デジタルワールドに存在する様々な集団を記載する。公式設定上のデジタルワールドには、全ての軍団、勢力が存在している、もしくは存在していたことになっているが、ゲーム、アニメ、漫画での設定上のデジタルワールドでは、これらの集団のいずれかが「いない」設定であることも多い。 デジモンたちは主に生息地や特性によって属する勢力が異なる。
基本的な勢力
ネイチャースピリッツ
自然豊かな大地や、砂漠地帯に生息するデジモンたちの系統。原始的なデジモンで構成され、比較的穏やかな性格のものが多い。テントモンなどが所属する。
ディープセイバーズ
デジタルワールドの大半を占める「ネットの海」に生息するデジモンたちの系統。浅瀬、海面、深海などの場所によって、住むデジモンの気質は大きく異なるようである。ゴマモンなどが所属する。
ナイトメアソルジャーズ
フォルダ大陸の暗黒の地に生息するデジモンたちの系統。ゴースト型や悪魔型などで構成され、禍々しい城を中心とした地域で常に闇のデジモンたちが闘争をくり広げ、勢力を拡大させている。ピコデビモンなどが所属する。
ウィンドガーディアンズ
森やジャングルに生息するものや、空を飛び回るデジモン達の系統。鳥型や植物型などで構成され、毒を持つものや気性の荒いデジモンが多いことから、生息地帯はデジタルワールドでも危険な部類に属する。ピヨモンやパルモンなどが所属する。
鋼の帝国(メタルエンパイア)
ガラクタや線路などで構成された廃工場を根城とする、機械系やサイボーグ型のデジモンたちの系統。何者かに統率されているかのように、驚異的な勢いで領地を広げている。ハグルモンなどが所属する。
ウィルスバスターズ
正確な生息地を持たない、ウィルス種に対抗する力を持つデジモンたち(ただしウィルス種が所属していないわけではない。例外の代表としてはデュークモンが有名)。聖なる力を持つものから、遺跡を守るものまで、多種多様なデジモンが所属し、ウォーグレイモン、メタルガルルモンなどが該当する。なおサイバードラモンはウィルス種のデジモンを敵としているが、ウィルスバスターズに所属していない。
ジャングルトルーパーズ
森林地帯に生息する、主に昆虫系デジモンと植物系デジモンで構成されている系統。生息域に適応した体の形状に進化し、環境の変化に敏感な系統と言われている。ネイチャースピリッツとウィンドガーディアンズと生息域が一部重なるため、この2つの系統に分類されるデジモンとも共存している。ワームモンなどが所属する。
ドラゴンズロア
デジコアに竜因子データを持つ、ドラゴン系や恐竜系デジモンの系統。竜因子を持つデジモンは、力が強い、気性が荒い獰猛な傾向がある。比較的古い時代に発生した系統のため、デジモンとしての種類は多いが個体数が少ない。ブイモンなどが所属する。
アンノウン
分類が難しいものや出自がはっきりとしていないデジモン、突然変異系などの系統。進化の際に遺伝子データのコピーが正しく行われないことが原因で、アンノウン系に進化すると考えられている。生息域の激しい環境変化や劣悪な生育環境、ストレスの掛かるデジタルデータの取り込みが遺伝子データのコピー不良を引き起こすとされている。チューモンなどが所属する。
ダークエリア
デジタルワールドの最下層にある暗黒空間。最下層エリアである「コキュートス」が存在する。戦闘などで死亡したデジモンたちのデータが行き着く先。アヌビモンが守護・監督を行っており、良いデータと判断されればデジタマとして生まれ変わり、悪いデータと判断されれば「ダークエリア」をさまよい続けることとなる。ここを根城にしているデジモンたちはナイトメアソルジャーズ以上の力を持ったウィルス種のデジモンが多く所属しグランドラクモンやガルフモンなどが該当する。
ウィッチェルニー
デジタルワールドとは別次元の世界に位置する魔法使い系デジモンの故郷。「魔術」と呼ばれる能力が発達し、土のアースリン族、水のアクエリー族、火のエネルージュ族、風のバルルーナ族の4種族が暮らすデジタルワールド。風の魔術に精通した戦士団はヴォルテクスウォリアーと呼ばれている。出身デジモンはウィザーモン、フレイウィザーモン、ソーサリモン、ウィッチモン、ミスティモン、メディーバルデュークモン、ヘクセブラウモン、ワイズモンが該当する。元はゲーム『マジカルウィッチーズ』から。
その他の勢力
ロイヤルナイツ
詳細は「ロイヤルナイツ (デジタルモンスター)」を参照
ファンロンモン・四聖獣・十二神将(デーヴァ)
東西南北それぞれの方角を護り、輝く4つの目と12の電脳核を持ち、神のごとき力を持つといわれる究極体のデジモン4体と、彼らに仕える十二支を模した完全体のデジモンたち。そして彼らの頂点に立つのが「大地(世界)」を司るファンロンモンであり、8つの目と12の電脳核を持っている。対応するデジモンは以下の表の通り。