デジタルカメラ
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デジタルカメラで撮影した写真の印刷を行うデジカメ専用のプリンターも登場している[注 44]
テレビでの鑑賞

ハイビジョンテレビとの接続用としてカメラ本体にHDMI端子が装備されたり、テレビやレコーダー側にSDカードスロットを備えた製品も増え、リビングの大型テレビで鑑賞することができる。
写真の公開・共有

カメラ本体の機能ではないが、無料で利用できるオンラインアルバム(FlickrGoogle フォトなど)や動画共有サービスYouTubeなど)が増えており、それらを通じて仲間と写真を共有したり、不特定多数に向けて写真を公開することが一般的になりつつある。無線LANを内蔵することでそれらのサイトに直接データを送信できるデジカメも登場している。
年表

1975年

イーストマン・コダックの開発担当者Steve Sassonが世界初のデジタルカメラを発明する。


1988年

富士写真フイルム(現:富士フイルム)、世界初の市販デジタルカメラ「FUJIX(フジックス) DS-1P」を発表。重量400 g、PC用2 MB-SRAMカードに最大10枚記録(記録保持用にボタン電池が必要)


1990年

3月 - ニコン、精細静止画カラーカメラHQ-1500CI/1500CFを発売。報道用機材の延長にある製品で、電子スチルカメラの仲間

10月 - Dycam、一般市場に出たデジタルカメラとしては世界初となる「Dycam Model 1」を発売。同機はLogitech社から「Fotoman」の名でも発売される。定価995ドル。モノクロ9万画素で32枚記録


1992年

4月 - キヤノン、同社最後のSV規格電子スチルカメラの高級機「RC-570」を発売。以後デジタルカメラ開発に力を注ぐ


1993年

富士写真フイルム(当時)、最大16 MBフラッシュメモリ(記録保持に電源を必要としないメモリ)が使えるデジタルカメラ、「FUJIX DS-200F」を発売。39万画素で、定価本体22万円、別売充電池キット2万円。16 MBフラッシュメモリ定価6万5,000円。


1994年

2月 - Apple、同社コンピューターブランド「Macintosh」シリーズの周辺機器として「QuickTake 100」を発売。内蔵1 MBのフラッシュメモリに記録する方式、35万画素。


1995年

3月 - カシオ計算機、「QV-10」を発売。本体定価6万5,000円。25万画素

6月 - リコー、「DC-1」を首都圏で先行発売(翌7月に全国発売)。41万画素CCD採用、PCMCIA type 1規格のフラッシュメモリカードに記録。後にMotion JPEGと呼ばれる連続JPEG画像記録方式を採用し、再生アダプタ経由でNTSC画像をテレビに写せた。

7月 - キヤノン、同社プロフェッショナル向けフィルム一眼レフカメラ「EOS-1N」をベースとしたキヤノンEFマウントレンズが使える初の一眼レフデジタルカメラ「EOS DCS 3」を発売。開発はコダック・プロフェッショナルで、同社から供給を受けて販売された。本体のみ定価198万円。総画素数130万画素。(参考:EOS-1N ボディのみ定価21万5,000円)

9月 - ニコン、プロフェッショナル向けデジタル一眼レフカメラE2/E2sを発売。E2は130万画素、定価110万円。E2sの定価は140万円。富士写真フイルム株式会社(当時)と共同開発された物で、FUJIX(フジックス)DS-505/515としても発売

10月 - ミノルタ(現コニカミノルタホールディングス)、同社フィルム一眼レフ「α-si」シリーズをベースとした3CCDセンサー搭載一眼レフデジタルカメラ「RD-175」を発売。同社初のα(ミノルタA)マウントデジタル一眼レフカメラで、175万画素相当、本体定価68万円。

12月 - キヤノン、同社フィルムカメラ「EOS-1N」をベースとしたEFマウント採用のデジタル一眼レフカメラ「EOS DCS 1」を発売。開発はコダック・プロフェッショナルで、同社から供給を受けて販売された。当時としては異例の有効600万画素CCDを搭載し、3080×2036ドットの12 bit×3色のフルカラー画像の記録にフラッシュメモリでは間に合わず、記録媒体にPCMCIA Type 3のATA-HDDを使っていた。本体のみ360万円。同社、ノートパソコンの拡張スロット(IBM PC110-DOS/V7.0)に差し込んで使用する小型デジタルカメラ「CE300」を発売。27万画素、定価3万9,800円。データはパソコンの記録媒体に直接取り込む

- この年付近から、CCDを使った派生製品である、高性能なフィルムスキャナがいくつかのメーカーから発売される


1996年

3月 - セイコーエプソン、同社初のデジタルカメラ「カラリオPhoto CP-100」発売。35万画素、定価6万9,800円

5月 - キヤノン、同社初のコンパクト機「PowerShot(パワーショット)600」を発表(7月発売)。57万画素、12万8,000円

ソニー、同社初となるデジタルカメラ「サイバーショットDSC-F1」発売。35万画素。

この年、フィルムカメラの新規格「アドバンスドフォトシステム(APS)」を発表、各社から製品が発売。


1997年

3月 - 日本電気、世界最小(当時)の液晶搭載型デジタルカメラ「Picona」を発売。35万画素、定価6万9,800円。縦型で親指でシャッターを押す方式。単3アルカリ乾電池2本で駆動可能。

5月 - ミノルタ、初のコンパクトデジタルカメラ「DiMAGE V」を発売。35万画素、定価7万9,800円。

ソニー、電子スチルカメラ「マビカ」の後継機であるデジタルスチルカメラ「マビカ MVC-FD5」を発売。デジタルカメラとしては唯一、記録媒体として3.5インチフロッピーディスクを使用。

ペンタックス、初のデジタルカメラ「EI-C90」を発売

ニコン、クールピクス100/同300を発売開始。

オリンパス光学工業(現オリンパス株式会社)、一眼レフカメラと同等のファインダーを持つ3倍ズーム機、CAMEDIA C-1400を発売


1998年

ドイツのライカが Camera AG、初のデジタルカメラ「digilux」を発売。富士写真フイルム発売の「FinePix 700」がベース

オリンパスCAMEDIA C-1400 がカメラグランプリの記者クラブ特別賞に選ばれる。デジタルカメラが同賞を受賞したのはこれが初めて

3月 - オリンパス光学工業、コンパクト機として初の100万画素越えをした「CAMEDIA C-840L」を発売。総画素数131万画素。キヤノン、同社デジタル一眼レフカメラ「EOS DCS3」の後継機種となる「EOS D2000」を発売。有効200万画素、定価198万円


1999年

9月 - ニコン、APS-C型CCDセンサー(同社ではDXフォーマットと呼ぶ)を同社初採用のデジタル一眼レフカメラD1を発売。


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