デッドマン・ワンダーランド
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戦いの終結後は昏睡状態となり、医療刑務所に収監される。長い間眠り続けていたシロが目覚めるところで物語は終わる。
レチッドエッグ(Wretched Egg:見捨てられた卵)
通称「赤い男」。東京大震災の元凶とされる「原罪」で、長野県立第四中学校で大量殺戮を行った謎の殺人鬼。罪の枝は血を高速で超圧縮して物体を消滅させる(名称不明)。正体はシロが実験の痛みによる重度のトラウマから逃れるために作り出したもう一つの人格で、シロは自分を痛み(トラウマ)から助ける彼女を「エースマン」と呼んでいる。
デッドマン・ワンダーランド
デッドマン
千地 清正(せんじ きよまさ)
声 -
加藤将之[2]DWの囚人。26歳。身長181センチメートル。コード名「クロウ」。罪状は殺人罪で懲役10年。特徴的なくせ毛を持つ筋肉質な男性。女性(およびオカマ)は苦手。口癖は「ズッパシ」。戦闘マニアで強い相手と戦うことを生きがいとしており、罪の枝を自由に使えるDWでの生活を楽しんでいる。罪の枝は血を鎌状の鋭い刃物にする「クロウ・クロウ」。また、両手にクロウ・クロウを張り巡らせ固定し、拘束を解き振り抜くことによって超音速の斬撃を繰り出す「虚空一閃(インビジブル・ブラック)」を使う。ガンタの初戦の相手であり、ガンタの作戦に負けて罰ゲームで右目を失うものの、以後は自分に勝ったガンタに味方し、戦闘のアドバイスやトレーニングに付き合ったりしている。ガンタの罪の枝「ガンタガン」と「ガンバルガン」の名付け親でもある(ただし、この名はガンタを含めて他人には基本的に不評)。投獄前は警察官を務め、震災によって無法地帯と化した東京でチンピラ達を罪の枝を使って懲らしめていたが、そうした行動はチンピラ達に目の敵にされ、慕っていた同僚4人を惨殺された過去を持つ。それ以来、同僚達のことを忘れないようにと、彼らのイニシャルの刺青を右目の上に彫っている。DWの閉鎖後は晴れて自由の身となるが、平穏な日常に馴染めず就職活動を行うも失敗し、定職にも就いていなかった中で唐子らの誘いを受け、再度DWへ乗り込む。ガンタと共に行動していたが、突如現れた剥切に敗北し、ガンタの懇願もあって一度は見逃される。しかし、示しをつけるために剥切を狙い、拉致され記憶を上書きされそうになったガンタを救出する。その直後に剥切を足止めするものの、チャンとエンの妨害もあり剥切に右腕を切り落とされてしまい、止めを刺されそうになったところ戻ってきたガンタに助けられ、共に剥切を打ち破る。最後の戦い終結後は、デッドマンの仲間と共に片腕の身でありながら罪の枝も使わずロッククライミングに挑戦している。
鷹見 水名月(たかみ みなつき)
声 - 野水伊織[2]DWの囚人。17歳。身長153センチメートル。コード名「ハミングバード」。罪状は虐待していた実父の殺害による殺人罪で懲役6年。羊の妹。自分の房で花を育てている。表向きは引っ込み思案な美少女だが、本性は誰も信用しない狂気的かつ乱暴な性格の持ち主で、放送禁止用語を連発する。その性格は震災の際、実母が自分を振りほどいて逃げたことに起因している[注 1]。罪の枝は血を髪の毛と一体化させて鞭にする「ウィップ・ウイング」。過去に死肉祭で腎臓を献上している。ガンタの2戦目の相手で、死肉祭史上初めて罪の枝関係なしの頭突きで負けた。その後は罰ゲームを受けるも、「自由の鎖」の裏工作のおかげで献体部位は髪の毛で済んだ。対戦以降、本来の素直な性格を取り戻し、相手を気遣う一面も見せるようになった。DWの閉鎖後は他の刑務所へ移送され生活していたが、唐子らの誘いを受け、再度DWへ乗り込み剥切らと交戦する。最後の戦い終結後は洋とキンチョと共に暮らしながら学校に通い、獣医学を学んでいる。
チョップリン助川(チョップリンすけがわ)
