テレビ東京
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2003年の第7戦で[83]、29年ぶりのテレビ東京での中継が実現した[注釈 27]以降は中継回数も過去より多くなっている[84][85][86][87]

また、オールスターゲームは、1971年第2戦のみの中継だが、2軍の大会であるフレッシュオールスターゲームは1978年から中断をはさみつつ1998年まで放映した。
サッカー中継

1968年、『三菱ダイヤモンド・サッカー』の放送を開始。1970 FIFAワールドカップの試合フィルムとその放映権を獲得し、1974年7月には同年開催の大会の決勝戦を深夜枠で生中継した。

1993年に開幕したJリーグでは、『J-LEAGUE LIVE』として、Jリーグ元年から1998年シーズンまで主に関東地方に所属するホームタウンクラブの主催試合をメインに中継した[注釈 28]。1999年シーズンから2003年シーズンまではテレビ東京がスポンサーとなっていたFC東京の主催試合をメインに中継を行っていた。

1993年10月28日には「ドーハの悲劇」と呼ばれるW杯最終予選日本vsイラク戦を放送し、局の史上最高となる48.1%の視聴率となった[88]

2018年6月から同年7月に行われた2018 FIFAワールドカップでは同大会の中継を行わなかった。但し、同大会の放映権はジャパンコンソーシアム(NHK・日本民間放送連盟加盟各局)による共同購入だったため、ニュース情報番組における試合映像の利用は可能だった[89]

2022年11月から同年12月に行われた2022 FIFAワールドカップでは放映権料の高騰を理由にジャパンコンソーシアムによる共同購入ではなく、放送各局による個別での購入となり、テレビ東京は同大会の放映権を取得しなかったため、2大会連続でFIFAワールドカップの中継を行わなかった[89][90]。また、ニュース・情報番組での試合映像使用権も購入しなかったため、同大会の模様を報じる際に通信社などの報道機関から購入した写真(静止画)の放映を余儀なくされた。この事について、石川社長は会見の中で「期待されているコンテンツだと思っていますが、我々は商業的メディアという側面もあり、採算、経済合理性も考えなければいけない。他の番組を痛めてまでスポーツを放送するためにお金や人材も含めて回す必要があるのかどうかという総合的な判断です」と答えている[91][92]
格闘技中継
プロレス
世界のプロレスを1960年代の『プロレスアワー』や『
世界のプロレス』にて紹介。日本国内では国際プロレスに始まり、SWS、第一次UWF等を中継。女子プロレス中継もしていた。
プロボクシング
1970年代より、ヘビー級モハメド・アリラリー・ホームズマイク・タイソン、中量級では、マービン・ハグラーシュガー・レイ・レナードトーマス・ハーンズロベルト・デュランなど、数多くの世界タイトルマッチを衛星生中継していた日本で唯一のテレビ局だった。この中継でジョー小泉が解説者としてデビューしている。その後、世界タイトルマッチの権利をWOWOWが獲得してから中継が減り、2000年代には「ボクシング・グランプリ2007」や大晦日の世界戦中継[93]などを放送していたが、2017年を最後にボクシング中継は行われていない。
その他格闘技
2005年にはUFCの中継を始め、2010年4月8日には地上波初のプライムタイム中継[94]を行った。日本の団体では、CAGE FORCE戦極K-1のレギュラー番組があった。女子格闘技も『激突!女子格闘技大戦争』[95]等のタイトルで中継した。
モータースポーツ中継

タミヤRCカーグランプリ』やロードレース世界選手権中継(テレビ大阪製作)、『モーターランド』(後期はテレビ愛知制作)などを放送し、21世紀以降は『SUPER GT+』、『AXEL』を始め、世界ラリー選手権ダカール・ラリー鈴鹿8耐(テレビ大阪製作)などのダイジェスト番組などを放送していたが、2022年3月末で『SUPER GT+』が終了。それ以降は、モータースポーツ関連の番組は途絶えている。
その他のスポーツ中継

近年は卓球に力を入れており、世界卓球選手権2005年[96]から)や、ジャパンオープン[97]といった国際大会を中継している他、卓球をテーマとしたバラエティ番組である『テレ東卓球塾』を2023年8月まで[98]放送していた。

ゴルフは、全米プロ選手権[99](2021年まで)などの試合中継のほか、プロゴルファーによるレッスン番組を放送し続けている。

公営競技については、1970年4月から土曜日の関東地区の中央競馬中継(『土曜競馬中継』→『ウイニング競馬』)を行っている[注釈 29]。また、競輪祭[100]など競輪の主要レースを中継。また2012年までは競艇も中継していた。

