テレビ東京
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また、鶴瓶は司会者だった山城新伍の計らいで出演した[140]1977年3月26日放送の最終回においても、番組打ち切り[注釈 49]に納得がいかない山城に促される形で、テレビカメラの前で肛門を見せてスタジオから逃走[141][139]。その勢いで、敷地内にあった池[注釈 50]に飛び込むと、当時の社長である中川順が大切に育てていた錦鯉を踏み殺した。この件で鶴瓶は2003年の系列局・テレビ大阪制作であった『きらきらアフロ』のテレビ東京第1スタジオ(当時)での収録[142]までテレ東から出入り禁止[143]となった。

1997年2月15日、『ザ・道場破り!』の企画としてのトルコでのオイルレスリングの試合の前座を務める江頭2:50が興奮のあまり、身に付けていたふんどしを脱ぎ捨て性器を露出した全裸の状態で自身の持ち芸を披露した。会場は騒然となり試合は中止となる。トルコでは宗教の関係で人前で全裸になることは禁じられているため、江頭は現地警察に逮捕された。この映像が同月19日には米国の通信社により世界に配信されたことで当時の社長が謝罪する事態となった[144]

1997年にテレビアニメ『ポケットモンスター』の放送中、視聴者が突然倒れ病院に運ばれるといった事件が発生した(いわゆる「ポリゴンショック」)。本放送の終了後、放送を見ていた一部の視聴者が体調不良を訴え、病院に救急搬送された。病院に搬送された患者の多くは児童であった。自治省(現:総務省消防庁の調べでは30都道府県の中の651人が病院に搬送され、そのうち、130人以上が入院したとされている[145]。原因とされているのは、パカパカを始めとするストロボやフラッシュなどの激しい点滅が多用されたシーンを断続的に視聴したことにより引き起こされた光過敏性発作である。一つのテレビ番組を見ていたことで700人近くが病院に搬送されたのは、世界のテレビ史上初の出来事であったとされ[146]、「最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組(Most Photosensitive Epileptic Seizures Caused by a Television Show)」として、ギネス世界記録に認定[147]された。

1998年2月、深夜番組の『ギルガメッシュないと』について、視聴者の方から番組審議会宛に「内容がお色気番組として笑って見過ごせる範囲を超えているのでは?」という苦情が多く寄せられ、放送内容が審議された結果、同年3月をもって番組も終了となった。

2002年5月27日、『ニュースウォッチ』と『TXNニュースアイ』の番組冒頭で、中国人窃盗団の犯行から逮捕までの一部始終を「外国人犯罪の増加」をテーマとするスクープ映像として放送した。だが、窃盗団の案内役である日本人男性から事前に情報を入手していたにも関わらず、警察へは連絡したものの実際に被害にあった会社には連絡していなかったことの他、取材の過程で提供者に金銭を渡していたこと、窃盗団メンバーの顔写真を警察に提供していたこと、記者とデスク以外に取材手法や内容を把握していた者がいなかったことなどが問題視された。この件でテレ東は安易な映像スクープ主義視聴率狙いの衝撃映像などとして厳しい批判を受けた[148]

2005年1月28日、『教えて!ウルトラ実験隊』で、25日に放送された花粉症対策を扱った回が千葉大学で臨床実験中の最新治療法『舌下減感作療法』について、「2週間の実験が必要なところを5日程度で済ませ、効果が出るまで最低2 - 3か月かかるところを、2週間で効果が現れたかのように放送した」と事実の歪曲があったことを発表した。が、2月1日には追加の調査結果が発表され、上記の説明も「実験は全く行っておらず、治療を受けていない人物に虚偽の証言をさせた」と一部虚偽だったことが発覚し[149]、同番組は2月8日に打ち切りとなり、総務省より厳重注意の処分を受けた[150]。なお、製作に関わった局幹部ら4人を局として処分している。

2005年6月14日、『日経スペシャル ガイアの夜明け』で東京都内の男性を「うなずき屋」と称し、「相手の話にうなずくだけで料金は2時間で1万円」と伝えた。これに対し男性が、「悪徳業者と誤解された」と放送倫理・番組向上機構(BPO)に抗議した[151]。現金受け渡しのシーンはテレビ東京に依頼されたものと判明した。さらに、このシーンが人権侵害だったことも指摘された[152]

