当初は脚本を書いたアンドリュー・ニコルが監督する予定であった。しかし、1200万ドルという巨額のギャラのジム・キャリーが主演することになったため、当時まだ『ガタカ』1作しか監督経験がなかったニコルは外され、ピーター・ウィアーが監督として雇われた。
プロットは1959年のフィリップ・K・ディックの小説『時は乱れて』(Time Out of Joint)からいくつもアイデアを拝借しているという。またこの作品から、精神医学では、非公式であるが、トゥルーマン・ショー妄想という概念が生まれた。
2022年5月にフランスで開催された第75回カンヌ国際映画祭では劇中でトゥルーマンが世界(撮影スタジオ)の端にある階段を上っていく象徴的な場面が同映画祭のポスターとして採用された[3]。 当初は2003年3月8日にフジテレビ系列の『ゴールデンシアター』で地上波初放送となるはずだった。ところが、放送数日前にドキュメンタリー番組に急遽差し替えとなり、以後も放送されることはなかった。通常、映画番組で急遽放送を休止した場合は、後日振り替え放送を行うのが一般的であるが、本作はそれすらなかった。 その後、フジテレビは放映権を手放したのか、地上波初放送が実現したのは3年後の2006年8月10日、テレビ東京の『午後のロードショー』でのことだった[4]。
地上波放送について
参考文献^ “The Truman Show (1998)
^ 2003年3月8日にフジテレビ『ゴールデンシアター』で放送される予定だったがお蔵入りとなり(後述)テレビ東京が初回放送となった。
^ “The Official Poster of the 75th Festival de Cannes
表
話
編
歴
ピーター・ウィアー監督作品
1970年代
キラーカーズ/パリを食べた車(1974)
ピクニックatハンギング・ロック(1975)
ザ・ラスト・ウェーブ(1977)
ザ・プラマー/恐怖の訪問者(1979)
1980年代
誓い(1981)
危険な年(1982)
刑事ジョン・ブック 目撃者(1985)
モスキート・コースト(1986)
いまを生きる(1989)
1990年代
グリーン・カード(1990)
フィアレス(1993)
トゥルーマン・ショー(1998)
2000年代
マスター・アンド・コマンダー(2003)
2010年代
ウェイバック -脱出6500km-(2010)
カテゴリ
1973 - 1980年
シンドバッド黄金の航海(1973)
ドクサベージの大冒険(1974/75)
Les Gaspards(1976)
オー!ゴッド(1977)
天国から来たチャンピオン(1978)
マペットの夢みるハリウッド(1979)
ある日どこかで(1980)
1981 - 2000年
レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981)
ダーククリスタル(1982)
何かが道をやってくる(1983)
ゴーストバスターズ(1984)
レディホーク(1985)
ミリィ/少年は空を飛んだ(1986)
プリンセス・ブライド・ストーリー(1987)
ロジャー・ラビット(1988)
ゴースト/ニューヨークの幻(1989/90)
シザーハンズ(1991)
アラジン(1992)
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993)
フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)
ベイブ(1995)
ドラゴンハート(1996)
オースティン・パワーズ(1997)
トゥルーマン・ショー(1998)
マルコヴィッチの穴(1999)
オーロラの彼方へ(2000)
2001 - 2020年
ロード・オブ・ザ・リング(2001)