登山以外にも、軽量であることに着目し、野宿を伴う徒歩旅行、自転車・バイクのツーリングにもよく使われる。重量が多少アップしても居住性やコストを重視した、ツーリング向けモデルを出しているメーカーもある。
使用時期によりスリーシーズン(春、夏、秋)用と冬季用に分かれる。
非常時やビバーク時などに使用されるツェルトと呼ばれる小型軽量テントもある。
代表的な登山用テント(カッコはメーカー名) 運搬に自動車を使うため登山用と違い軽量であることはさほど重視されておらず、登山用に比べて1人分のスペースがかなり大きめに計算されている。居住性やキャンプに慣れていない人でも設営できることが重視される。ドーム型テント、A型、家型等様々な形状がある。タープやツーバーナー
エアライズ(アライテント)
ステラリッジテント(モンベル)
VL(プロモンテ)
メスナー(ニッピン)
フュージョン(マウンテンセーフティーリサーチ)
オートキャンプ用テント
登山用品店からホームセンターやデパートなど様々なところで売られているが価格・品質にかなりばらつきがある。
代表的なオートキャンプ用テント(カッコはメーカー名)
アメニティドーム(スノーピーク)
クロノスドーム、ムーンライトテント(モンベル)
ミネルバDX(小川テント)
B.C.ドーム(コールマン)
ドームテント
ドームテントは、ドーム型の形状をしており、組み立てが容易で初心者にも扱いやすいテントです。この形状は風を効果的に受け流すため、多くの製品が高い耐風性を持っています。さらに、居住スペースとして機能する前室があり、余裕を持った空間で快適に過ごせます。キャノピー付きのモデルでは、より広いリビングスペースを楽しむことができます。重量はある程度ありますが、収納時は比較的コンパクトで、車のトランクや家での保管に便利です。
2ルームテント
2ルームテントは、寝室と広い前室(リビング)の2つの区切られたスペースを提供するテントです。これにより、就寝エリアと食事や日中の活動エリアを一つのテント内で確保でき、キャンプのための多目的な使用が可能になります。形状は多様で、広い前室を持つドーム型からトンネル型まで様々です。
ワンポールテント
ワンポールテント、別名モノポールテントやティピーテントは、中央に1本のポールを立てて設営する円錐形のテントです。この形状は、かわいらしい見た目で人気があり、特にネイティブアメリカンの移動式住居「ティピー」にインスパイアされたデザインが特徴です。現代のキャンプシーンではドームテントや2ルームテントが一般的ですが、ワンポールテントはその珍しさで個性を際立たせることができます。
ソロテント
ソロキャンプにおいて一般的に使用される「ソロテント」は、1人用の小型テントで、その非常に軽量かつコンパクトな設計が特徴です。これにより、バックパックに取り付けてのハイキングや、自転車、バイクの荷台への積載が容易になり、移動中の負担を軽減します。
パップテント
パップテント、またはシェルターハーフは、もともと軍用に開発された野営用テントの一種で、軍幕とも呼ばれています。このテントはポールを用いたシンプルな構造で、組み立てが容易なことが特徴です。また、そのデザインは機能性を重視しつつも、ある種の粗野な魅力を持っています。
その他の用途.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}ルーフテント(左:収納時、右:展開時)
戦争時の軍隊の居住用から災害時の避難施設としての仮設住宅や難民キャンプなどで国連をはじめとする国際支援によって設置されるテントなどがあり、その仕様は軍事用のものから一般の市況品まで様々である。なかには自然保護区にあるサファリホテルや資材の運搬が困難な場所に建つリゾートホテルなどコテージ部分に限らず全体が大型の仮設テントで作られているものもある。また最近では車の上に載せるルーフテントというものもあり、車中泊などで手軽に旅を楽しむ人達に少しずつ浸透し始めている[8]。
脚注^ 広辞苑第5版
^ a b c “世界の環境共生住宅Vol.6 移動できる家、ゲル(モンゴル)”. 大和ハウス工業. 2021年1月2日閲覧。
^ a b c 高橋庄太郎『テント泊登山の基本』山と渓谷社、2013年、12頁。
^ a b c d e 高橋庄太郎『テント泊登山の基本』山と渓谷社、2013年、13頁。
^ a b 高橋庄太郎『テント泊登山の基本』山と渓谷社、2013年、14頁。
^ テントの輸入 東京税関、2020年4月18日閲覧。
^ a b c d e f 『山への挑戦』pp.187-208「山道具は語る(テント)」。
^ 電動ルーフテント 裕希産業
参考文献
堀田弘司『山への挑戦』岩波新書 ISBN 4-00-430126-2
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、テントに関連するカテゴリがあります。
幕
膜構造
幌
シェルター
DRASH(英語版) - 1984年から販売されるようになった速やかに設営できる軍用のテント。指揮所や野戦病院など前線のテントとして利用される。
表
話
編
歴
登山
全般
山
登山
キャンプ
アウトドア
ワンダーフォーゲル
方法
ハイキング
トレッキング
トレイルランニング
スカイランニング
縦走
ロッククライミング
アイスクライミング
フリークライミング
藪漕ぎ
沢登り
山スキー
山岳
日本の山一覧
高さ順
3000m峰
各都道府県の最高峰
世界の山一覧 (高さ順)
世界の山一覧 (プロミネンス順)
山の一覧
山の一覧の一覧
七大陸最高峰