番組は週5日間毎日行われるレギュラーコーナーと、曜日ごとに企画内容が変わるコーナーによって構成されていた。特別企画の実施日を除き、おおむね以下の順に放送されていた。 ぜんじろうたちレギュラー陣が、スタジオ中央のモニターに映し出される前日の関西地区の視聴率データを見ながら寸評をしていたコーナーで、オープニングトークに切りをつけてから「テレビの!」「ツボ!」とタイトルコールをするまでの間に行われていた。コーナータイトルが示す通り、殆どの期間においては視聴率上位10位までの番組を対象にしていたが、放送初期においては上位5位までの番組が対象で、コーナータイトルも「きのうの視聴率ベスト5」だった。 ランキングのデータには、ビデオリサーチ社が毎日放送に提供する視聴率データを用いていた。また、翌日にテレツボが放送されない金曜と土曜の視聴率に関しては、翌週月曜の放送でまとめて発表していた。その代わり、日曜の視聴率の発表は無かった。放送日が祝日だったなどの理由によりビデオリサーチ社からの調査結果が手に入らない場合には、「長寿番組ベスト10」など別のランキングに差し替えていた。 ちなみに、毎日放送の情報番組『ちちんぷいぷい』が2006年8月7日放送分から行っていた「きのうの視聴率」のコーナーは、これのリメイク版である。 ぜんじろうたちレギュラー陣とアルバイトスタッフのチャンネル君たちが、日付変更前の時間帯に放送されたテレビ番組の中から特に面白いと感じたツボネタを報告していたコーナー。 まずコーナー冒頭で行われていたのはぜんじろうたちによる報告で、彼らが新聞テレビ欄の拡大コピーを貼りつけたボードを見ながらいくつかの小さなツボネタの報告を行っていた。そして、ぜんじろうたちによる報告が終わった後にコーナージングルが流れ、チャンネル君たちによる報告パートへ移るというのがこのコーナーのおおよその流れだった。この冒頭の報告パートは、金曜のみぜんじろうたちがクロマキー合成された巨大なテレビ欄の上を移動し、そこに立っているふりをしながらツボネタの報告をするという趣向が凝らされていた。 続くチャンネル君たちによる報告パートでは、彼らが各自担当する在阪テレビ局(NHK大阪放送局、毎日放送、朝日放送、関西テレビ、読売テレビ、テレビ大阪)6局の放送番組の中から見つけたツボネタをぜんじろうたちに報告していた(テレビ大阪の番組の報告は金曜のみ)。チャンネル君たちの立ち位置および報告用のセットが置かれていた場所はカメラの視野外で、スタジオ中央に立つぜんじろうたちとの会話のやり取りは基本的にモニターを通じて行われていた。その間、ぜんじろうたちはモニターを通じて伝えられるチャンネル君たちの報告を聞きながら感心コメントやツッコミコメントを入れたり、さらに話を膨らませたりしていた。前述の理由により、ツボネタの報告に該当シーンの録画VTRを使うことはできなかったため、代わりにその日の担当イラストレーターにそのシーンをフリップに描いてもらい、それらを使いながら口頭で巧みに、感情豊かにチャンネル君たちに状況説明させるという手法を採っていた。 以上が1993年4月以降のこのコーナーの流れであるが、番組スタート時はやや主旨が異なっていた。その当時はスタジオ中央に置かれた巨大な箱の中にチャンネル君たちが入って待機し、各自出番が回ってきたら外へ出てぜんじろうたちにツボネタを報告するというスタイルで行われていた[11]。このセットにはテレビ画面をイメージした人数分の穴がくり抜かれており、穴それぞれの最上部には「2 NHK」「4 MBS」などと書かれていた。チャンネル君たちが穴から顔を出してじっと出番を待っている様子がいかにも深夜のローカル番組といった趣だったが、このセットを使ってのツボネタの報告は半年ほどで終わり[12]、以後は前述のスタイルで行われるようになった。 また、このコーナーでは視聴者が見つけたツボネタの投稿ハガキやFAXを紹介することもあり、採用者にはテレツボ特製ステッカーを進呈していた。金曜には、チャンネル君たちがツボネタの報告に用いるフリップの中に1つだけ故意に混入させた小ネタが何だったのかを指摘する「ツボ探しクイズ」という企画も実施していた。そして放送中期からは、チャンネル君たちがCM移行前のわずかな時間を使って小さなツボネタを紹介するミニコーナー「テレビのへぇ?」も行うようにもなった(放送末期では「今日のちょいツボ」と題して実施)。 なお、後にテレビ朝日で放送されたバラエティ番組『虎の門』が、テレツボのこのコーナーをそっくりそのまま真似た「一週間テレビガイド」というコーナーを実施していたことがある。 テレビ番組の制作関係者やテレビ番組への出演経験のある芸能人などをゲストに迎え、彼らにテレビが産み出した流行や番組制作の裏事情などについてレポートしてもらっていたコーナー。ゲストを招いていない日には、テレツボのスタッフやチャンネル君たちが持ち回りでこれを担当した。このコーナーもやはり録画VTRを使うことができないため、担当者は説明用のボードとフリップを使って説明していた。 以下に挙げるのは、このコーナーで実際に伝えられたレポートとその担当者の例である。
予告編(24:53から放送されていた時期のみ)
オープニングトーク?きのうの視聴率ベスト10?タイトルコール?提供クレジット
きょうのテレビのツボ
今日の特集
週間視聴率カウントダウン50 (金曜のみ)
曜日ごとの企画コーナー(金曜のみ2コーナー実施)
エンディング?提供クレジット
きのうの視聴率ベスト10
きょうのテレビのツボ
今日の特集
新聞のラジオ・テレビ欄を読む(東野博昭)
実写子供番組・キカイダー研究(吉村智樹)
映画解説者の解説(伊藤えん魔)
私をスキーに連れてってとトラック野郎は同じコンセプト(上田信彦)
司会者は何故イエーと言うか(桝野幸宏)
チャンネルを変えさせるな!CM5秒前の攻防(仲谷暢之)
東京ローカルCMのツボ(藤原ヒロユキ)
日本音楽シーンとダンスの地位(牧野エミ)
ヒーローを彩った熱い雄叫び(水木一郎)
今からでも間に合う家なき子(小林仁)
特撮ヒーローモノ・マヌケ悪役列伝(渡辺享)
愛しの宇津井健(竹内義和)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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