2006年10月27日、『おはスタ』でブルーベリーとして紹介した「ヨウシュヤマゴボウ」は、根、茎や葉、黒紫色に熟す果実を食すと嘔吐下痢を起こすという有毒植物であることが発覚し、同局のニュースなどで注意を呼びかけた[153]。番組としては翌週の10月30日の放送で、この件に関する謝罪と注意喚起を行っている。

2007年1月に、テレビ東京ダイレクト(TXD)が通信販売した「快眠★夢枕」について、ゲルマニウムや竹繊維が使われており抗菌効果や消臭効果、遠赤外線効果があると宣伝した。しかし実際には上記の素材は使われておらず、TXDは販売を中止し商品の買い戻しを実施し、返金を行った[154]。さらに公正取引委員会から景品表示法違反(優良誤認)にあたるとし、再発防止などを求める排除命令が下された。

2008年12月4日、『よろセン!』で出演者だった℃-uteのメンバー・中島早貴アドルフ・ヒトラーのことを「世界の偉人」として取り上げ、「ヒトラーおじさん」「癒しの演説」などと紹介し、かわいらしいイラストを披露したり、空想上のモノマネを他の出演者と行うなどした[155]。このことが問題となり「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」として8日にウェブサイト上で謝罪した[156]

2009年7月22日と23日に、局が主催したイベント『恐竜2009』の飲食コーナーで、販売していたホットドッグに販売業者が消費期限切れのパンを使っていたことが判明。30日に社長の島田昌幸が7月定例会見で謝罪する事態となった[157]

2010年4月11日のフィギュアスケートショーの放送で、浅田真央ら3選手の演技の失敗部分を別の演技の同部分と差し替えて放送した。この件に関してスポーツ社会学者の森川貞夫日本体育大学教授が、娯楽性に偏る余り記録性を軽視している点、編集映像であることを明示せず視聴者を欺いている点を現在のメディアの問題点と指摘している[158]

2010年11月8日放送の『月曜プレミア! 主治医が見つかる診療所』において、番組中に酵素を用いた健康飲料を飲んで断食を伴う実験を行ったが、この方法を用いたダイエットに成功したとされる治験者の1人が当該の健康飲料を販売する会社の社長であった事が発覚した。放送倫理・番組向上機構(BPO)でも審議入りするなど問題視され、2011年7月にはBPOから放送倫理違反と認定された[159]

2011年1月25日放送の『ありえへん∞世界』にて、沖縄県の南大東島のサトウキビ農家を取り上げた際、年収が1000万円以上ある農家が150人?200人いることや、サトウキビ農家が沖縄本島ビバリーヒルズのような豪華な別荘を所有しているといった紹介がなされ、南大東村島尻郡)の村長から「偏見に基づく、事実と異なる」との抗議を受けていた事が判明した。放送倫理・番組向上機構でも問題視され、「農家が補助金で贅沢な暮らしをしているかのように、面白おかしく編集されており、悪質だ」という意見が出され、審議入りの事態に発展し同年9月に放送倫理・番組向上機構から放送倫理違反であると認定された[160]。テレビ東京は6月7日の放送にて、南大東村に謝罪した[161]

2011年6月12日、『月刊MelodiX!』の収録中、女性アイドルグループ・ぴゅあふるのメンバー2人(綾川小麦・藤崎麻美)が負傷するという事故が発生した。同番組内のゲームコーナーである「ぐるぐるチョコバット対決」において綾川と藤崎が目が回った状態でスタジオの端にある溝に落下し、綾川が左坐骨と鼻骨を骨折する全治1ヶ月の重傷、藤崎も左足首を捻挫する軽傷を負った[162]

2011年6月18日放送の『田勢康弘の週刊ニュース新書』において放送された元経済産業大臣甘利明に対する福島第一原子力発電所事故に関するインタビューの放送内容で名誉を傷つけられたとして、甘利が番組に謝罪を要求し、これを受けて局側は翌週25日の放送で謝罪した[163]
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