テレビアニメ
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番組編成の都合による変則的な事例で、全日枠アニメが地方局やBS局では深夜帯に[注釈 13]、逆に深夜アニメが地方局やBS局では全日枠で放送される[注釈 14] 事例もある。また、シリーズによって全日枠と深夜枠が入れ替わった事例がいくつかある[注釈 15]

最近では関東圏の独立局を中心に深夜アニメ放送時間帯の前倒しがすすんでいる。特にTOKYO MXでは週末を中心にプライムタイムに属する22時から関連番組を含めて放送を行っている。また選挙特番放送時などの際は放送時間をさらに前倒してゴールデンタイム帯にて深夜アニメの放送も行う場合もある。
放送形態・放映権

原則としてネット形態に関しては民放のケースで記述する。

ネットワークセールス番組の場合は原則として「製作局と同一系列局」でのネットとなるが、系列局のない地域では同じくスポンサードネット(スポンサー付き)か、番組販売(スポンサーなし)での放送となる。

全日帯で放送される子供向け[注釈 16] の場合、系列外の遅れネットでもスポンサードネット[注釈 17] されることがあるが、深夜アニメでは放送局を限定しての制作委員会・スポンサーによる放送枠買取か、番組販売による放送が主流を占める。ローカルセールス番組の場合はその限りでなく、特にローカル局製作番組や制作委員会方式の番組では地域ごとに系列が異なるケースも見られる。

制作局の放映権契約が切れた後は、放送キー局の系列外局でも再放送されることもある。

また、長期シリーズ番組の場合にはシリーズ途中・作品ごとで異なる系列での放送に変更されるケースも稀に見られる。下記以外ではリメイクに際して放送局が変更されたり、『ガンダムシリーズ』や『デジタルモンスター』シリーズなど、1作から数作ごとに系列が異なるシリーズも少なくない。



僕のヒーローアカデミア』(第1期はMBS・TBS系列[10]→第2期以降は読売テレビ・日本テレビ系列[11]

進撃の巨人』シリーズ(第2期まではMBS・TOKYO MXほか→第3期はNHK総合[12][注釈 18]

放送サイクル

テレビ局の編成サイクルは1クール(3か月、13週)が基本単位で、3か月で計12 - 13回程度の放送枠を「1クール」とするのが基本になっている。

シリーズの最初の1クールの放送が終了してから続編の制作が決定した場合、続編は通称「2期」(または「第2シリーズ」など)とも呼ばれる。

1990年代までは1年単位(約50話前後)が最も一般的であったが、その後の情勢の変化で、全日枠アニメは6か月(2クール)、深夜アニメは3か月から6か月を放送期間とする放送権契約が主流になった。

放送期間は、民放局の場合は視聴率や関連商品の売り上げなどで(続編・シリーズ化を入れて)延長されることもあれば[注釈 19]、スポンサーの倒産や視聴率不振などの理由で打ち切り[注釈 20] や、放送枠が早朝・深夜枠などに変更される例もある[注釈 21]。また、原作が存在する作品で原作の連載が終了していない作品の場合、アニメオリジナルエピソードを間に挟むか、スポーツ中継の編成を通常よりも多めにすることで原作漫画とアニメ版の原作エピソードとの追いつきを防いだり[注釈 22]、あるいは打ち切り漫画に近い形で終結させたり[注釈 23]、期間をおいて続編を再開させる事例もある[注釈 24]

深夜アニメでは、2002年頃から地上波デジタルテレビ放送準備工事に伴う放送休止や、事件・事故・災害の発生に伴う臨時の報道特別番組スポーツ中継の延長などで放送枠が逼迫し、その影響で最終話まで放送できない事例も多発していた。その防止策として、企画当初から本編のエピソード数を通常の1クール(12話?13話)より1 - 3話程度削減し、全10話前後で終了する構成の作品も増加している[注釈 25]
基本的な放送パターン

基本的に地上波(ここでは原則として広域放送を含む放送対象地域単位で扱い、同一広域圏内での複数独立局での同時期放送は含めない)およびBSでは1番組につき1放送局の1枠としている(スカパー!では週3回以上のリピート放送を多数行っている)。
下記は初回放送から1週間以内に複数回放送する(または放送された)事例である。
上記のようにスカパー!は除いた。また、キー局では全国ネットでのリピート放送について記載している。

NHK Eテレ『舞妓さんちのまかないさん』『アオアシ』など

TXN『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』『シャドウバース』など

TOKYO MX『東京レイヴンズ』など

BS11『黒子のバスケ』『DAYS』など

魔界戦記ディスガイア』(GBS・CBC)、『響け!ユーフォニアム2』(KBS・ABC)、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(BBC・ABC)の場合、地上波放送では同時期に独立局と広域局で、『BanG Dream!』(第1期)の場合、BSではBS11とBSフジの2局でそれぞれ同時期に放送するという、変則的な体制を取っていた。

民放アニメの放送・配信の順番

ここでは基本的に放送に関してはローカルセールス枠番組の場合で解説する。

基本的にほとんどの作品が在京キー局や、首都圏独立局(TOKYO MXなど)で先行して放送され、続いて近畿中京圏など主要地域の民放で放送される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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