テレビ愛知
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

ただし、愛知県内にも難視聴世帯はあり、県内約2,522,600世帯中、アナログは視聴可だがデジタルは視聴不可の世帯は約4,100 - 約11,400世帯(直接受信)・約2,360世帯(共聴)、アナログ・デジタルともに視聴不可の世帯は約4,610世帯である[21]。これを解消するため、2010年平成22年)2月15日未明と2月21日未明に瀬戸デジタルタワーのアンテナ指向性改善工事が行われ、これまで難視聴地域だった地域での受信状況が改善された[22]。また、テレビ愛知専用の中継局(一部はNHK名古屋との共用)も順次整備された。

名古屋親局の放送区域(中距離受信用アンテナで受信できる地域)は、愛知県のほぼ全域(東三河などでは中継所で対応)と岐阜県岐阜市海津市羽島市羽島郡各務原市大垣市安八郡、三重県桑名市朝日町川越町木曽岬町の約230万世帯である。中京広域圏は、濃尾平野伊勢湾といった放送電波が遮断されにくい好条件に恵まれた場所が多く、放送区域から外れる地域でもパラスタックアンテナなどを使用するなどして視聴されている。アナログ波に関しては特に指向性は掛けられていないが、デジタル波に関しては瀬戸デジタルタワーの低い位置から送信していることや指向性を持たせている(電波の強さが8方向別に異なる)こと、親局のERPが広域局(34kW)の15%(5.1kW)の弱さ[注 4]により、アナログ波では受信可能な地域でも受信困難になったとの報告も見られ、現在よりも素子数の多いUHFアンテナへの付け替えや高い場所へのアンテナの再設置が必要になった世帯もある。


テレビ愛知のロゴが「愛」の字のうち「心」の部分がハートマークになっているのは1983年昭和58年)の開局当初から変わっていない。

TXN系列局で開局当初からのロゴを現在使用しているのはテレビ愛知(略称・社名とも)のほか、テレビ北海道(略称・社名とも)にもある。


2007年平成19年)5月31日、テレビ東京の菅谷定彦社長(当時)は、定例会見においてテレビ大阪の京都府兵庫県への放送エリア拡大(系列局新規開局の可能性もあり)に加えて、宮城静岡広島の3県に系列局を新設するとし、そのうち静岡県内に関しては系列局の新規開局かテレビ愛知の同県への放送エリア拡大が検討されていると表明したものの、その後の具体的な動きはない。

新聞の番組表での掲載扱いの違い

同局の大株主で資本力の強い
中日新聞のテレビ番組表の扱いも、紙面の一番左に掲載されるNHK名古屋放送局(総合・Eテレ)より右側の掲載位置が中京圏の各県それぞれで異なっている。

愛知県版では、さらに中日資本が強いCBCテレビと東海テレビの次にフルサイズで掲載されている。

三重県版では、愛知県版でテレビ愛知の番組欄を掲載している位置に中日資本の地元県域局・三重テレビの番組をフルサイズで掲載しているため、テレビ愛知は解説欄のハーフサイズ扱いで掲載している。一時期はさらに中日資本が無いメ?テレ(名古屋テレビ)と中京テレビの番組の隣にフルサイズで掲載していた。また、同県でも伊賀・紀州地域は直接受信が不可能であることや、近畿広域圏のテレビ放送が受信可能なことなどを配慮して掲載していない。なお、三重版夕刊では中京テレビの隣にフルサイズで掲載されていた。

岐阜県版では、CBCテレビと東海テレビの隣は中日資本が無いメ?テレと中京テレビの番組表を掲載し、さらにその隣にフルサイズでテレビ愛知の番組表を掲載している。同県内でも半数近くの世帯が受信可能で、特に岐阜市大垣市可児市周辺など愛知県境に近い南部地方で視聴者が多い。そして直接受信不可能な地域でもケーブルテレビでの再送信(先述のとおり岐阜県内全域でコミュファ光テレビ経由による再送信)が行われており、それらの世帯に配慮してフルサイズで掲載されている。

夕刊に関しては2011年(平成23年)7月23日付まで東海3県共朝刊と同様の配列だったが、同年7月25日付からは3県(広域)共通のものに変更された。


東海3県で販売される中日スポーツでは、中日新聞の愛知県版と同様にCBCテレビと東海テレビの次にテレビ愛知の番組表を掲載している。また毎週日曜日の中日新聞朝刊に折り込まれる別刷り特集『週間テレビガイド』(中日サンデー版に内包)の番組欄では東海3県(伊賀・紀州除く)と共に、CBCテレビと東海テレビの次にテレビ愛知の番組表が掲載されている。

