他にも「ラグビーワールドカップ2003」の録画中継や「全仏オープンテニス」[注釈 30][101]がある。
かつては東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の中継も1979年から行っていた。しかし、当時は放送技術などの問題があり、一部区間(特に箱根山岳部)からの生中継が困難だったことから、復路の一部と東京・大手町のゴール地点からの中継のみに留まった。1987年から日本テレビが箱根駅伝の中継(『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』)を行うことになり、同大会の共同主催者で日本テレビの親会社でもある読売新聞社(現:読売新聞グループ本社)からの要請もあり、同中継の放映権を譲渡したため、終了した[102][103]。
変わったところでは、1972年 - 1975年の『日米対抗ローラーゲーム』や、1975年4月から2年間の『勝ち抜き腕相撲』[注釈 31][104]がある。
『世界卓球』などのスポーツ中継などは積極的に力を入れているが、報道「緊急放送」時とは異なり、日本勢・日本人の注目する試合などは通常編成から急遽スポーツ中継に切り替えられるケースがある[注釈 32]。試合延長時には延長オプションなどを設けず、最後まで完全中継する傾向がある[105][注釈 33]。後続の通常の番組編成に大きく影響し、状況によっては通常番組が大幅繰り下げ・番組休止(翌週に延期)される場合がある[注釈 34][注釈 35][106][注釈 36][注釈 37]。
なお近年、ゴルフの「全米女子オープン」の放映権を2020年をもって撤退[107]した他、「全米プロ選手権」「全仏オープンテニス」も2021年をもって放映権から撤退するなど、海外開催のゴルフ・テニスの試合中継が行われなくなっている[注釈 38][注釈 39]。 開局当初はお色気路線を敷き、『ハレンチ学園』や『プレイガール』といった作品が人気を博した。時代劇では『大江戸捜査網』が14年に亘って放送され、リメイク版も制作されている。1981年からは毎年正月に『新春ワイド時代劇』を放送していた(2016年まで)。 『モテキ』(2010年7月期)のヒットを契機に深夜ドラマ枠が増え始め[108]、2022年4月期にはドラマ枠が週9本(ゴールデン帯の金曜8時のドラマを含む)に拡大しており[109]、民放キー局では最多となっている。ドラマ枠が少なかった頃はドラマ制作志望で入社した社員もバラエティ部門に配属されていたが、枠拡大に伴いそちらでキャリアを積んできた社員がドラマ部門に移籍しプロデューサーを務めるようになっている[110][111]。更には『孤独のグルメ』の成功を受け、『きのう何食べた?』などのテレビ東京が得意とするグルメバラエティをドラマに応用した作品も目立っている。2023年現在、テレビ東京ではドラマ制作において制作局ドラマ室とコンテンツ事業局ドラマプロデュース部の2つの異なる部署が存在する。 アニメによく見られる製作委員会方式を取り、パッケージビジネスのほか配信サービスへの販売や、イベント収入などで利益を上げている[112]。 アニメも重点分野の一つで、『ポケットモンスター(ポケモン)』『NARUTO -ナルト-』『SPY×FAMILY』などがヒットした[113]。自局や系列局での放送だけでなく、2009年にはアニメ局を設立し、国内外へ番組コンテンツや関連商品を販売するライツ事業も展開している[113]。自社の収益拡大だけでなく、日本のアニメ関連産業の経済的パイを拡大して、人材の待遇向上につなげることも意図している[113]。 断続的ではあるものの、特撮作品も積極的に制作しており2011年以降は『ウルトラシリーズ』の制作をTBS系列から引き継いだ。また『快傑ズバット』『スパイダーマン』『超光戦士シャンゼリオン』など、カルト的人気を博した作品も多い。2017年から2022年までは女性ヒロインによる『ガールズ×戦士シリーズ』を制作していた。 実験的・挑戦的な番組を多数送り出しており、短期間で打ち切りになった番組も多い一方で『三波伸介の凸凹大学校』『対決!スーパーカークイズ』『開運!なんでも鑑定団』『元祖!大食い王決定戦』などの人気番組もある。 紀行・旅行番組を得意としており、『土曜スペシャル』『いい旅・夢気分』のみならず、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズや『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』などの番組も生み出している。 製作委員会への参加作品も含む。詳細は「Category:テレビ東京製作の映画」を参照 2016年11月7日に新本社からの放送を開始した。 新規事業の拡大およびマスター(主調整室)機器の更新を理由に、2012年に同局としては約30年ぶりとなる本社機能の移転を発表した[115]。
ドラマ
アニメ・特撮
バラエティ
映画製作
隠密同心・大江戸捜査網
ポケットモンスター(1998年 - )
とっとこハム太郎シリーズ(2001年 - 2004年)
2011年
モテキ
2012年
アウトレイジ ビヨンド
LOVE まさお君が行く!
2013年
横道世之介
ひまわりと子犬の7日間
俺はまだ本気出してないだけ
舟を編む
ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE
人類資金
利休にたずねよ
マダム・マーマレードの異常な謎 出題編
マダム・マーマレードの異常な謎 解答編
キッズ・リターン 再会の時
2014年
和ちゃんとオレ
蜩ノ記
超高速!参勤交代
ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキックラブ
2015年
みんな!エスパーだよ!
2016年
超高速!参勤交代 リターンズ
ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE
湯を沸かすほどの熱い愛
永い言い訳
2017年
愚行録
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
銀魂
アウトレイジ 最終章
2018年
羊の木
BLEACH
銀魂2 掟は破るためにこそある
日日是好日
2019年
長いお別れ
泣くな赤鬼
えいがのおそ松さん
引っ越し大名!
パラサイト 半地下の家族(製作費出資)
2020年
風の電話
星の子
461個のおべんとう
さくら
2021年
銀魂 THE FINAL
花束みたいな恋をした
妖怪大戦争 ガーディアンズ
孤狼の血 LEVEL2
バイプレイヤーズ ?もしも100人の名脇役が映画を作ったら?
劇場版「きのう何食べた?」
映画演劇 サクセス荘
2022年
名付けようのない踊り
映画 おそ松さん
チェリまほ THE MOVIE ?30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい?
映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ
死刑にいたる病
犬王
2023年
劇場版 SPY×FAMILY CODE:White
社屋・スタジオ
六本木本社(現:六本木グランドタワー)第3スタジオ
第1スタジオ(1F/200坪) - バラエティ番組、大型番組などの収録向けのスタジオ。生放送にも対応している。『ありえへん∞世界』『有吉ぃぃeeeee!』『日本作詩大賞』(毎年11月下旬 - 12月中旬)、『池上彰の選挙ライブ』など。
第2スタジオ(4K対応、1F/100坪) - 生放送の情報番組、バラエティ番組向けのスタジオ。『日経モーニングプラス』『日経プラス10』『日経プラス10サタデー ニュースの疑問』『早起き日経+FT』(BSテレ東)など。
第3スタジオ(10F/120坪) - 報道専用スタジオ。『ニュースモーニングサテライト』『昼サテ』『ゆうがたサテライト』『WBS』『TXNニュース』など。かつて放送されていた『MORNING CHARGE』では同スタジオ内のバーチャルセットから放送していた。
第4スタジオ(10F/110坪) - 情報番組、スポーツニュース、一部のバラエティ番組などで使用のスタジオ。『おはスタ』『追跡LIVE!Sports ウォッチャー』『ウイニング競馬』『あちこちオードリー』『一夜づけ』など。過去には『青春高校3年C組[114][注釈 40]』でも使用。
移転までの経緯
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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