テレビマガジン
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ラインナップの面で不利を強いられた本誌は打開策として、オリジナルまんが企画や『ミクロマン』・ラジコンなどのホビー情報や、仮面ライダーやゴジラのリバイバル特集などの試行錯誤でしのぎ続けた。

1980年以降は、復活した『ウルトラマンシリーズ』『仮面ライダーシリーズ』や新たに『スーパー戦隊シリーズ』『メタルヒーローシリーズ』『トランスフォーマー』がメインを飾り、特撮作品の記事が誌の大半以上を占めるようになった。おもちゃ記事は、兄弟誌の『コミックボンボン』に受け継がれていたが、後に『ボンボン』が休刊となり、現在、おもちゃ記事は本誌で掲載している。

1984年1月号から、サイズをそれまでのB5からA4へ変更した。

2006年9月号から親読者向け企画「ようこそ!!テレマガcafe」をスタートさせ、特撮作品に出演している俳優陣の対談企画を実施していたが、2010年10月号以降は廃止された。

テレビマガジンの公式ホームページは2011年3月に開設された「講談社こども倶楽部」という児童誌総合サイトに統合されたが、2011年2月までは単独で存在した。また、本誌の記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『キッズボンボン』で配信している。

2020年、創刊以来初となる合併号(8・9月号)が刊行された。創刊50周年のタイミングとなる翌2021年8・9月号以降は、2か月に1回(実質的に隔月刊)の発行へ変更したが、2023年4・5・6月号から、3か月に1回の季刊へ移行した。2024年2月28日発売号からは月号表記から四季号表記に切り替わった。

2021年12月から、講談社の情報サイト『コクリコ』内に『TELEMAGA.net』を開設。幼年向けの本誌とは異なり、大人向けの内容となっている。
記事・付録
ヒーロー記事

アニメ作品は、2023年現在は『週刊少年マガジン』『モーニング』などの自社作品のみ掲載。月刊誌・隔月誌の頃は、小学館を除く他社作品が本誌で掲載されることがあった。

ガンダムシリーズ』や『マジンガーシリーズ』『トランスフォーマー』シリーズなどのロボットアニメには積極的に特集記事を組んでいる。

『マジンガーシリーズ』と同じく永井豪原作のロボットアニメだった『ゲッターロボ』は、小学館の掲載であったため、テレビマガジンには掲載されなかったが、『東映まんがまつり』における劇場映画でマジンガーとゲッターが共演する作品が公開された際には、映画公開にあわせて、ゲッターシリーズの記事を特別掲載していたことがある。

『機動戦士ガンダム』シリーズは1980-1990年代は講談社がほぼ独占掲載していたため、兄弟誌『コミックボンボン』と共に、アニメの情報のほか、ガンプラの情報も掲載していた。武者ガンダムや騎士ガンダムも含めて『SDガンダム』も積極的に掲載していた。2000年代以降からは『ガンダム』シリーズの雑誌掲載の主導権が『ガンダムエース』『電撃ホビーマガジン』の角川グループ、2010年ごろには『コロコロコミック』『てれびくん』など小学館の雑誌でも掲載されるようになり、他社のガンダム作品を掲載できない講談社は、事実上ガンダムシリーズの雑誌掲載権を手放すことになった。その後は『復活ボンボンシリーズ』で『SDガンダム』関連の漫画が復刊されたことを期に『SDガンダム』のみ雑誌掲載権を復帰。2022年現在も不定期に関連本を刊行している。

聖戦士ダンバイン』『装甲騎兵ボトムズ』『勇者シリーズ』などのサンライズ制作のロボットアニメは、『魔神英雄伝ワタルシリーズ』『エルドラン三部作』などの小学館主導の作品をのぞいてほぼすべて掲載していた。『伝説巨神イデオン』はテレビ版放送時は掲載していなかったが、1982年の劇場版公開時に初掲載した。

バンダイの『マシンロボ』と『ムゲンバイン』シリーズに関しては、小学館の掲載のため、一切掲載していない。ただし、1992年に展開した派生シリーズ『CGロボ』はテレビマガジンのみ掲載していた。また2003年のテレビシリーズ『出撃!マシンロボレスキュー』ではテレビマガジンでも掲載していた。

タカラトミーの『トランスフォーマー』シリーズは、1985年放送の『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』から長い間雑誌掲載が続いており、現在も『トランスフォーマー キスぷれ』『トランスフォーマー レジェンズ』などの15歳以上対象の商品や、小学館主導の『参乗合体 トランスフォーマーGo!』(侍チーム編)などの一部のシリーズを除き、本誌のメインコンテンツとして掲載している。また、東映制作のTVアニメシリーズのコミカライズ(『トランスフォーマー ザ☆コミックス』参照)も連載されていた。2015年展開のアニメ『トランスフォーマー アドベンチャー』以降の作品から本誌主導で玩具付録を出しており、2019年に展開されたネットアニメ『トランスフォーマー サイバーバース』からはテレマガ独占掲載に戻った。『トランスフォーマー』は、2021年現在、講談社が唯一扱うタカラトミーホビーとなっている。