岐阜新聞では開局以来、他局とは違った並びのところにハーフサイズで掲載されている。なお岐阜新聞社は前述の通りテレビ愛知に出資しており、愛知県に現在のテレビ愛知となる電波が割り当てられたときも社会面でわりと大きく報じていた(2010年(平成22年)、岐阜放送に中日新聞本社が資本参加する)。

伊勢新聞では岐阜新聞と違い同じ並びに掲載されているが、三重テレビと同様にハーフサイズでの掲載となっている。伊勢新聞は現在は三重テレビとの関係が切れているが、三重テレビの放送対象地域が地元三重県であるため、同じ列で三重テレビが上、テレビ愛知が下に掲載されている。

静岡新聞では2011年(平成23年)7月24日から全県共通版になった事から在京キー局とtvk・在名局と共にハーフサイズ扱いで掲載している。同じ列で在京キー局とテレビ神奈川が上、在名局が下に掲載されている。

朝日新聞名古屋本社版では、2009年(平成21年)3月29日付けまでは在名局の他局と同様に朝刊にフルサイズで掲載していたが、紙面スペースなどの都合(BSデジタル放送の番組表を最終面に移設したため)により、同3月30日付けからの朝刊は約2/3サイズに縮小し、残り1/3サイズに岐阜放送が入る仕様に変更されていた(夕刊は従来と同じでフルサイズである)。2010年(平成22年)3月29日から再び朝刊もフルサイズに戻している。なお朝日新聞は1986年(昭和61年)頃の一時期、愛知・岐阜・三重の3局ともハーフサイズにしていたことがある。

産経新聞大阪本社が発行する東海地方向けの新聞(朝刊6版。伊賀地方は除く)はハーフサイズで収録されている。

上記以外の全国紙の名古屋発行の新聞は伊賀・熊野を除きフルサイズで掲載されているが、中日以外の三重県伊賀・熊野地域向けの新聞(原則として大阪本社発行だが、読売新聞は熊野向けのみ中部支社発行)においても、先述したように直接受信が不可能であることや近畿地方のテレビ局が受信できる地域に配慮する形で多くは掲載されていないが、朝日新聞の三重熊野版(大阪本社発行)では右端にハーフサイズで同局の番組表が掲載されている。なお同じテレビ東京系のテレビ大阪についても、伊賀・熊野向けの新聞、並びに和歌山県地方紙には番組表が収録されていない(他はハーフかクォーターサイズで収録)。

送信所・中継局
デジタル放送

送信所 - 名古屋(瀬戸デジタルタワー[23]

コールサイン - JOCI-DTV

コールネーム - テレビ愛知デジタルテレビジョン

物理チャンネル - 23ch
この物理チャンネルは、キー局のテレビ東京東京タワー東京スカイツリーと同一周波数であり、かつてのテレビせとうちアナログ親局周波数でもあった。またデジタル中継局はTVQ九州放送デジタル親局と同じ26chが多い。

空中線電力 - 1kW

リモコンキーID - 10
下記の通り、TXNネットワーク唯一の「10」であるうえに、それをも通り越した“7以外”。更に他局を含めても2桁IDは「10」同士で日本テレビ系列局読売テレビアナログ親局を踏襲)と本局、過去を含めても「12」の放送大学だけである(CATV自主放送エリア放送を含めるとこの限りではない)。

1桁でも「9」は全国5大民放ネットワーク加盟はどの局も未使用で独立局2局(東京都TOKYO MX奈良県奈良テレビ)のみが使用しており、3大都市圏以外は「8」以下に集約されている。

3桁 - 101、102、103、701(ワンセグ

デジタル放送のチャンネルについてテレビ東京系列のリモコンキーID地図

地上デジタル放送のリモコンキーIDは、日本テレビ系列局の準キー局の読売テレビと同じ「10」を使用している。原則としてテレビ東京やテレビ大阪TVQ九州放送など他のTXNネットワークの系列局がリモコンキーIDを「7」で統一する中、唯一テレビ愛知だけが「7」を使用していない。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:260 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef