韓国では独自のモバイル機器の発達を見せており、iRiverやiAudioの占めるシェアの割合がiPodよりも高い。 中国では、aigo、ONDA、Ramos、DEGEN、TECSUNなどの地元メーカーのシェアが高い。2005年頃に中小メーカーが淘汰されたとはいえ、それでも多くのメーカーがしのぎを削り新製品を投入している。 デジタル音楽プレーヤーの世界出荷台数は2004年で2,640万台 (IDC)?2,780万台 (In-Stat)、iPod が世界的にヒットした2005年には推定6,000万台以上と見られている。日本でも2005年にはMDの出荷台数が前年の半分以下にまで落ち込み、フラッシュメモリやHDDを用いたデジタル音楽プレーヤーへの世代交代が急速に進んだ。 他の製品との比較では、2005年頃のパソコンの世界出荷台数は2億台を超える規模、2005年頃の携帯電話の世界出荷台数は8億台以上(2006年は10億台弱の見通し、ガートナー)の規模をもち、単体のデジタル音楽プレーヤーの出荷台数はそれほど多くはない。情報機器の世代交代では、記録・再生技術や使い勝手などハードウェアの技術革新と流通・サービスの技術革新で従来よりも市場規模が拡大する現象がしばしば見られ、デジタル音楽プレーヤーも、音楽も聴けるフィーチャーフォンやスマートフォンの普及で変わってきているとはいえ、今後さらに規模が拡大するとの予想も出ている。たとえば、カメラの場合、国内のカメラ市場は、フィルムカメラ時代のおおむね500万台近辺からデジタルカメラに転換した後には900万台弱に拡大している。 デジタル音楽の再生機能は、単体プレーヤー以外にも、旧来のPDAや携帯電話にも搭載されつつある。携帯電話の世界的大手であるノキアは2006年4-6月期だけで、1,000万台を超える音楽対応デバイスを販売しているほか、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2007年1-3月期だけで1890万台を世界市場で販売した。 旧来のパソコンとインターネットを使った音楽購入とデジタル音楽プレーヤーによる視聴以外に、携帯電話を用いた音楽の販売と視聴も、CDの販売額を徐々に落ち込ませるほどに広がりつつある。[8]これはスマートフォンでモバイルブロードバンドの利用が容易になり、音楽の保存に使えるデータ領域も多くなり、更には近年人気の高い各種ストリーミングサービスなどが各社より数多く展開されているということ、および音楽プレーヤーにはパソコンが必要であり、パソコンの不要なプレーヤーは価格が高く普及していないことが背景にある。 代表製品シリーズのみを掲載する。 など
中国の市場動向
他製品との比較
主なメーカー
現行製品
ソニー - ウォークマン Wシリーズ、Eシリーズ、Sシリーズ、Aシリーズ、Fシリーズ、Zシリーズ、NWシリーズ
アイリバー - Astell&Kern KANN、AK70 MK II、SP1000、SE100、SR15など
パイオニア(オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン) - Private XDP-30R、XDP300R、XDP-20など
オンキヨー(オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン) - rubato DP-S1、DP-X1Aなど
ティアック - HA-P90SD
Cowon(iAUDIO) - PLENUEシリーズなど
グリーンハウス - Kana
エムピオ - mpio(日本市場撤退)
トランセンド - T.sonic MP3シリーズ
iBasso Audio - DX200、DX150、DX120
山善 - キュリオム
FiiO - X5 3rd、X1 2nd、X3 Mark III、X7 Mark II、M7 など
事業撤退
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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