小学館・SHOPRO主導の『トミカ』と『プラレール』のメディアミックスアニメ(『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド-機動救急警察-』『トミカ絆合体 アースグランナー』『新幹線変形ロボ シンカリオン』シリーズなど)に関しては、本誌および『おともだちゴールド』などの講談社幼年誌では掲載していない。ただし、『シンカリオン』に関してはアニメ3作目『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』より本誌のみ掲載している。


ウルトラシリーズは、長年小学館の独占掲載状態が続いていたため、1980年代まではアニメ作品の『ザ☆ウルトラマン』、およびその後番組とになる実写作品『ウルトラマン80』のテレビシリーズ放送時のみの掲載であったが、1988年には過去のシリーズの再編集で構成された帯番組『ウルトラ怪獣大百科』の放送が開始されたことをきっかけに、過去のウルトラシリーズの記事を掲載するようになった。1990年代からは、海外で制作された作品群および平成シリーズの初期3部作を独占掲載した。また、後にビデオドラマシリーズ化される『ウルトラマンネオス』も、1995年のキャラクターデビュー時期から特集していた。

2007-2009年度に展開された『ウルトラマンメビウス外伝』シリーズ、2010-2013年度展開の『ウルトラマンゼロ』は、競合誌のてれびくんと共に雑誌掲載していたが、オリジナル怪獣が登場するてれびくんとは違い、オリジナル怪獣は登場しなかった。

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』以降のウルトラシリーズ関連の映画は、小学館が製作委員会に加わっているのに対し、講談社は広報協力としての参加である。

2022年現在も続いている『ニュージェネレーション』の公式外伝『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズなどのネットムービーは、小学館主導の掲載のため、本誌は掲載していない。


歴代ヒーロー特集

創刊記念号となる毎年12月号には、1980年代初期-2000年代末期まで毎年、ポスターやカード、別冊などの付録や本誌記事で、かつて掲載されていた特撮作品および、年度によってはアニメ作品も加えた歴代掲載作品のヒーローの総特集が組まれていた。1970年代には不定期だったが、1981年の創刊10周年を期に毎年の定番企画となった。

また、12月号でなくとも、1990年ごろから、まれに歴代ヒーローの総特集が行なわれることもあり、創刊35周年を迎えた2006-2007年度には、ほぼ毎月歴代ヒーロー特集が掲載されていた。

2010年以降、12月号の創刊記念企画が展開されないことが多くなり、大きな節目の際に限られるようになった。ただし、創刊記念企画を展開できなかった年度でも、その代替的な歴代ヒーロー特集を組む場合があり、平成から
令和に変わる直前の2019年5月号では、平成期に制作された特撮ヒーロー作品を振り返る記事が企画されていた。

おもちゃ情報

近年はシュライヒ
社製造・販売の恐竜玩具を掲載。この玩具ジオラマを使った恐竜の紹介記事「はくりょくスクープ!大恐竜タイムス」を連載中。

『テレビマガジン』で掲載されているデータカードダス関連の記事は、長きにわたり『仮面ライダーバトル ガンバライジング』のみ掲載していたが、『ガンバライジング』展開終了とともに掲載終了した。

本誌巻末には、競合誌てれびくんと同じく、その月に発売される予定の玩具、食玩、ゲームの情報コーナーを設けていたが、季刊誌に切り替わってからは、玩具情報コーナーは廃止された。

付録、読者サービス

付録には掲載されている作品のキャラクターや登場メカの
ペーパークラフトがメインである。歴代ヒーロー特集でも触れられているように、かつては別冊付録が付くこともあったが、トランプやカード、ポスターの付録も多い。

玩具付録では、競合誌『てれびくん』が特撮ヒーローのDXなりきり玩具などにも対応可能な雑誌限定玩具付録を積極的に出すのに対し、本誌は消極的で、チープトイを出すことが多い。また、講談社が刊行している特撮ヒーロー関連のお遊びムック(『?とあそぼう』シリーズ)でソフビヒーローなどの食玩・ガシャポン系玩具付録を出すことがある。

毎年2月号には、掲載されている作品のキャラクターを使った『大金持ちゲーム』という、すごろくゲームの付録が付いていたが、2000年代後半からは不定期展開となっている。


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