デトロイト
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  市域632,464[1]
    人口密度  1778.71人/km2(4606.84人/mi2)
その他
等時帯東部標準時 (UTC-5)
夏時間東部夏時間 (UTC-4)
公式ウェブサイト : https://detroitmi.gov/
アメリカ最大の自動車メーカーゼネラルモーターズ本社

デトロイト(英語: Detroit [d??tr??t] 現地発音:[?di?tr??t])は、アメリカ合衆国ミシガン州南東部にある都市。南北をエリー湖ヒューロン湖に挟まれており、東はカナダウィンザー市に接する。アメリカ中西部有数の世界都市。主要産業は自動車産業であり、「自動車の街」とも呼ばれる(後述)。また近年ではスタートアップ企業・ロボット産業・医療産業などが盛んとなっている。また失業率貧困率が高く、犯罪都市としても知られていた。

国勢調査における人口は、2020年は約64万人(全米27位)で、ピーク時である1950年の約185万人(全米5位)から約121万人も減少しており、その後も減少傾向が続いている。デトロイトの都市圏(大都市統計地域:MSA)の人口は約373万人(全米12位)、フリントなどを含めた広域都市圏(合同統計地域:CSA)の人口は約439万人(全米14位)となっている。
歴史と現在
成り立ち詳細は「w:History of Detroit」を参照

1701年7月24日にフランスの探検家アントワーヌ・ド・ラ・モト・カディヤックがフォート・デトロイトを築いたのが始まりとされる。名称はフランス語で「水道」を意味する「ル・デトロワ(Le Detroit)」に由来し、セントクレア湖とエリー湖デトロイト川が結んでいる同地の地形から名付けられた。
モーターシティ

1805年の大火の後に計画都市としてオーガスタス・ウッドワード(英語版)裁判官によって都市が設計され、その後ピーター・シャルル・ランファンへと引き継がれる。元々馬車自転車製造が盛んだったが、1899年自動車工業が興る。

そして1903年ヘンリー・フォード量産型の自動車工場を建設し、「T型フォード」のヒットとともにアメリカで一番の自動車工業都市として発展した。後にゼネラルモーターズとクライスラーが創業し、フォード・モーターと共にビッグスリーと呼ばれた。パッカードなどそれ以外の自動車メーカーもあって市はモーターシティ(モータウン)と呼ばれるようになり、全盛期には180万の人口を数えたが、その半数が自動車産業に関わっていた。
没落デトロイト暴動(1967年7月23日)

デトロイトの繁栄を支えた要素の1つとして南部から移住してきた多くのアフリカ系アメリカ人労働者の存在があった。彼らの多くは低賃金の仕事のみを許され、ゾーニングによってスラムと認定された地域に押し込められていた。しかし、1948年に行われたシェリー対クレーマー事件の最高裁判所の判決によって白人の居住地域から黒人を締め出すことが憲法違反とされたことから、反発を受けながらもデトロイトの黒人居住区は拡大を始め、対してホワイト・フライトと呼ばれる白人の郊外への脱出現象が出現する[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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