テレビ朝日
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2002年、前年の世界水泳選手権福岡大会での取り組みをきっかけに、体質改善を目的として「全社変革推進運動」を開始し、2007年まで続けられた。この間に大幅な社内改革が行われ、結果として後述するような視聴率の向上につながった。

2003年の六本木ヒルズ新社屋移転を「第3の開局」と位置付け[7]、社名を株式会社テレビ朝日に変更、企業ロゴも欧文主体のものに改めた。同時に、地域子会社の有限会社エーサットサンインを吸収し支局運営を直営へ戻す。

2005年、年間視聴率ならびに年度視聴率でプライムタイムの視聴率が開局以来初の2位となった。これまでは「万年4位」と呼ばれるほど長期にわたって視聴率が低迷していた。ただし全日視聴率では、NETテレビ時代の1969年から1971年まで、NHKに次ぎ在京局2位(在京民放首位)になったことがある。

2007年11月1日、会社創立50周年を迎える。2009年2月1日の開局50周年を挟んで、2009年3月31日までを「開局50周年記念期間」と位置付け、様々な記念番組の放送、及び企画・イベントを行なった。

2012年、4月の月間視聴率(2日 - 29日)ならびに四半期視聴率(4月第1週 - 6月第4週)で全日・ゴールデンタイム・プライムタイム・プライム2の時間帯すべてで首位となり、開局以来初の「四冠王」を獲得した[8][9]

2012年度上半期の平均視聴率がプライム・プライム2で首位を獲得。全日・ゴールデンは2位となったがプライム・プライム2・ゴールデンでは開局以来初、全日では41年ぶりの記録となった[10][11]

2012年の年間視聴率(2012年1月2日 - 12月30日)においてプライムタイムで開局以来初の首位を獲得、ゴールデンタイムでも開局以来初の2位となり、全日では41年ぶり4回目の2位を獲得した[12][13]

準キー局朝日放送(現:朝日放送テレビ)は2012年(ビデオリサーチ調べ、関西地区)の年間視聴率で、全日帯(6時 - 24時)、ゴールデン帯(19時 - 22時)、プライム帯(19時 - 23時)で1位になった。3冠獲得は1982年以来30年ぶり。同社によると、朝や夜のローカル番組やゴールデン帯の全国ネット番組が好調なためだという。

2012年の年度視聴率(2012年4月2日 - 2013年3月31日)において、ゴールデンタイムで開局以来初の首位を獲得。プライムタイムでも年間に続き首位を獲得し、初の視聴率2冠を達成した。全日は日本テレビ(7.9パーセント)に0.1ポイント差で2位につけた。また2012年度下期(2012年10月1日 - 2013年3月31日)では全日も首位となり、テレビ朝日が独自に設定しているプライム2(午後11時 - 午前1時)を合わせ4冠を達成している[14]

上記の視聴率首位獲得やかつて「民放の雄」だったTBSの長期低迷も相まって、テレビ朝日も単体売上高では開局以来初めてTBSを抜き民放キー局3位に浮上した[15]

2018年7月17日、麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参加表明。「EX風林火山」をスポンサードする[16]

ロゴ

2003年秋の六本木ヒルズへの移転時から使われているテレビ朝日の現在のロゴは、イギリスのデザイナー集団「TOMATO」とテレビ朝日の社内デザイナーの制作による。動画版ではロゴに含まれるブロックが、音に反応してCGによりランダムに切り替わる。CM明けなどに3秒間画面の右上に表示される[注釈 5]ほか、放送開始・終了時にも見ることができる(CS放送のテレ朝チャンネルも同様)。2003年秋の本社移転と同時に開始した[注釈 6]。2004年9月からは生放送番組のエンドクレジットの際にもランダムな動きをするようになった(参考リンク)。番宣ポスターや関東ローカル向けなどではロゴの横に「digital 5ch」と描かれた半円形のロゴが併記されている(4地域の基幹局が違うチャンネル番号である事や番組販売に考慮して制作著作テロップなど対外向けには殆ど表記されない)。それ以前は赤と緑を用いた「10」マーク(こちらも制作著作テロップでは出さず、1996年秋からは別途制作された「ネットワークシンボル」(ANNのシンボルとして作成。アメリカののグラフィックデザイナー・ティム・ガービン作)[6]を併用。アナログ放送終了直前には上記「5ch」と対比させる形で同一デザインのものにこの「10」マークを使った事例もある)、NETテレビ時代は普通の「10」と斜体の「NETテレビ」ロゴを使っていた(詳細は後述)。
本社が六本木になった理由

開局時に本社選定にあたって以下の候補地が存在した。

お茶の水岸記念体育会館

虎ノ門ホテルオークラの隣接地

神宮前青山通りに面した銀行の所有地

河田町にあったフジテレビ本社の敷地(現在の河田町ガーデンの場所)

東映東京撮影所の敷地

六本木の東映敷地(現在の六本木ヒルズの場所)

などがあった。その中から
交通の利便性が良いこと

将来的な土地の拡張が可能であること

通信系統や電力が容易に得られること

建設がしやすいこと

などを条件に検討を重ね、東映が取得していた六本木(当時の町名は麻布日ヶ窪町)のスペイン公使館跡地9,100平方メートルの敷地が選定された[17][18]
その他

テレビ朝日の地上デジタル放送では、音声を常時サンプリング周波数48kHzの高音質ステレオ音声信号(圧縮Bモードステレオ)で送出しており(テレビ朝日独自のものではなく他局も実施しているところもある。)、編成上全ての番組がステレオ放送(一部はモノステレオ放送)となっている。これはANN系列局を含む他の民放テレビ局(地上波・BS・CS各局)の大半でもモノラル二重音声・5.1サラウンドを行わない限り常時ステレオ音声信号で送出している。音声多重放送や文字多重放送のマークでは、ひよこのデザインが使われている。アナログ放送では通常、デジタル放送でしか表示されていない5.1サラウンドとデータ放送マークも表示されている。受信機表示アイコンは、在京キー局で唯一チャンネル番号によってロゴの色が異なっている。2008年2月より、インターネットに接続されたテレビにおいて、北海道テレビのデータ放送を相互リンクを実施している。2005年公開のハリウッド映画『宇宙戦争』でウクライナの大停電を現地から伝えるテレビ中継車の壁に『tv asahi テレビ朝日』の文字が見える。

2008年5月5日(月・祝)には地上デジタルテレビ放送でのテレビ朝日のリモコンキーID「5」に因み「テレビ朝日の日」と題して、『やじうまプラス』から『ワイド!スクランブル』までの4番組と、『スーパーJチャンネル』の計5番組でそれぞれクイズを出題。正解者の中から各番組1名(それぞれの番組に応募が必要)の計5名に、50インチ相当の地上デジタル放送対応テレビをプレゼントする企画が行われた。2008年9月からは、デジタル放送普及と、デジタル放送でのテレビ朝日のチャンネルの周知を目的として、さまざまな番組で「地デジ」に関する情報が放送されている。また、アニメや映画等とのコラボレーションで制作されたPRスポットでは、アナログ10チャンと表現する際に全国朝日放送時代の旧ロゴで10(前述の0が菱形のもの)を使用している。地上デジタル放送のEPGでは、字幕放送を実施している番組については、本来のジャンルに加え「福祉番組」のジャンルも追加されている。このためチューナーによっては福祉番組のジャンルを選択した場合、これらの番組も表示されることとなる[19]
信頼度調査

オックスフォード大学のロイター・ジャーナリズム研究所(英語版)の「デジタルレポート2019」の集計表「BRAND TRUST SCORES (0-10)」[20]によれば、報道に対する信頼度が日本の主要テレビ(NHK日本テレビTBSフジテレビ、テレビ朝日)の中で最下位であった。
送信所現在の送信所である東京スカイツリー

デジタル放送

コールサイン:JOEX-DTV テレビ朝日デジタルテレビジョン

リモコンキーID:5[注釈 7]

