テレビ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

これに合わせ、東京芝浦電気(のちの東芝)[22]日立製作所松下電器産業[23]が国産カラーテレビを発売。

1961年 - 映画会社の新東宝倒産にともなってフィルムが放送業界に売り払われ、9月頃から順次テレビ放映される。事実上の六社協定(五社協定)の緩和[24]

1963年

4月16日 - 放送批評懇談会が発足。

9月 - 難視聴地域共同受信施設設置事業者の郡上八幡テレビが独自制作の番組を放送開始。日本初のコミュニティチャンネルとされる。

11月23日 - 衛星中継回線を用いた初の日米同時放送(左記の日付は日本標準時)。アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの演説を放送する予定だったが、中継直前に起きたケネディ大統領暗殺事件を伝えるニュース速報に差し替えられた[25]


1966年 - 3月、全国のすべてのテレビ局が回線上でカラー番組をやり取りできる態勢が確立[26]

1968年 - 2月20日、日本初のUHF局であるNHK徳島教育テレビが本放送開始[27]

1969年 - 日本のテレビ受像機生産台数が世界1位になる。

1970年代から1990年代

1970年 - NHK、東京と大阪で
NHK UHFテレビ実験局を開設、UHFテレビ放送の試験運用を開始(1975年4月まで)。

1972年 - 有線テレビジョン放送法が成立。このあと、全国各地でケーブルテレビ会社の設立が相次ぐ。

1973年

10月 - 在京キー局において全番組のカラー化が完了[27]

11月1日 - 教育放送局として開局した日本教育テレビ(のちのテレビ朝日)と東京12チャンネル(のちのテレビ東京)が総合テレビ局化。民間の教育放送局が消滅。


1978年

4月8日 - 日本初の放送衛星ゆり1号打ち上げ成功。7月20日から衛星放送の試験放送を開始。

9月28日 - 日本テレビが世界初の音声多重実用化試験放送によるステレオ放送を開始[28]


1982年 - エプソンがテレビ付き腕時計「テレビウオッチ」を開発。

1983年 - エプソンが液晶ポケットカラーテレビ「ET-10」を開発。世界初のTFT液晶テレビ。

1984年 - 1月23日、放送衛星ゆり2号a打ち上げ成功[29]

1985年 - 11月29日、文字多重放送の本放送が開始[30]

1989年 - 6月1日、「ゆり2号a」を用いたNHK衛星テレビジョン(NHK-BS)が本放送を開始。日本初の衛星放送。

1990年 - 11月30日、日本初の民間衛星放送局である日本衛星放送(JSB・WOWOW)が「ゆり3号a」を用いて試験放送を開始。翌年4月1日より有料の本放送を開始[31]

1992年 - 通信衛星を用いた初の「CS放送」として、5月に「SUPERBIRD B1」によるスカイポートが、10月に「JCSAT-2」によるCS BAANが、相次いで専門チャンネルの有料本放送を開始[32]

これ以降の衛星放送の歴史については日本における衛星放送#歴史参照。


2000年代以降フラットハイビジョンブラウン管テレビ(2000年)ハイビジョン液晶テレビ

2003年 - 12月1日11時00分、東京名古屋大阪を中心にISDB-T方式による地上デジタルテレビ放送を開始。

2006年 - 4月1日11時00分、移動体受信機向けの地上デジタルテレビ放送、通称「ワンセグ」が29都府県で開始。

2011年 - 7月24日12時00分、東日本大震災の被災3県(岩手宮城福島)を除く44都道府県で地上アナログ放送終了。

2012年 - 3月31日12時00分、岩手、宮城、福島のアナログ放送が終了。日本全国でテレビ放送の完全デジタル化が完了し、1926年の開発開始から86年の歴史に幕を閉じた。

2015年

7月1日 - 東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)などが一部時間帯でインターネットサイマル配信エムキャスを開始。

10月26日 - 在京民放キー局5局によるインターネットでの番組見逃し配信サービス、TVer開始。


2016年 - 4月11日、サイバーエージェントとテレビ朝日の出資によるインターネットテレビAbemaTV開局。

2018年 - 12月1日、放送衛星による4K 8Kテレビ放送開始。

2020年

3月1日 - NHKのインターネット常時同時サイマル配信サービス、NHKプラス開始。

10月3日 - 日本テレビ系列が一部時間帯でインターネットサイマル配信・日テレ系ライブ配信(現・日テレ系リアルタイム配信)を開始。


テレビの技術
伝送方式

無線方式、有線方式、インターネット方式などがある。

無線方式はさらに、従来のアナログ方式と近年のデジタル方式がある。過渡期的なアナログとデジタルの両方を用いる方式もあった。

アナログ放送:アナログ
コンポジット映像信号をアナログ変調(振幅変調#残留側波帯、VSB)で、アナログ音声信号はアナログの周波数変調(FMラジオ放送と基本的に同様の方式)で伝送する放送方式(衛星放送は映像はFM、音声はデジタル)。カラー方式やパラメータでさらに細分化される。

世界の放送方式

NTSC

PAL

SECAM

MUSE:アナログハイビジョンのディジタル圧縮アナログ伝送方式。


デジタル放送:すべての映像・音声・付加情報をデジタル変調方式(OFDM、QPSKQAMなど)で伝送する放送方式。日本ではISDB(統合デジタル放送)とも呼ばれる。

おおむね同様のことではあるが、伝送に地上の電波アンテナ(テレビ塔)を用いるかそれとも放送衛星を用いるか光ケーブル用いるか、などを軸にして大分類すると次のようになる。

地上放送:地上の送信所から放送する放送方式。

地上アナログ波テレビ放送(NTSC):日本では1953年から放送されていた方式で、50年以上この方式が続き、2011年7月24日に停波され(例外的に東日本大震災の被災3県では8か月遅れとなる2012年3月31日に停波となり)日本の「完全デジタル化」が完了した。

地上デジタルテレビ放送:日本では2003年12月1日より本放送を開始した現在の方式。


衛星放送人工衛星直接放送衛星(DBS)、通信衛星(CS))から放送する放送方式。

ケーブルテレビ(CATV)

インターネット・テレビ : インターネット経由で映像および音響の信号の伝送を行うものであり、たとえばNetflixなどのインターネット配信事業者の放送を受信するものやYouTubeのチャネルなど。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:130 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef