1984年にはアメリカのCNNと提携、1985年にはプライムタイムに大型ニュース番組『ニュースステーション』を開始した。現在も『報道ステーション』と『スーパーJチャンネル』に代表されるニュース番組や『朝まで生テレビ!』などの討論番組、『ビートたけしのTVタックル』や『池上彰のニュースそうだったのか!!』といった時事問題を扱ったバラエティ番組の制作を得意としている。ほか、深夜のバラエティ番組枠「ネオバラエティ」や「金曜ナイトドラマ」などそれまで不毛だった時間帯の開拓にも積極的な姿勢を見せている。
かつてのNETテレビ時代に学校放送を制作・放送していた名残で、ANNとは別に財団法人民間放送教育協会(民教協)を主催しており、加盟局の持ち回り制作で教育番組を放映している(地上波のほか、BS朝日・テレ朝チャンネル2でも放送)。また開学初期の放送大学にも授業番組の制作に携わっている。
在京キー局では2010年代以降、自社系の有料動画配信サービスを次々と開設したが、テレビ朝日ではこれに加えてインターネット事業者のサイバーエージェントと共同出資し、原則無料のインターネットテレビ局「AbemaTV」を開設した。配信番組にはテレビ朝日制作番組の続編やスピンオフ企画のほか、一部のオリジナル番組が地上波深夜枠で放送されることがある。2017年以降は地上波の一部のドラマ作品でテレビ朝日と共同制作を行っている[注釈 14]。
芸能事務所ではかつては石原プロモーション(2021年解散)との結びつきが非常に強かった。これは『西部警察』制作の際、テレビ朝日から「広告代理店を介さずに(石原プロと)直接契約する」という異例の条件を提示されたことがきっかけで、これ以降石原プロ制作番組は原則テレビ朝日での放映となった。同プロダクションの創始者でもある石原裕次郎の追悼式典(13回忌、17回忌、23回忌法要など。)や、2000年8月に開催された「21世紀の石原裕次郎を探すオーディション『1億人の心をつかむ男』」の後援や生中継も行っていた。
その他にもホリプロとオスカープロモーション所属のタレントの起用が多く、両プロダクションがそれぞれ開催する新人発掘オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」と「全日本国民的美少女コンテスト」を後援し、その模様も特番で放映している。なお、オスカーについては所属タレントがMCを担当するバラエティ番組を制作・放送している。
テレビ視聴率を測定している調査会社のビデオリサーチは2020年4月から全国すべての地区で個人視聴率を導入した[43]。これに伴い、在京民放キー局各社やテレビ朝日系列局の朝日放送テレビでは広告主のニーズが高いコアターゲット層[注釈 15]を重視した番組作りに切り替えている[44][45]。しかし、テレビ朝日はアクティブシニア層が含まれる50歳以上が日本における総人口の半分以上を占めている現状を踏まえ、個人視聴率導入後も世帯視聴率を重視すると同時に19時台から22時台のゴールデン・プライムタイムは引き続き全年齢層をターゲットとした編成や番組作りに取り組むことを明らかにしている[46][47][48]。この結果、世帯視聴率では好調の番組でもコアターゲット層を対象とした視聴率(コア視聴率)では苦戦している番組が多数発生する状態になった[48][49]。 NETテレビ時代の1964年にワイドショーの先駆けとなる『モーニングショー』がスタート。 1980年代後半にスタートした報道・情報番組の中には、放送20年を越える長寿番組となったものも多い。1985年、22時台としては初の大型ニュース番組『ニュースステーション』が開始、「夜のニュース戦争」の火付け役となり、TBSなどもこれに追随した。1987年には深夜の討論番組『朝まで生テレビ!』が、1989年には『サンデープロジェクト』と報道ドキュメンタリー『ザ・スクープ』が放送開始した。 サッカー中継にも力を入れており、アジアサッカー連盟主催のAFCチャンピオンズリーグは2007年から2012年までBS朝日とテレ朝チャンネルで中継していた。
制作番組詳細は「テレビ朝日番組一覧」を参照
報道・情報番組
スポーツ