トゥルー・グリット
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夜中にやって来たネッド一味の一人を殺し、彼らを追跡していたラ・ビーフと再び合流したあと、一行はネッドらのアジトを目指して出発する。

道中、コグバーンはたった一人で七人と決闘して勝ったことを、ラ・ビーフは超遠距離からの狙撃を成功させたことを自慢するが、互いに相手の話を信じず喧嘩になってしまう。途中で水を汲みに行ったマティは川でいきなりチェイニーと遭遇し、父の遺産だったコルト・ドラグーンで彼を撃ち重傷を負わせるが、逆に捕まってしまう。

マティを人質に取られたコグバーンはネッド一味の残り4人と決闘をおこなって3人を殺し、ネッドに致命傷を負わせて勝利するも、落馬してしまう。コグバーンは瀕死のネッドに殺されそうになるが、ラ・ビーフのカービン銃による狙撃で救われる。チェイニーと一緒に残されたマティは、不意打ちでラ・ビーフを襲ったチェイニーを父の銃で殺すが、銃を撃った勢いでガラガラ蛇の穴に落ちて蛇に噛まれる。

マティを救うためにコグバーンは馬を走らせ、馬が死ぬと最後には彼女を抱えて一晩中走り続け、マティを人里に届ける。マティは一命を取り留めるが、彼女が回復するまでずっと傍にいたというコグバーンは、目を覚ました時にはいなくなっていた。マティはコグバーンに手紙を書くが返事はなく、ラ・ビーフのその後は不明である。

冒険は終わった。それから25年後、毒の治療で片腕を失って成長したマティは、必死に父の事業を引き継いで働いてきた為ずっと独身だった。ついにワイルド・ウエスト・ショーで働くコグバーンから手紙が届き彼の消息を知るが、彼女が訪ねて行ったときにはその3日前に死んでおり、南軍の共同墓地に葬られていた。コグバーンが「ナイトホース病にかかった」と言っていた事を笑いながら話すショーの興行主、かつての「敵」の同類であるコール・ヤンガーを「クズ!」と罵ったマティは、コグバーンの遺体を引き取って、自分のそばに埋葬し供養した。マティは生きていれば老人であろうラ・ビーフを探し続ける。
キャスト

※括弧内は日本語吹き替え

ルースター(ルーベン・J)・コグバーン
- ジェフ・ブリッジス有川博
眼帯が特徴の連邦保安官。

マティ・ロス - ヘイリー・スタインフェルド三村ゆうな
父をチェイニーに殺され復讐を誓い、コグバーンを雇う。

ラ・ビーフ - マット・デイモン平田広明
テキサスレンジャー。チェイニーを追ってきた。

トム・チェイニー - ジョシュ・ブローリン谷昌樹
マティの父親を殺害した。

ラッキー・ネッド・ペッパー - バリー・ペッパー廣田行生

ストーンヒル - デイキン・マシューズ小山武宏

葬儀師 - ジャーラス・コンロイ(島香裕

エメット・クインシー - ポール・レイ坂本くんぺい

ムーン - ドーナル・グリーソン茶花健太

マティ・ロス(大人) - エリザベス・マーヴェル塩田朋子

製作

企画は2008年2月頃に噂されたが[4]、その後2009年3月にコーエン兄弟が監督に決まるまで音沙汰が無かった[5]。本作の脚本は父を殺された少女の視点となっており、1969年版よりも原作に近くなっている[6]。イーサン・コーエンは「リメイクした理由はチャールズ・ポーティスの原作に強く惹かれたから」、「オリジナル版は子供の頃に観たきりで全く覚えていないため、影響は全く受けていない」と明かしている[7]

2009年11月にマティ・ロス役のためのキャスティング・セッションがテキサスで行われ、1万5000人の候補者から選考されたが中々見つからず、最終的にロサンゼルス出身のヘイリー・スタインフェルド(当時13歳)に決定した[7][8][9]

撮影は2010年3月から4月にかけてテキサス州グレンジャー及びオースティンと、ニューメキシコ州サンタフェで行われた[10]。撮影中は天候に恵まれなかった[7]
評価
興行成績

2010年12月22日にアメリカとカナダで公開され、初週末3日間で2483万443ドルを稼いで初登場2位となった[11]


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