テレビ東京では、(東京12チャンネル時代に発行した1冊も入れて)以下の7冊を発行している。 社会的な大事件が起きても、テレビ東京を含むTXN系列各局は緊急放送(報道特別番組)や選挙速報(選挙特別番組)を放送しないか、放送しても他局より開始が遅れたり短時間であることが多々ある。俗に「テレ東伝説」(ネットスラング)と称されることがあり[70]、「どんな大事件があっても夕刻のアニメをいつもどおり放送する(=通常編成で臨む)」という都市伝説になっており、局の広報・IR部は「そういうふうに見られることは承知しています」と回答している[71]。なお、報道特番を放送する規準について「重要性、視聴者からのニーズなどを総合的に判断して緊急放送に切り替えている」との見解を示している[71]。原因として、他局と比べて人員・取材拠点やニュース素材の相互提供・制作協力をするネット局(TXNネットワーク)が少ないことが挙げられている[72]。 この編成は、時に視聴者から批判の声が寄せられるときもある。一例として、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生の際には他局より遅れて14:54にスタジオからの緊急放送・CM全面カットの特別編成態勢へ移行した[73]が、通常番組に戻るタイミングが早かったため[注釈 24][74]、約600件の抗議が寄せられた[75]。当時の社長であった島田昌幸が同年3月31日の定例会見で「現場の緊張感が相当高かったため、取材の長期化に備えて少し余裕を持たせたかった」と説明した[注釈 25][75]。 経済に関する重大ニュースについては、NHKを含めても唯一、報道特番を組んだ上で報じる場合がある。一例として日本時間2020年1月8日にレバノンの首都ベイルートにて行われたカルロス・ゴーンの記者会見を放送している[76][77]。
東京12チャンネル15年史(東京12チャンネル社史編纂委員会・編集)1979年4月発行、104ページ[65][66]。
テレビ東京20年史(テレビ東京20年史編纂委員会・編)1984年4月発行、129ページ[67]。
テレビ東京25年史(テレビ東京25年史編纂委員会・編纂)1989年4月12日発行、141ページ[68]。
テレビ東京30年史(テレビ東京30年史編纂委員会・編纂)1994年4月発行、188ページ[69]。
テレビ東京史 20世紀の歩み(テレビ東京・編)2000年4月発行、335ページ。
テレビ東京40年史(テレビ東京・編)2004年4月発行。
テレビ東京50年史(テレビ東京・編)2014年4月発行。
ネットワーク構築の歴史
1969年(昭和44年)10月1日 - MBSテレビ・中京テレビとネットを構築(当時両局は同じ教育専門だった日本教育テレビ〈中京テレビは日本テレビとの変則で〉とのネットワークが組まれており、事実上のクロスネット局であった)。ちなみに、日本科学技術振興財団テレビ事業本部のみの時代は関東広域独立局という位置付けであった。
1973年(昭和48年)11月1日 - 東京12チャンネルが民間放送として開局し、同局が民放5局目のキー局となる。
1975年(昭和50年)3月31日 - 朝日放送テレビとの腸捻転解消によりMBSテレビとのネットワークを解消(ただし、MBSテレビ側は既存の東京12チャンネルからのネット番組を番組購入に切り替えた上で、テレビ大阪開局まで放送を継続)。近畿放送・サンテレビと番販ネットを組む。
1982年(昭和57年)3月1日 - 初の系列局・テレビ大阪開局に伴いメガTONネットワーク[注釈 23]を設立。近畿放送・サンテレビジョンから移行(大阪府のみ)。
1983年(昭和58年)9月1日 - テレビ愛知が開局。メガTONネットワークは一応の完成を見る。
1985年(昭和60年)10月1日 - 初の地方フルネット局であるテレビせとうち(岡山・香川)が開局。
1989年(平成元年)4月1日 - ネットワーク名を「TXN」に変更。
1989年(平成元年)10月1日 - テレビ北海道が開局。
1991年(平成3年)4月1日 - TVQ九州放送(当時:ティー・エックス・エヌ九州)が開局し、TXNの日本縦貫ネットワークが完成。
番組編成詳細は「テレビ東京番組一覧」を参照
報道(緊急放送)