DWの囚人。32歳。身長176センチメートル。オカマ。コード名「ピーコック」。本名は「助川まさる」だが、そう呼ばれると激昂する。普段は面倒見が良く、比較的誰とでも仲良くなれるため、全体のまとめ役を果たしている。しかし、罰ゲームを受ける千地の姿を見て大笑いするなど、他の囚人やDWの幹部と共通する狂気も持ち合わせている。罪の枝は血を鋭く尖らせた棘の集合体にして投げつける「ピーコック・ピーク」。かつてはオカマであることを隠し、サラリーマンとして働き恋人の男性と同棲していたが、実際は財布程度にしか思われておらず本命の彼女がいた。それが発覚した時に彼女から「醜い」と馬鹿にされた際、突如発症した罪の枝で彼女を衝動的に殺害してしまい、逃走直後に逮捕された。それ以来、自分の姿を彼女そっくりに着飾るようになった。DW閉鎖後は他の刑務所へ移送されたが、着飾ることができない生活に嫌気が差していた。唐子らの誘いを受け、再度DWへ乗り込み剥切らと交戦する。最後の戦い終結後は舞台監督として活躍している。アニメには未登場であり、死肉祭の映像にて彼の罪の枝が映っているのみである。
火多良 懐(ひたら いだき)
DWの囚人。77歳。身長208センチメートル。コード名「コンドル」。高身長の老人で、「ヒタラじじい」と呼ばれている。ドレッドヘアとカジュアルなファッションを身に着け、顔にはヘッドホンアイマスクを付けている。32年間一睡もしておらず、発言をするたびに「…と我が娘は言っている」と言うのが癖。罪の枝は血を燃やして炎を発生させる「コンドル・キャンドル」。投獄前は中学教師で、女優として活動する娘のユキを深く愛していたが、「母親が無理をして自分を産んで死んだために眠れなくなり、自分を恨んでいる」と思われ、感情を表に出さない冷めた態度もあって溝ができていた。彼女が震災時に顔を酷く負傷して醜くなってしまった際には力になることができず、口論になった際フォークで左目を刺され失明した後、焼身自殺へと追い込んでしまった。それ以来、自分の殻にこもるようにヘッドホンとアイマスクを装着している。DW閉鎖後は自由の身となり、農業をしていたが、唐子らの誘いを受け、再度DWへ乗り込み剥切らと交戦する。最後の戦い終結後はヘッドホンもアイマスクも外し、学校の教師に復職する。助川同様アニメでは罪の枝が映っているのみだが、エンディング映像にて学生時代の春日と六路と共に映っている場面がある。
頂 和弥(いただき かずや)
声 - 原田晃DWの囚人。23歳。身長168センチメートル。コード名は不明だが、単行本第8巻特典のカードには、ペリカンが描かれている。「いただきます」とかけ、「マス」と呼ばれている。常に空腹な状態が続いており、何かしら食べないと気が済まない。たとえそれが金属など、普通は食べられないものであっても平気で食べる。口が裂けており、元のサイズになるように端を縫っている。投獄前は、サーカスピエロを演じていた。DW閉鎖後は、助川の向かいの独房で生活している。そこでも壁などを食べている。最後の戦い終結後は刑期を終え、フードファイターとして活躍している。
咲神 トト(さきがみ トト)
声 - 沢城みゆきDWの囚人。18歳。コード名「モッキンバード」。手足に継ぎ接ぎの痕を持つ、中性的な少年。過去に死肉祭で優勝しており、千地以上の戦闘狂にしてデッドマン最強と呼ばれた人物だが、様子がおかしくなって行方不明になった後、ガンタやシロの前に陽気で人懐こい性格で現れたため、周囲からは以前と変わったと言われている。一人称が定まっておらず、「私…いやボク」と言い直す口調と、「愛」が口癖。罪の枝は血を舐めたデッドマンの罪の枝をコピーする「ラブ☆ラビリンス」。実は剥切が自身の記憶を移し替え上書きしており、体を乗っ取られている。現在の口調、口癖、性格共に剥切の物でありトトの物では無く、レチッドエッグと共に玉木とマキナの前に現れ、剥切であることを明かす。本来のトトは、震災の際に唯一の肉親である姉が自分をかばって死亡したトラウマから、何事にも興味を示そうとせず、死に場所を探すかのように死肉祭を勝ち進むだけだったが、自身と似た境遇を持つヨスガと出会ったことにより生きる理由を見出し、彼女を「姉ちゃん」と呼んで付き纏うようになる。
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