デラウェア州(デラウェアしゅう、英: State of Delaware、[?d?l?w??r] ( 音声ファイル) DEL-?-wair)は、アメリカ合衆国大西洋岸中部に位置する[注 1]州。デルマーバ半島の北東部を占め、南と西はメリーランド州に、北東はニュージャージー州に、北はペンシルベニア州に接している。アメリカ合衆国憲法を1787年12月7日に批准したが、建国に関わった13植民地のうちで最初に批准した州であることから「First State」としても知られている。陸地面積は5,068km2でロードアイランド州に次いで2番目に小さく(日本の都道府県と比較しても47都道府県中28位の千葉県と同程度)、人口では全米50州中45位(6番目に少ない)であるが人口密度ではメリーランド州に次いで6位である。
1900年代初頭から独自の会社法と裁判制度により、法人の設立に最適な州として知られ[1]、アメリカ上場企業の50%、フォーチュン500企業の64%、会社数で100万社に及ぶ企業が設立準拠地ないし本社を置く[2][3]。州内は北からニューキャッスル郡、ケント郡、サセックス郡に分割されており、3という郡の数は50州の中で最も少ない。南2郡は昔から農業が盛んであり、デュポンのお膝元でもあるニューキャッスル郡は工業化が進んでいる。
家庭で話される言語(デラウェア州) 2010[4]
英語 87.81%
スペイン語 6.56%
人種構成(デラウェア州) 2010
白人 65.3%
黒人 21.4%
ヒスパニック 8.2%
アジア系 3.2%
インディアン 0.5%
混血 2.7%
州名の由来デラウェア卿
デラウェア州はデラウェア川に、デラウェア川はデラウェア湾に由来する。なお、デラウェアの名を冠した名称には他に同地に先住していたインディアンの「デラウェア族」がある。
デラウェア湾は、1610年、探検家アーゴルがイギリスからバージニア植民地に向かう途中で発見した(ただし前年の1609年にヘンリー・ハドソンが発見していた)。アーゴルは、当時のバージニア植民地初代総督デラウェア卿(英語版)に因んで湾を名づけた[5]。総督の本名はトマス・ウェストであり、爵位の第3代デ・ラ・ウェア男爵 (3rd Baron De La Warr) からデラウェア卿と呼ばれていた。
歴史詳細は「デラウェア州の歴史」を参照
インディアン