テレビドラマ
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2010年代、インターネットの動画サイトが一般に浸透した影響により、平均15分程度で終わる動画の視聴に慣れた世代にCMなしで45分ないしは1時間分の視聴をさせるのは難しいとの指摘もある[15]
出演者とスタッフ[ソースを編集]

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2009年9月)


ラジオ放送を行っていたNHKと民放テレビ局はラジオドラマを制作するために自前の放送劇団を組織して専属の俳優を持っていた。テレビの草創期は芸能プロダクションが未発達だったこともあり、その初期はラジオ時代と同様にNHKが自前でタレントを養成して、ドラマやバラエティに出演させた。また、五社協定により映画会社所属の俳優のテレビ出演に制限があったため、新劇の俳優を多く使ってきた。その後は、芸能プロダクションが隆盛。養成機関で演技の訓練を受けていないタレントがドラマに出演したり、人気俳優を抱えるプロダクションが、配役に影響力を及ぼすことも多い。

最近では、制作局のアナウンサーが出演することが多くなってきている。本業であるニュースキャスターやレポーターとして出演(本人役ということもあれば別名になる場合も名無し(アナウンサーA・リポーターB)という場合もある)というケースもあれば、まったく違う役柄で出演することもある。この場合の大半は、出演するアナウンサーがレギュラーを受け持つ情報番組でドラマ宣伝する意図もある。

番組の宣伝、「番宣」[ソースを編集]

放送されるテレビ局では、新たなドラマに関して、初回放送まで様々な宣伝PR)活動をしている。主に出演者のインタビューや撮影風景の密着取材を放送する事前特番(特別番組)が放送されるが、2000年代頃からはそれらに加え、放送日の1週間くらい前から主演級俳優らがバラエティー番組に立て続けにゲスト出演してPRを行い、放送当日の朝の情報ワイドショー番組から夕方の報道番組まで立て続けにゲスト生出演(「はしご」)する例が見られる。

土日に放送されるドラマの場合、特に日曜日は生放送番組が少ないため金曜日に生出演している。

放送されない地域では番組は基本的には宣伝されないように配慮される(例:『王様のブランチ』の近畿地方での扱いなど)。但し、編成の都合などから一部地方局など放送されない地域で宣伝されてしまうことも時折見られる。

制作会社[ソースを編集]

ドリマックス・テレビジョン - 松竹の映画監督木下恵介とTBSなどが、1964年に「木下恵介プロダクション」として創立。設立当初からTBSと密接的な関係を持ち、『木下恵介アワー』や『木下恵介・人間の歌シリーズ』といった放送枠を設けていた。その後「木下プロダクション」に社名を変更してからも『金曜日の妻たちへシリーズ』や『サラリーマン金太郎』などのヒット作を生み出した。2002年にTBSの連結子会社となったのを機に、現在の「ドリマックス・テレビジョン」という社名に変更した。

テレビマンユニオン - TBS出身者が1970年に創立。

国際放映 - 前身は映画会社新東宝。現在は東宝の傍系。同じく世田谷区に東京メディアシティというスタジオを構える。代表作は『ケンちゃんシリーズ』、『渥美清の泣いてたまるか』、『西遊記 (1978年版)』など。2018年にテレビドラマの制作から撤退した。

東映 - テレビ部門を持つ。テレビ朝日の大株主で開局時より関係密接だが、他局とも積極的に提携。京都撮影所では時代劇やサスペンス、東京撮影所では特撮、刑事ドラマを得意とする。

共同テレビジョン - フジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスの子会社。元はニュース専門制作会社だったが、バラエティやドラマにも進出した。主にフジテレビのドラマ・バラエティ・情報番組などの制作・技術協力を行う。

東宝 - 映画会社であるが、『太陽にほえろ!』や『傷だらけの天使』といった連続ドラマの制作会社としても知られる。世田谷区に日本最大の撮影所である東宝スタジオを持つが、1970年代まではたとえ映画館で閑古鳥が鳴いていても原則ここを映画にしか使わせず、テレビ映画を東宝で受注しても500m東側にスタジオを持つ国際放映などに孫受けさせたが、1990年代以後は一転しバラエティ番組収録でも使用可となっている。

C.A.L - 時代劇を主とする。代表作は『水戸黄門』と『大岡越前』、『木枯し紋次郎』。また、『走れ!ケー100』など現代劇の製作も手掛けた。東映京都撮影所に孫受けさせる例が多い。

大映テレビ - 元々は映画会社大映のテレビ部として設立され、『ザ・ガードマン』や『おくさまは18歳』などの制作に関ったが、1971年に大映本社から分離・再設立された。1970年代にTBS系列で放送した「赤いシリーズ」や、1980年代にTBS系列、フジテレビ系列で放送した「少女シリーズ」(『スチュワーデス物語』『不良少女とよばれて』『少女に何が起ったか』『ヤヌスの鏡』など)といった代表作を生み出した。1990年代以後は専ら、フジテレビとテレビ朝日の2時間ドラマなどで製作に関わっている。1990年頃までフィルム撮影の手法にこだわっていた(ドラマによってはVTRで撮影していたが、ほとんどはフィルム作品であった)。2000年代に入りVTRを経てハイビジョンに移行している。

ユニオン映画 - 1970年に日本クラウンと日本テレビの共同出資で設立。人気作品には『パパと呼ばないで』『雑居時代』などホームコメディドラマ(石立ドラマシリーズ)や[16][17]、『俺たちの旅』『ゆうひが丘の総理大臣』など青春群像ドラマのほか、『子連れ狼』『伝七捕物帳』など日本テレビの時代劇制作を担い[18]1985年の『忠臣蔵 (1985年のテレビドラマ)|忠臣蔵』に始まる大晦日放送の日本テレビ長時間時代劇(年末時代劇スペシャル)を制作。『火曜サスペンス劇場』などで現代劇も手掛けた。

テレパック - TBSや渡辺プロダクションなどの出資によって設立。1970年代は『肝っ玉かあさん』や『ありがとう』などホームドラマの制作を得意分野としていたが、『男女7人夏物語』や『男女7人秋物語』など恋愛もの作品も手掛けた。近年は2時間ドラマの制作を主軸とする。

アベクカンパニー - 木下プロダクション(現:ドリマックス・テレビジョン)に所属していたプロデューサーが独立して設立。

メディアミックス・ジャパン - 略称MMJ。1990年代から多くの作品を制作している。ホリプロケイダッシュとの関係が強い。テレビ朝日と密接的な関係を持っており、同局や関西テレビの連続ドラマ製作を主軸とする。主な代表作は『君の手がささやいている』や『特命係長 只野仁』『チーム・バチスタシリーズ』など。

The icon - MMJ所属プロデューサーが独立して設立。

日本で放送されたテレビドラマ[ソースを編集]

日本で過去に放送された、また現在放送されているテレビドラマについては、日本のテレビドラマ一覧を参照。
日本のテレビドラマの輸出[ソースを編集]

日本のドラマの国際展開はアニメなどと対照的に極めて低調である。

そもそも日本のテレビ番組の海外輸出比率は2011年で0.15%と非常に低い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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