3桁:051、052、053、651(ワンセグ用)。

親局送信所(2013年5月31日9時からの親局) - 東京都墨田区押上1丁目1-13 東京スカイツリー 24ch 10kw

予備送信所(2013年5月31日9時までの親局) - 東京都港区芝公園4丁目2-8 東京タワー 24ch


主な中継局
東京都


新島 - 24ch

伊豆大島 - 43ch

八丈 - 37ch

青梅沢井 - 24ch

八王子 - 24ch

新島本村 - 24ch

八王子上恩方 - 39ch

鶴川 - 43ch

小仏城山 - 43ch

茨城県


水戸 - 17ch

十王 - 44ch

日立 - 17ch

山方 - 24ch

常陸鹿島 - 24ch

日立神峰 - 24ch

竜神平 - 24ch

北茨城 - 44ch

奥久慈男体 - 24ch

大子 - 17ch

里美 - 17ch

御前山 - 24ch

水府 - 17ch

笠間 - 37ch

岩瀬 - 24ch

那珂湊 - 24ch

栃木県


宇都宮 - 17ch

矢板 - 17ch

足利 - 24ch

今市 - 24ch

馬頭 - 24ch

日光清滝 - 42ch

鹿沼 - 36ch

足尾 - 43ch

那須伊王野 - 24ch

日光広久保 - 28ch

黒羽中野内 - 24ch

烏山神長 - 24ch

南那須志鳥 - 24ch

黒羽川上 - 42ch

埼玉県


秩父 - 24ch

小鹿野 - 53ch

児玉 - 24ch

鬼石 - 34ch

秩父定峰 - 48ch

秩父栃谷 - 48ch

風布- 24ch

飯能上赤工 - 40ch

横瀬根古谷 - 48ch

飯能原市場 - 40ch

群馬県


前橋 - 43ch

沼田 - 24ch

利根 - 24ch

吾妻 - 24ch

下仁田 - 24ch

桐生 - 24ch

草津 - 17ch

片品 - 38ch

川場 - 24ch

沼田発知 - 17ch

桐生梅田 - 43ch

嬬恋田代 - 34ch

沼田沼須 - 46ch

倉渕 - 17ch

妙義 - 32ch

横川 - 24ch

嬬恋干俣 - 34ch

片品東小川 - 24ch

子持小川原 - 17ch

利根大原 - 24ch

白沢 - 30ch

松井田上増田 - 17ch

神奈川県


平塚 - 24ch

小田原 - 47ch

南足柄 - 40ch

湯河原 - 40ch

愛川 - 40ch

箱根湯本 - 40ch

横須賀武 - 40ch

相模湖 - 24ch

仙石原 - 39ch

山北 - 24ch

津久井 - 31ch

久里浜 - 40ch

逗子 - 40ch

秦野 - 40ch

横須賀鴨居 - 31ch

湯の沢 - 20ch

笹下 - 24ch

釜利谷 - 43ch

秦野菩提 - 43ch

中井 - 40ch

戸塚 - 24ch

鎌倉 - 40ch

衣笠 - 40ch

大船 - 40ch

箱根強羅 - 39ch

小田原東 - 47ch

みなとみらい - 46ch

藤野 - 46ch

千葉県


銚子 - 24ch

東金 - 24ch

大多喜 - 24ch

君津 - 24ch

長南 - 17ch

市原加茂 - 43ch

勝浦 - 24ch

館山 - 24ch

小見川 - 24ch

佐原 - 24ch

下総光 - 24ch

丸山 - 43ch

勝浦総野 - 43ch

鴨川 - 32ch

アナログ放送概要

2011年7月24日終了時点
親局 JOEX-TV、東京10ch 50kw(東京タワー)

東京都


八王子 - 45ch

多摩 - 57ch

新島 - 60ch(垂直偏波)

八丈島 - 10ch

小笠原父島 - 59ch

茨城県


水戸 - 36ch(垂直偏波)

鹿嶋 - 29ch

日立 - 60ch

高萩 - 59ch

栃木県


宇都宮 - 41ch

日光 - 60ch

矢板 - 59ch

群馬県


前橋 - 60ch

富岡 - 59ch(垂直偏波)

桐生 - 59ch

沼田 - 59ch

埼玉県


本庄 - 59ch(垂直偏波)

秩父 - 38ch

千葉県


成田 - 59ch

銚子 - 59ch

香取佐原 - 60ch

勝浦 - 59ch

館山 - 60ch(垂直偏波)

神奈川県


横浜みなとみらい - 60ch

横須賀久里浜 - 35ch(北方向は水平偏波・西方向は垂直偏波)

平塚 - 41ch(垂直偏波)

小田原 - 60ch

沖縄県


南大東島 - 60ch

北大東島 - 48ch
…他 全99中継局。

2004年から2008年ごろはアナログ10チャン、地デジは5チャンと移行広告がなされた。
区域外再放送

関東広域圏と隣接し、かつ系列局がない山梨県のCATV事業者に限り、デジタル放送移行後も期限を定めず区域外再送信を認めている。山梨県のCATV・共聴設備加入率は9割を超えているため、山梨県も事実上の視聴エリアとなっている。

上野原ブロードバンドコミュニケーションズ

河口湖有線テレビ放送(ケーブルテレビ河口湖)

北富士有線テレビ放送

峡西シーエーテーブイ

峡東ケーブルネット(峡東CATV)

ケーブルネットワーク大月

白根ケーブルネットワーク(白根CATV)

日本ネットワークサービス(NNS)

富士川シーエーティーヴィ

CATV富士五湖

北杜市有線テレビ放送施設(北杜市ケーブルテレビ)

山梨CATV

長野県静岡県の各一部地域のCATV事業者は各県に系列局はあるものの激変緩和措置として、区域外再放送をアナログ放送終了後3年間(2014年7月24日まで)を限度として実施していた。緩和措置の期間満了後は個別協議により次の通り継続実施した。
静岡県


2014年9月30日まで

伊豆急ケーブルネットワーク(東伊豆地区)


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