン変更。エアロバンパーのフォグランプ内蔵化。リヤスポイラーの形状変更(ウイングタイプからLEDハイマウントストップランプ内蔵のダックテールタイプに)。
ワイヤレスリモートドアロック。12連奏CDチェンジャー。自動車電話(ハンズフリー機能あり)などを新たに採用。
1989年(平成元年)1月、VXに1G-EU(105PS)に変わり、80系マークIIで新規採用されたハイメカツインカムの1G-FE(135PS)採用。1G-GEUはバルブタイミング変更およびピストン形状変更により圧縮比を9.1から9.5に上げ、140PS/17.6kg・mから150PS/18.6kg・mに。1G-GTEUはタービンとバルブタイミング変更により200PSから210PSへそれぞれ出力アップし、1G系エンジンすべてに改良が実施された。
アルミホイールの意匠変更実施。GTツインターボ以上のグレードには左右輪対称デザインが採用された(左右対称であるためホイールの品番が左右で異なる)。
パイオニア製DAT(デジタルオーディオテープ)対応プレーヤーの採用。
A/T車全車にシフトロック機構採用。
1989年(平成元年)4月、限定車(500台)として3.0GTをベースにした電動折りたたみ格納式メタルトップ採用のエアロキャビン発売。後席はメタルトップ収納スペース確保のため廃止され2名乗車となり、本来3.0GTに設定のない本皮革のスポーツシートが奢られている。全車ATのみの設定。
1990年(平成2年)4月、3.0GTリミテッドに熱反射ブロンズガラス採用。3.0GTおよび2.0GTツインターボLのスポーツシート(バケットタイプ)およびドアトリムにスエード調表皮のエクセーヌをオプション設定。CDプレーヤーおよびチェンジャーを改良し8cmCDに対応。
1991年(平成3年) 4月[8] 、生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
1991年(平成3年) 5月、3代目と入れ替わって販売終了。販売終了前月までの新車登録台数の累計は14万2247台[9]
エアロキャビン
3代目 Z30型(1991年-2001年)
JZZ3# / UZZ3#型
前期型 4.0 GT
後期型 2.5 GT-T
インテリア(写真はLexus SC400)
概要
別名北米:レクサス・SC(初代)
販売期間1991年5月 - 2001年4月
デザインCALTY