トビリシ
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当時ペルシャ、オスマン、スウェーデン、ベルギーの公館も建ち、国際都市の様相を呈した[3]アレクサンドル・プーシキンレフ・トルストイが幾たびも訪れ、ロマノフ朝の王族の屋敷も市内に作られた。1918年にグルジアが独立した際、トビリシはグルジア民主共和国(1918年-1921年)の首都となる。以後、グルジア・ソビエト社会主義共和国1921年 - 1922年1936年 - 1991年)、ザカフカース社会主義連邦ソビエト共和国1922年 - 1936年)の首都を経て1991年にジョージアが再び独立を果たして以後、今日まで同国の首都である。
気候

気候は温暖で、年間の平均気温は12.7 °C。年間降水量は568mm。ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候に属する。内陸部に位置するため、夏は暑く冬は比較的寒い。 最も寒い1月の平均気温は0.9 °C、最も暑い7月の平均気温は24.4 °Cである。

トビリシの気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)19.5
(67.1)22.4
(72.3)28.7
(83.7)34.3
(93.7)34.9
(94.8)38.7
(101.7)40.0
(104)40.3
(104.5)37.9
(100.2)33.3
(91.9)27.2
(81)24.0
(75.2)40.3
(104.5)
平均最高気温 °C (°F)6.3
(43.3)7.1
(44.8)12.4
(54.3)19.0
(66.2)23.0
(73.4)27.3
(81.1)30.8
(87.4)30.4
(86.7)26.3
(79.3)19.7
(67.5)12.9
(55.2)7.7
(45.9)18.6
(65.5)
平均最低気温 °C (°F)?1.9
(28.6)?1.1
(30)2.6
(36.7)8.2
(46.8)11.8
(53.2)15.5
(59.9)19.0
(66.2)18.2
(64.8)14.9
(58.8)9.1
(48.4)4.1
(39.4)0.0
(32)8.4
(47.1)
最低気温記録 °C (°F)?24.4
(?11.9)?14.8
(5.4)?12.8
(9)?4.8
(23.4)1.0
(33.8)6.3
(43.3)9.3
(48.7)8.9
(48)0.8
(33.4)?6.4
(20.5)?7.1
(19.2)?20.5
(?4.9)?24.4
(?11.9)
降水量 mm (inch)20
(0.79)29
(1.14)31
(1.22)51
(2.01)84
(3.31)84
(3.31)41
(1.61)43
(1.69)35
(1.38)41
(1.61)35
(1.38)23
(0.91)517
(20.35)
出典:Pogoda.ru.net 8.09.2007

下位行政区分

10の区がある[4]

グルダニ区(??????)

ディドゥベ区(??????)

ヴァケ区(????)

イサニ区(?????)

クルツァニシ区(????????)

ムタツミンダ区(?????????)

ナザラデヴィ区(??????????)

サブルタロ区(?????????)

サムゴリ区(???????)

チュグレティ区(????????)

民族構成

2002年の統計では、

グルジア人 84.2%

アルメニア人 7.6%

ロシア人 3.0%

アゼリー人 1.0%

オセット人 0.9%

ギリシャ人 0.4%

などとなっており、年々グルジア人(カルトヴェリ人およびその支族とされるミングレル人ラズ人スヴァン人など。統計上は区分されていない)の割合が高まっている。住民の85%がキリスト教の信者であり、グルジア正教会を中心にロシア正教会アルメニア教会を信奉している。イスラム教は主としてスンナ派で人口の8%、ユダヤ教の信者は2%である。
文化

1918年に創設されたトビリシ国立大学など、多数の高等教育機関や、劇場、博物館、国立オペラ・バレエ劇場などがあり、学術・文化面でも重要な都市である。また、たくさんの古い教会があるほか、モスクシナゴーグもある。2004年には至聖三者大聖堂(ツミンダ・サメバ大聖堂)が竣工した。クラ川東岸、トビリシ旧市街(英語版)のアヴラバリにあるメテヒ教会(英語版)は5世紀グルジア正教会に改宗したヴァフタング1世が建築した。敷地内にはトビリシの創設者であるヴァフタング1世を称えたヴァフタング1世像がメテヒ岩の台座に聳え立っている。

トビリシ市街南西部の、険しいナリカラの丘の上にあるナリカラ要塞4世紀サーサーン朝が不快要塞 (シュリス・ツィヘ)[注釈 1]という名で建設し[6]、後にモンゴル帝国がナリカラと改名した。ナリカラ要塞の横にはカルトリス・デダ(英語版) (ジョージアの母像)が、丘の向こうにはトビリシ植物園(英語版)がある。ナリカラの丘の麓には温泉街で有名なアバノツバニがあり、旧市街の趣が感じ取られる。

メテヒ教会とヴァフタング1世像。ムトゥクワリ川 (クラ川)

2016年2月1日より発行されている20ラリ新札の裏面に描かれたヴァフタング1世像。ナリカラ要塞やトビリシ旧市街、18世紀に書かれたトビリシの古地図が他にも印刷されている。

アバノツバニ地区の温泉。ドーム状の建物の内部に温泉がある。
ナリカラ要塞よりトビリシ市街を臨む (2016年)
交通ルスタヴェリ大通り

2つの路線の地下鉄トビリシ地下鉄)があり、トビリシ中央駅前の駅前広場第一駅駅前広場第二駅が唯一の乗り換え駅。3号線の計画がある。トラムもある。

グルジア鉄道のトビリシ中央駅から、アゼルバイジャンバクーアルメニアエレバン行きの列車がある。

中央バスターミナルからは、バクー、エレバン、トルコイスタンブールなどへ国際バス路線がある。

18kmほど郊外にトビリシ国際空港がある。

ライク公園(グルジア語版)からナリカラ要塞のあるナリカラ丘の頂上まで、ロープウェイが運行されている。

出身者詳細は「Category:トビリシ出身の人物」を参照

カハ・カラーゼ - 元サッカー選手[7]、現政治家(トビリシ市長)

ミヘイル・サアカシュヴィリ - 政治家

ズラブ・ジワニア - 政治家

ロマン・コンドラチェンコ - 軍人

ボリス・アクーニン - 作家

ゲオールギイ・ベリーエフ - 航空機設計者

ミハイル・イッポリトフ=イワノフ - 作曲家

アラム・ハチャトゥリアン - 作曲家


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