役名俳優日本語吹替 この作品の映画化を持ちかけられたクローネンバーグは『ビデオドローム』の仕上げ段階にあり、これまでの自らの作品と同じテーマを感じ監督する事を受けた。原作者キングは当初、主役にビル・マーレイを望んだが、クリストファー・ウォーケンは原作の持つ悲劇的要素を演じきった[3]。 主人公のジョニー・スミスの元恋人であるサラがスティルソンの選挙運動の協力者として現れるが、これは原作にない設定である[2]。また映画では主人公が超能力について「今は神の恵みだと思っている」という台詞があるが、原作ではない[4]。 レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは48件のレビューで支持率は90%、平均点は7.60/10となった[5]。Metacriticでは8件のレビューを基に加重平均値が69/100となった[6]。 この映画はデヴィッド・クローネンバーグの監督としてのキャリアのターニングポイントになったと評価された。この映画の(興行的)成功と(作品に対する)好意的な評価は、クローネンバーグに1986年の映画『ザ・フライ』のような大きな作品の仕事をもたらした。 この映画は(公開当時)クローネンバーグの以前の作品を評価していたロジャー・イーバートによって公正に評価され、星3つと半分を獲得した。またスティーヴン・キングも、自らの小説をオリジナルとする映画の中でも好きな作品であると認めており、「デヴィッドは僕が思いつきもしなかった素晴らしいアイデアを付け加えてくれた」とも語っている[3]。 各国での高評価にもかかわらず、日本では完成から2年後の第1回東京国際映画祭で限定上映された後、更に2年後の1987年にミニシアターのみの封切りとなった[3]。
テレビ朝日版
ジョニークリストファー・ウォーケン野沢那智
サラブルック・アダムス土井美加
スティルソンマーティン・シーン富山敬
ウイザックハーバート・ロム内田稔
バナーマントム・スケリット坂口芳貞
ロジャーアンソニー・ザーブ小林修
ヘンリエッタコリーン・デューハースト麻生美代子
フランクニコラス・キャンベル大滝進矢
ハーブショーン・サリヴァン宮内幸平
ヴェラジャッキー・バロウズ瀬能礼子
テレビ朝日版:初回放送1989年11月26日『日曜洋画劇場』※キングレコードより発売のDVDに収録(リピート放送版ゆえ音声欠落があり、初回放送版ではない)
制作:東北新社、演出:伊達康将、翻訳:平田勝茂、調整:小野敦志、プロデューサー:圓井一夫
作品解説
評価・影響