トニー・スターク
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これは自身の強敵やデストラップに対峙した際のオーソドックスではないが、効率的なスーツの使い方を考案する事が可能な「創意工夫をする能力」に拡張されている。

また未来派芸術家であることに誇りを持っているアメリカの産業資本家億万長者・軍事契約業者である。ビジネス界ではビジネス倫理と従業員に対しての誠実さで知られ、経済的な事象について話す時は人々の注目を集めている。ビジネスにおける環境保護への責任も果たそうとしており、多大な利益を上げ、ドクター・ドゥームと違法な取引をした従業員を即刻解雇した。

トニーは、一時期自分のアーマーが使用不可能になって戦う事ができなかった時にキャプテン・アメリカに格闘技のトレーニングを請うており、アーマーなしでもそれなりに戦える存在となった。
MCU版

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、ロバート・ダウニー・Jrが演じる。日本語吹替は主に藤原啓治が担当していたが、2020年に死去した為、以降の『ホワット・イフ...?』や『マーベル・ワンショット:相談役』のDisney+配信に伴う日本語吹き替えの新録では森川智之が担当している。

本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるトニー/アイアンマンを主軸として表記する。
キャラクター像

『アイアンマン2』の序盤までは“スターク・インダストリーズ”のCEOとして、以降は同社の会長として登場し、『アベンジャーズ』以降は“アベンジャーズ”の中心的存在としても活躍する。また、アベンジャーズの結成前には“S.H.I.E.L.D.”の“相談役”としての任を請け負っていたこともあった。

全米から注目される天才発明家慈善家であり、17歳で MITを首席卒業し、工学理学士号を取得[9]。21歳の時、スターク社の先代CEOだった父親のハワード・スタークの死後、後を継いで同社CEOに就任。その才能を活かして数々の兵器開発に携わってきた。

飄々としながら斜に構え、自身を「天才、億万長者、プレイボーイ、慈善家」と認める[9]ナルシストであり、754億3000万ドルの財産を有し[9]アドレナリン中毒かつレース狂でもある[10]。その一方で、公私双方のパートナーであるペッパー・ポッツや、親友のジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンハッピー・ホーガンとは深く信頼し合っているものの、他者を信用しきれない性格をしており、手渡しが嫌いで差しだされた物を直接受け取らないこともある気難しい内面や、家事全般が苦手な様子に加え[注釈 1]、想定外の事態や窮地に陥ると、激しく意気消沈したり羽目を外してしまうなどメンタルが弱く衝動的な人物でもある。

輝かしい経歴を持つ傍らで、ヒーローとなる以前は、私生活で雑誌“マキシム”の表紙モデル12人と毎月関係を持っていたという噂が流れ、アポジー賞の授賞式をすっぽかしてカジノで豪遊するなど、無類の遊び人としての顔を見せつつ、「“一度使えば勝負が決まる武器”が最強」との考えを持ち、軍事技術で世界平和の実現を積極的に望む男でもあった。

だがスターク社製兵器が、世界平和とは逆の結果に繋がるきっかけを生んでいた事実を複数目のあたりにし、兵器を無闇に売り捌かないことを誓うほどそれまでの価値観を改め、償いと真の世界平和のために、自らパワードスーツを開発・装着して、兵器を悪用する輩と戦うことを決意。マスコミによって命名された“アイアンマン”と自称して自警活動を開始した。やがて、幾多の事件やヒーローに対する世情などによる苦悩と心情の変化と共に、ニック・フューリーによって邂逅したスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカソーをはじめとする他の超人ヒーローたちと結成したアベンジャーズの一員として、地球のみならず全宇宙の平和を守るための戦いにまで身を投じることとなる。

こういったキャラクター像とステータスから、彼と信頼し合う友や一目置く人物だけでなく、嫌う者・明確に敵視するヴィランも多数登場する。

また、ペッパーとは、多くの出来事を経て入籍し、彼女との間に一人娘のモーガンを授かった。
『ホワット・イフ...?』版


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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