テレビドラマ
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人気作品には『パパと呼ばないで』『雑居時代』などホームコメディドラマ(石立ドラマシリーズ)や[16][17]、『俺たちの旅』『ゆうひが丘の総理大臣』など青春群像ドラマのほか、『子連れ狼』『伝七捕物帳』など日本テレビの時代劇制作を担い[18]1985年の『忠臣蔵 (1985年のテレビドラマ)|忠臣蔵』に始まる大晦日放送の日本テレビ長時間時代劇(年末時代劇スペシャル)を制作。『火曜サスペンス劇場』などで現代劇も手掛けた。

テレパック - TBSや渡辺プロダクションなどの出資によって設立。1970年代は『肝っ玉かあさん』や『ありがとう』などホームドラマの制作を得意分野としていたが、『男女7人夏物語』や『男女7人秋物語』など恋愛もの作品も手掛けた。近年は2時間ドラマの制作を主軸とする。

アベクカンパニー - 木下プロダクション(現:ドリマックス・テレビジョン)に所属していたプロデューサーが独立して設立。

メディアミックス・ジャパン - 略称MMJ。1990年代から多くの作品を制作している。ホリプロケイダッシュとの関係が強い。テレビ朝日と密接的な関係を持っており、同局や関西テレビの連続ドラマ製作を主軸とする。主な代表作は『君の手がささやいている』や『特命係長 只野仁』『チーム・バチスタシリーズ』など。

The icon - MMJ所属プロデューサーが独立して設立。

日本で放送されたテレビドラマ[ソースを編集]

日本で過去に放送された、また現在放送されているテレビドラマについては、日本のテレビドラマ一覧を参照。
日本のテレビドラマの輸出[ソースを編集]

日本のドラマの国際展開はアニメなどと対照的に極めて低調である。

そもそも日本のテレビ番組の海外輸出比率は2011年で0.15%と非常に低い。理由としては、国内だけで十分収益が上げられるマーケットがあるため海外輸出に熱心でないこと、日本の音楽の著作権や出演者の肖像権などが強く守られていること、他国で制作されているドラマと比べて放送回数が少ないこと[注 3]などが海外の買い手にとって扱いにくいコンテンツになっていることなどが挙げられる[5]

全く売ってこなかったわけではなかったが、欧米人は白人出演者を好むため「たとえば日本人のアナウンサーが出てきた時点で、もう、売れなくなってしまう」と言われるほど売れず、また字幕も不評であるが、かといって英語版を作ったとしても売れるものではない難しい市場である。アジアには2000年代は売り込めていたものの韓国ドラマに市場を奪われた[19][20]。日本人が演じていると売れないため、現地俳優でのリメイク路線での売り込みも行われている[20]。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』より生まれた『パワーレンジャー』はその代表的な例である[21]

内容面では、デーブ・スペクターは日本のテレビドラマについて「日本のドラマは論外。演技も良くないし、ストーリーに工夫がない。アクションも白々しい。ドラマの質や現実感とは関係なく人気モデルなどを起用し、力のある芸能プロが売り込む俳優やタレントを使わざるを得ない業界構造がある。それでは本当にいいドラマは作れない」と述べている[19]。また、アジアの視聴者からは、日本のドラマは(心理描写が多く)観ると疲れるという評価がマイナス要因になっている[20]。「日本国外で放送された日本のテレビドラマ」も参照
脚注[ソースを編集][脚注の使い方]
注釈[ソースを編集]^ 2クールでは撮影期間も含めておおよそ8か月程スケジュールを確保しなければいけないため、俳優によっては他作品のオファーがあってもそれを理由に断らざるを得ないなど、不利な状況となることがある。
^ 枠移動によるものについてはここでは除外する。
^ 日本制作のテレビドラマ1シーズンの放送回数は全10回前後なのに対して、アジアや欧米各国制作のテレビドラマは全20回以上となっている。

出典[ソースを編集]^ “「2010s」著者・宇野維正と考える、“消費”ではなく”参加”するポップ・カルチャー。コロナ以前/以降を横断する1万字インタビュー - 4ページ目 - 映画 Movie Walker”. Movie Walker. 2020年6月7日閲覧。
^ Journal, A. B. A.. “Why Hollywood loves lawyers” (英語). ABA Journal. 2020年6月7日閲覧。
^ “ ⇒Andrew Garfield-starred true-life medical drama 'Breathe' jointly goes to Bleecker Street, Participant Media”. ASZ News (2016年9月15日). 2020年6月7日閲覧。
^ ソースは該当記事参照
^ a b 高堀冬彦 (2024年1月4日). “日テレ「傷だらけの天使」は半年、TBS「ありがとう」は1年だった…連ドラの放送期間が「3カ月」になった事情”. 週刊新潮. 2024年1月7日閲覧。
^ “見たいものがない?日テレ、日曜午後10時半にドラマ枠新設のワケ”. スポーツニッポン (2015年2月7日). 2023年1月30日閲覧。
^ “NHK「夜ドラ」スタート 若者層へアプローチ「朝ドラのように見て頂ければ」”. デイリースポーツ (2022年2月10日). 2023年8月20日閲覧。
^ “間宮祥太朗が脱ヤンキー フジ水10枠6年ぶり復活、新ヒーロー像生み出す第1弾”. サンケイスポーツ (2022年1月19日). 2023年1月30日閲覧。
^ “沢口靖子10月期に「科捜研の女」新シリーズ放送で前髪上げイメチェン…木曜午後8時から火曜午後9時に引っ越し”. スポーツ報知 (2022年7月12日). 2023年1月30日閲覧。
^ “ABCテレビ:4月から日曜夜10時に新ドラマ枠 配信や海外市場も見据え「クオリティーの高いドラマを届けたい」”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2023年1月20日). 2023年1月30日閲覧。
^ “ムロツヨシ、54年ぶり復活フジ“金9”主演に驚き 裏番組に対抗心「どんなロードショーが来ても」”. ENCOUNT (2023年8月25日). 2023年8月26日閲覧。
^ “有働由美子アナ、4月期から日本テレビ土曜夜8時台・新音楽番組MC 夜9、10時台はドラマ枠に改編”. スポーツ報知 (2024年1月15日). 2024年1月15日閲覧。
^ “深夜ドラマは10年前の週2本から16本に激増中…各局が力を入れる今どきな理由とは”. 週刊新潮. pp. 1-3 (2021年10月16日). 2023年1月30日閲覧。
^ 徹子の部屋 2013年6月10日放送分
^“NHK大河ドラマ『花燃ゆ』の視聴率低迷はスマホが原因だった!?”. デイリーニュースオンライン. (2015年2月25日). ⇒http://dailynewsonline.jp/article/921191/ 2020年4月11日閲覧。 
^ 杉田かおる松木ひろし「石立鉄男を語ろう」『週刊現代』2012年8月16日号、p.160
^ 対談泉麻人、上滝徹也「僕らが好きなあのドラマ」『週刊現代』2011年7月16日・23日合併号、p.173
^ 能村庸一『実録テレビ時代劇史 ちゃんばらクロニクル1953-1998』東京新聞出版局、1999年、p.434
^ a b “「日本のドラマは論外」 希薄なテレビ業界の意識”. ITmedia News. (2007年3月16日). ⇒オリジナルの2007年3月19日時点におけるアーカイブ。


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