他にも「ラグビーワールドカップ2003」の録画中継や「全仏オープンテニス[注釈 30][101]がある。

かつては東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の中継も1979年から行っていた。しかし、当時は放送技術などの問題があり、一部区間(特に箱根山岳部)からの生中継が困難だったことから、復路の一部と東京・大手町のゴール地点からの中継のみに留まった。1987年から日本テレビが箱根駅伝の中継(『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』)を行うことになり、同大会の共同主催者で日本テレビの親会社でもある読売新聞社(現:読売新聞グループ本社)からの要請もあり、同中継の放映権を譲渡したため、終了した[102][103]

変わったところでは、1972年 - 1975年の『日米対抗ローラーゲーム』や、1975年4月から2年間の『勝ち抜き腕相撲[注釈 31][104]がある。

世界卓球』などのスポーツ中継などは積極的に力を入れているが、報道「緊急放送」時とは異なり、日本勢・日本人の注目する試合などは通常編成から急遽スポーツ中継に切り替えられるケースがある[注釈 32]。試合延長時には延長オプションなどを設けず、最後まで完全中継する傾向がある[105][注釈 33]。後続の通常の番組編成に大きく影響し、状況によっては通常番組が大幅繰り下げ・番組休止(翌週に延期)される場合がある[注釈 34][注釈 35][106][注釈 36][注釈 37]

なお近年、ゴルフの「全米女子オープン」の放映権を2020年をもって撤退[107]した他、「全米プロ選手権」「全仏オープンテニス」も2021年をもって放映権から撤退するなど、海外開催のゴルフ・テニスの試合中継が行われなくなっている[注釈 38][注釈 39]
ドラマ

開局当初はお色気路線を敷き、『ハレンチ学園』や『プレイガール』といった作品が人気を博した。時代劇では『大江戸捜査網』が14年に亘って放送され、リメイク版も制作されている。1981年からは毎年正月に『新春ワイド時代劇』を放送していた(2016年まで)。

モテキ』(2010年7月期)のヒットを契機に深夜ドラマ枠が増え始め[108]、2022年4月期にはドラマ枠が週9本(ゴールデン帯の金曜8時のドラマを含む)に拡大しており[109]、民放キー局では最多となっている。ドラマ枠が少なかった頃はドラマ制作志望で入社した社員もバラエティ部門に配属されていたが、枠拡大に伴いそちらでキャリアを積んできた社員がドラマ部門に移籍しプロデューサーを務めるようになっている[110][111]。更には『孤独のグルメ』の成功を受け、『きのう何食べた?』などのテレビ東京が得意とするグルメバラエティをドラマに応用した作品も目立っている。2023年現在、テレビ東京ではドラマ制作において制作局ドラマ室とコンテンツ事業局ドラマプロデュース部の2つの異なる部署が存在する。

アニメによく見られる製作委員会方式を取り、パッケージビジネスのほか配信サービスへの販売や、イベント収入などで利益を上げている[112]
アニメ・特撮

アニメも重点分野の一つで、『ポケットモンスター(ポケモン)』『NARUTO -ナルト-』『SPY×FAMILY』などがヒットした[113]。自局や系列局での放送だけでなく、2009年にはアニメ局を設立し、国内外へ番組コンテンツや関連商品を販売するライツ事業も展開している[113]。自社の収益拡大だけでなく、日本のアニメ関連産業の経済的パイを拡大して、人材の待遇向上につなげることも意図している[113]

断続的ではあるものの、特撮作品も積極的に制作しており2011年以降は『ウルトラシリーズ』の制作をTBS系列から引き継いだ。また『快傑ズバット』『スパイダーマン』『超光戦士シャンゼリオン』など、カルト的人気を博した作品も多い。2017年から2022年までは女性ヒロインによる『ガールズ×戦士シリーズ』を制作していた。
バラエティ

実験的・挑戦的な番組を多数送り出しており、短期間で打ち切りになった番組も多い一方で『三波伸介の凸凹大学校』『対決!スーパーカークイズ』『開運!なんでも鑑定団』『元祖!大食い王決定戦』などの人気番組もある。

紀行・旅行番組を得意としており、『土曜スペシャル』『いい旅・夢気分』のみならず、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズや『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』などの番組も生み出している。
映画製作

製作委員会への参加作品も含む。詳細は「Category:テレビ東京製作の映画」を参照

隠密同心・大江戸捜査網

ポケットモンスター(1998年 - )


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