テレビ愛知
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そして、6月23日に運用および本放送を開始した[10](当初は6月30日を予定していた)。これは瀬戸デジタルタワーから見て高層ビル群の影にあたる名古屋市西部および南部・清須市あま市などの難視聴区域の解消を狙ったものである。名古屋市内にデジタル放送の中継局を設けたのは、NHK名古屋放送局とともに、民放では同社が初ということである。なお、同年秋には名古屋市緑区大高[要曖昧さ回避]に中継局を建てることも発表した[11]。さらに、NHK名古屋放送局のみ開局を予定していた一部中継局でも、デジタル難視聴を解消させるために開局している。その結果、当局のデジタル中継局は、愛知県内では広域民放4社より7局多い17局が設置されている。
沿革

1982年昭和57年)

7月13日 - 予備免許交付。

12月1日 - 設立。当初は「テレビ名古屋」(略称 TVN:TV Nagoya[注 2])の社名で開局を目指していたが、登記時社名がテレビ朝日系列名古屋テレビと酷似しているとして却下され、さらには名古屋テレビに商標権を登録されていたため、「愛知」を社名に使用した[12]


1983年(昭和58年)

社屋竣工:地下1階、地上6階建て。敷地面積は1,430u、総床面積は6,994u[12]

8月25日 - サービス放送を開始。同時にカラー放送(中京地区では同時が2番目・トータルが5番目)と音声多重放送(JOCI-TAM、在名民放5局中4番目)を開始。

9月1日 - 午前5時58分にテレビ本放送を開始。日本の民放テレビ局では100局目の開局となる。

開局後初めて放送された番組は清元・四季三葉草。初めて放送されたネット番組は午前6時30分からのビジネスマンNEWS。7時5分から放送のおはようスタジオは開局を記念して名古屋からも生放送した(テレビ愛知社史より参考・引用)。



1985年(昭和60年)5月12日 - 大分県新大分球場で行われた広島東洋カープ主催試合を自社制作による初の中日ドラゴンズ戦中継として放送した。翌1986年(昭和61年)にはヤクルトスワローズ(現在の東京ヤクルトスワローズ)の放送権を獲得する(テレビ愛知社史より参考・引用)。

1995年平成7年)9月1日 ‐ マスコットキャラクター『ティーバ・ファミリー』がデビューする。

1996年(平成8年)5月7日 - プロ野球・中日ドラゴンズ戦の中継で、在阪局以外では初となった阪神甲子園球場での対阪神タイガース戦を中継した(テレビ愛知社史より参考・引用)。

1997年(平成9年)

それまで他局でも採用されていた天気予報のスタイルから、日本気象協会とテレビ愛知をケーブルで結び、昼夜問わず協会職員による生音声の予報を実現した「気象情報番組自動送出システム」でのスタイルに変更(気象協会側に放送機器を操作するスタッフが必要なことから、子会社のアイプロから派遣)。国際放送機器展でも公開した。

6月13日 - 後に開催された2005年日本国際博覧会の開催決定を、モナコで12日(現地時間)に開催されたBIEの総会会場とを衛星中継で結ぶなどの特別番組編成を組んで様子を伝えた。放送時間は0:45 - 1:15。


1998年(平成10年)

3月 - ナゴヤドームで行われたオリックスブルーウェーブとのオープン戦を生中継(テレビ愛知社史より参考・引用)。

10月3日 ‐ 同局制作のテレビアニメ『突撃!パッパラ隊』を放送開始(翌年3月27日まで放送し、現在のテレビ愛知制作土曜朝8時枠のアニメに至る)。


2000年(平成12年)3月1日 ‐ マスコットキャラクター『A』がデビューする。また、同時に局ロゴを「テレビあいち」とひらがな表記されるようになる(ただし、一部を除いて製作著作クレジットもテレビ愛知のまま)。

2003年(平成15年)

1月1日 - マスコットキャラクター『ホーリー』がデビューする。

12月1日 - この日の11時からデジタル放送を開始(コールサイン:JOCI-DTV)。


2004年(平成16年)

3月22日 - アナログ・デジタル統合マスターに更新(東芝製)。

10月1日 ‐ マスコットキャラクター『デジタル10チャンネル』がデビューする。


2007年(平成19年)9月6日 - プロ野球・中日ドラゴンズ戦の中継で、対読売ジャイアンツ(巨人)戦(ナゴヤドーム)に参入。ただし、制作はテレビ愛知ではなくテレビ東京が一貫して全て担当した。それ以前の同年5月13日にも巨人対中日戦(東京ドーム)の中継を放送。同年11月1日には中日が53年ぶりの日本一を決めた日本シリーズ第5戦・対北海道日本ハムファイターズ戦(ナゴヤドーム)を、日本シリーズでは民放初となる完全中継を行った。

2008年(平成20年)

1月28日 - マスコットキャラクター『といろちゃん』がデビューする。

9月1日 ‐ 開局25周年。


2009年(平成21年)4月 - ハイビジョン対応の報道用SNG中型中継車(車両は三菱ふそう・キャンター)を導入。同月に三重県桑名市で行われた東建ホームメイトカップの中継より本格稼動した。なお、この中継車は雑誌『放送技術』2009年(平成21年)10月号でテレビ愛知の担当者の執筆した文章と中継車の写真などとともに紹介された。

2010年(平成22年)10月 - 中部日本放送(CBC、現・CBCテレビ)と系列局で世界バレー女子東京大会の放送があるため、同局系列はプロ野球日本シリーズ中日ドラゴンズ対千葉ロッテマリーンズ中継の放送権を獲得せず、当放送局が愛知ローカルで第1戦(ナゴヤドーム)の放送権を獲得した。なお、当該枠(10月30日)はローカルセールスであるためテレビ大阪にもネット中継するが、他の系列4局には放送しない[13]

2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。

2013年(平成25年)9月1日 - 開局30周年。

2018年(平成30年)9月1日 - 開局35周年。5時間の生放送番組など特別番組を放送する。

2020年令和2年)3月27日 - 在名4局(東海テレビ中京テレビ、CBCテレビ)と共同で在名民放局共同配信サービス『Locipo』を開始した[14]

2021年(令和3年)4月1日 - デジタルコンテンツなどを手掛ける子会社、TVA advanceを設立[15]

ネットワークの変遷

1983年(昭和58年)9月1日 - 前年(1982年(昭和57年))3月に開局したテレビ大阪に次ぐ、テレビ東京系列の第2号フルネット局として開局した(東海3県で唯一)。

社史・記念誌

テレビ愛知10年史(1993年9月発行、162ページ)

テレビ愛知15年史(1998年9月発行、195ページ)

ともにテレビ愛知株式会社社史編纂委員会編集。
資本構成

企業・団体は当時の名称。出典:[16][17][18][19][20]
概要

かつては読売新聞社毎日新聞社もテレビ愛知の主要株主であったが、現在では名を連ねていない。


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