海外と日本ではイメージされるものが違うので注意が必要である。イギリスではデジタルロックとはジーザス・ジョーンズのオリジナル・ジャンルととらえられることが多い。
日本では、デジタル・シンセサイザーが奏でるユーロビートというリズムパートにヘヴィーなギターサウンドを散りばめた『Get Wild』(TM NETWORKの楽曲)がそのスタートとなっている。ユーロビートそのものは80年代に流行していたポップの一ジャンルでありもともとロックとはみなされていなかったが、TM NETWORKがそれにギターサウンドを融合させたことにより新しいロックのジャンルが出来上がった。もっとも1987年当時はデジタルロックという言葉はあまり使われず、ダンス・ビートという呼称が使われていた。TM自体は、「(FUNK+PUNK+FANSで)FANKS」と名乗っていた。
PENICILLINのギタリスト千聖は1996年に、ソロで「DANCE WITH THE WILD THINGS」という曲を発表しているが、当時は「デジロックなんて言葉無かった」と述べている[4]。
デジタルロックはそのノリのよさからアニメ主題歌に起用されることが多く、現在ではアキシブ系とともにアニメソング界の主要なジャンルとなっている。 デジタルロックとして挙げられる主なバンド、アーティストには、 等がある。
主なバンドやアーティスト
TM NETWORK
布袋寅泰
T.M.Revolution
access
BUCK-TICK
globe
PENICILLINギタリスト千聖
川田まみ[5]
MELL[6]
I've[7]
茅原実里[8]
橋本みゆき
原田ひとみ[9]
KOTOKO[10]
黒崎真音[11]
島みやえい子
fripSide[12]
RAISE A SUILEN[13]
MYTH & ROID[14]
前島麻由
UVERworld
MIYAVI[15]
関連項目
表拍(ダウンビート)
ユーロビート
脚注^ 山本弘子 (2017年7月11日). “千聖 ソロデビュー20周年ツアーファイナル、熱狂の渦に感無量
^ “亀田誠治、ガンズ・アンド・ローゼズの魅力を分析”. ガジェット通信 (2017年1月17日). 2018年10月15日閲覧。
^ “大黒摩季「今ある心と技術を全投入しきれた」8年ぶりオリジナル・アルバム”. 株式会社アイ・シー・アイ (2018年10月14日). 2018年10月15日閲覧。
^ “【インタビュー】千聖、過去と未来を繋ぐソロデビュー20周年ベスト”. BARKS (2017年6月7日). 2018年10月15日閲覧。
^ “デジロック的なものが確立してきた ニューアルバム『PARABLEPSIA』発売記念 川田まみ超ロング・インタビューー!”. lisani (2015年). 2021年4月6日閲覧。
^ “デジロック・ナンバー「Red fraction」 I'veの歌姫3週連続特集 第三弾 MELL特集INTERVIEW”. barks.jp (2007年5月28日). 2021年4月6日閲覧。
^ “尾崎武士、中沢伴行によるI’veデジタルロックの王道サウンドに仕上がった作品。 Break a spell川田まみ”. oricon (2014年). 2022年6月20日閲覧。
^ “ ⇒この「endless voyage」を100%〈茅原実里のデジタルロック〉に仕上げてきた技量に脱帽だ。 「endless voyage」レビュー” (2013年12月11日). 2022年6月19日閲覧。
^ “ ⇒原田ひとみデジタルロック路線の楽曲ではクールな感情を歯切れよくアグレッシブに歌唱。 TVアニメ「魔弾の王と戦姫」エンディングテーマ 「Schwarzer Bogen」歌:原田ひとみ紹介” (2013年12月11日). 2022年6月19日閲覧。
^ “今まで以上に尖ったサウンドのデジタル・ロックに挑戦したかったんです。 KOTOKO、硬質なシンセサウンドのバックで変幻自在な歌声が揺れる4thアルバム『イプシロンの方舟(ふね)』大特集”. Barks (2009年10月21日). 2022年6月19日閲覧。
^ “黒崎:デジタルロックでカッコイイですね。ギターや打ち込みなど派手なアレンジで、ドラマチックですし。ライブでもバンド映えしそうな曲なので、今後楽しみです。今 黒崎真音さんが歌うテレビアニメ『東京レイヴンズ』のOP曲『X-encounter』11月6日リリース! 黒崎真音さんロングインタビュー【後編】”. animatetimes (2013年11月6日). 2022年6月19日閲覧。
^ “アニメ『フューチャーカード バディファイトハンドレッド』にふさわしいデジロックに仕上がっている。