テレビ朝日
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この他、ドラマの再放送にも積極的で平日および土曜日の14 - 16時台に再放送を実施している[注釈 20]。2015年3月からは早朝4時に時代劇専門の再放送枠『おはよう!時代劇』を開始(関東ローカル)。通常天気予報やニュースを放送する時間帯で異例の編成となったが、視聴率2%と好調を博している。

2017年4月3日から、月曜 - 金曜12時30分 - 12時50分枠にて、シルバー向け新帯ドラマ枠『帯ドラマ劇場』を開始した[52]。これにより民放での帯ドラマが『東海テレビ制作昼の帯ドラマ』(フジテレビ系列全国ネット)終了後1年ぶりに復活させたが、2020年3月で廃枠となった。
特撮

テレビ朝日は東映制作の特撮ドラマも擁しており、現在は日曜朝に放送の『スーパー戦隊シリーズ』と『仮面ライダーシリーズ』は「スーパーヒーロータイム」の愛称が付けられており、日本で唯一特撮番組を継続して製作しているテレビ局でもある。

仮面ライダーシリーズについてはかつて、昭和時代の作品もネット受けしていたが、MBSが制作していたために1975年4月の腸捻転解消によりTBS系列に移動となった。スーパー戦隊シリーズはその後枠として立ち上げられた。『メタルヒーローシリーズ』終了後の2000年からは、それまで仮面ライダーシリーズを制作・放送していたMBSに代わって制作を担当することになった。以降はシリーズ作品のほか、「仮面ライダーVSスーパー戦隊」や過去にテレビ朝日が制作した特撮作品(メタルヒーロー・人造人間キカイダーなど)を登場させるクロスオーバー作品も不定期に制作している。なお、「スーパーヒーロータイム」はテレビ朝日のドラマ作品では唯一、連動データ放送を実施している。

開局間もない1960年には、NETテレビ開局を記念した子ども番組として人形劇映画『ベニスの商人』(制作:東京中央人形劇場)が放送された。当時は生放送で人形劇が放送されていた時代であったが、この番組は人形劇をフィルム撮影し、その上にアニメーション撮影の場面を加えた、初の人形劇映画作品となった[53]
アニメ「テレビ朝日系アニメ」も参照

教育局であった1963年にスタートした『狼少年ケン』でテレビアニメに初参入。その後、1966年にスタートした『魔法使いサリー』を始めとした「魔女っ子シリーズ」が人気を博した。総合局となってからも『一休さん』や『キャンディ・キャンディ』などヒット作品を続々輩出した。これら歴代の作品の多くは、テレビ朝日の関連会社でもある東映アニメーション(旧東映動画)の製作によるものが大半を占めている。

腸捻転時代の準キー局であったMBSとネットを組んでいた時代は、『おそ松くん』や『エースをねらえ!』といった作品が同局からのネットで放送され、いずれも大ヒットした。後にTBS系列で人気番組になった『まんが日本昔ばなし』は、腸捻転解消前の最後の3ヶ月のみ放送されていた。

1980年代には、前年にスタートした『ドラえもん』を筆頭に、『怪物くん』や『忍者ハットリくん』などシンエイ動画製作による藤子不二雄作品がアニメの中心となり、1985年には『藤子不二雄ワイド』と銘打った1時間のアニメ・コンプレックスゾーンも設けていた。1987年10月の『ニュースシャトル』の開始により廃枠となるが、代わってわって平日の18:50 - 19:20枠をアニメで統一させ、視聴習慣に対応した。なお、シンエイ動画については2010年に完全子会社としている。

1990年代には、現在も放送中の『クレヨンしんちゃん』や『美少女戦士セーラームーン』『SLAM DUNK』など人気を博した作品がスタートしたものの、2004年9月にはこれらの作品を放送していた土曜夜7時台から撤退した(1997年9月に一旦終了、2002年4月に復活するものの、約2年半で終了)。

2009年10月には、火曜夜7時台に久々となるゴールデンタイムのアニメ枠を新設するも定着せず、2011年4月期に日曜朝6時30分枠と統合させる形で撤退、残る金曜夜7時台の2番組についても2019年10月期に土曜夕方へと移動し[54]、ゴールデンタイムのアニメ枠も消滅する事となった。

深夜アニメについてはかつて他系列と同等に放送していたが、2007年4月の改編にて深夜アニメ枠を一旦廃止した。以降は散発的な放送に留まり、在阪・在名系列局の朝日放送・メ?テレで製作・放送されている深夜アニメ作品の逆ネット実績も無いなど積極的な取り組みは行われていなかったが、2020年4月期より『NUMAnimation』の名称でテレビ朝日では初となる深夜アニメレーベルが新設された[55]。2020年10月からは同枠が関東ローカルから全国ネットに昇格、さらに朝日放送テレビからの全国ネット枠『ANiMAZiNG!!!』を新設し、連続1時間の深夜アニメ枠となった[56]

このほかにも新海誠監督作品の地上波放映権を獲得しており、大作はプライム帯、それ以外の作品は深夜に放送することがある。
過去のテーマソング

現在は特になし。
NETの歌
作詞:
サトウハチロー、作曲:團伊玖磨
テレビ朝日の歌
作詞:阿久悠、作曲:小林亜星、編曲:高田弘、歌:ピーカブー & ムーン・ドロップス、演奏:東京室内楽協会日本教育テレビ(NETテレビ)が、全国朝日放送(テレビ朝日)に社名変更された記念に作られた歌。オープニング時とクロージング時に使用された。当時、アストロミュージック出版によって非売品のシングルレコード(『わが家の友だち10チャンネル テレビ朝日』)が制作された(A面に歌入り、B面はインストゥルメンタルバージョン)。長らく市販されていなかったが、2008年3月19日に日本コロムビアから発売されたコンピレーション・アルバム『阿久ちゃんねる?阿久悠作詞のTVテーマ・CMソング集』に収録された。その後、2009年11月11日にユニバーサル ミュージック ジャパンから発売されたコンピレーション・アルバム『ブロードキャスト・トラックス テレビ朝日編』のボーナス・トラックとして収録されている。
We will be together ?未来へ?
作詞:滝沢秀明松田聖子藤井隆山下智久横山裕渋谷すばるこずえ鈴、作曲:石井竜也フラッシュ金子、歌:松田聖子2000年、『music-enta』の企画で作られた歌。同番組のレギュラー出演陣がフレーズを出し合い作詞した。同年5月11日?31日、オープニング時に使用された[57]
スタジオ
六本木6丁目本社ビル(六本木ヒルズ)「テレビ朝日本社ビル」および「六本木ヒルズ」も参照

幕張メッセの設計でも知られるプリツカー賞建築家槇文彦の設計、施工は竹中工務店。スタジオは全部で12か所ある。HD/SD切替方式。BS朝日向けの放送を含めて生放送番組はすべてハイビジョン制作である。

本社にある汎用スタジオは3つ(1、2、3スタジオ)である。在京キー局では一般的な数であるが、スタジオの床面積はあまり広くないことや階数が低いことから(在京キー局の基本は20階建て以上)、旧本社のアーク放送センターと相互補完をしながら運用している。

なお、第3・第4・第5スタジオおよびニュースルームは同一フロアに存在しており、共通の美術倉庫「アレンジメントスペース」[58]に繋がっている。報道を中心に情報系番組はほぼすべてがこれらのスタジオ群で制作されている。主に『報道ステーション』『スーパーJチャンネル』『グッド!モーニング』で使用する第4スタジオとニュースルームのサブ(副調整室)はどちらも報道専用として設計されており、相互・統合運用を可能としている。


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