デニール
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

そもそもは、東洋の絹がローマのデナリウス銀貨の重さで取引されていたことに由来する[4]

デニールの単位記号は、「D」である[5]屈折度の単位であるディオプトリの単位記号も全く同一の「D」である(「Dptr」の記号もある。)ので、紛らわしい。
テクス

テクス(tex)
記号tex
非SI単位、省令単位
繊度
定義1000 m 当たり 1 g である糸の太さ
テンプレートを表示

計量単位規則は、繊度の単位として、デニールと共に「テクス」を定めている(計量法上の計量単位名称は、「テクス」であるが、一般には「テックス」の語も用いられる[6])。その定義は、「キログラム毎メートルの百万分の一」である[2]。つまり、テクスはデニールの1/9倍である。

JIS L0101-1978(テックス方式)では、「1000メートル当たり1グラムの糸の太さ」としてテックスを定めている[7]。また、0.1111倍をデニールからの換算式としているが、デニールからの換算では比較的数字の近いデシテクスを使用することが多い(例 50デニール → 56デシテクス)。

テクスの単位記号は、「tex」である[5]。これは、textile(英語で織物、布の意味)に由来する。補助単位として他にキロテクス(ktex)、デシテクス(dtex)、ミリテクス(mtex)が定められている。
出典など^ 計量単位令 第1条(繊度、比重その他の物象の状態の量)、「計量法第二条第一項第二号の政令で定める物象の状態の量は、繊度、比重、引張強さ、圧縮強さ、硬さ、衝撃値、粒度、耐火度、力率、屈折度、湿度、粒子フルエンス、粒子フルエンス率、エネルギーフルエンス、エネルギーフルエンス率、放射能面密度及び放射能濃度とする。」
^ a b 計量単位規則 別表第一 項番1「繊度」
^ [1] デニールを糸の太さ(繊度)の計量単位として、取引又は証明に使用できるか。
^はかりのエピソード
^ a b 計量単位規則 別表第5
^ 繊度の単位は、上述のように、法律的にその使用を規制すべきほど確立された単位ではないとされているため、取引又は証明への使用及び計量器に対する規制の対象外である。したがって、「テックス」の語を用いても、計量法第8条第1項に違反するものではない。
^JIS L0101-1978(テックス方式) 2.テックスは,1 キロメートル当たりのグラム数をもって表す。

関連項目

連量 - 同様の制定規格である紙の厚みの単位。


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:7621 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef