その他のテラフォーミング可能な候補としては、以下の様な例がある。 「ワールドハウス」とも呼ばれるコンセプトとして、惑星上に人間の住める巨大な囲いを建設し、それを徐々に拡大することでついには惑星の大部分を取り囲むように成長させるというものがある。これは「パラテラフォーミング」とも呼ばれる。「パラ」は「擬似的」の意味である。 囲いは、一定の間隔で建てられたタワーとケーブル、透明な屋根からなり、その表面は高度1km以上に達し、内部は呼吸のできる大気で満たされる。提案者のリチャード・テイラーは、ワールドハウスは1960年代以降の科学技術で建設可能だと主張している[24]。
月 - 月は他の候補に比べて地球からの距離が比較的近く、人類が着陸に成功している唯一の地球以外の天体であることから、有力な候補の一つとなっている[29]。月の植民構想はNASAなども推進している[30][31]。
木星の衛星エウロパ - 液体の水が存在する[32]ことから候補とされるが[33]、エウロパは木星の放射線帯の中心に位置しており[34]人類の生存は難しい。
パラテラフォーミング
テーマとして扱った作品詳細は「en:Terraforming in popular culture」を参照
ドキュメンタリー
コズミックフロント?発見!驚異の大宇宙?「火星改造!テラフォーミング最前線」(NHK BSプレミアム、2014年2月13日)
NHKスペシャル『宇宙 未知への大紀行』第4回「惑星改造?もうひとつの地球が生まれる?」(NHK)
『ザ・ユニバース?宇宙の歴史?』「【テラフォーミング】惑星地球化計画」(ヒストリーチャンネル)
BBCセレクション『未来科学への招待』第4回「惑星への移住」(BBC)
『テラ・フォーミング 宇宙コロニーの実現』(ディスカバリーチャンネル)
サイエンス・ワールド『地球移住化計画』(ナショナル・ジオグラフィック)
小説
オラフ・ステープルドン 『最後にして最初の人類
フランク・ハーバート 『デューン』シリーズ
アーサー・C・クラーク 『火星の砂』、『3001年終局への旅』
レイ・ブラッドベリ 『火星年代記』
キム・スタンリー・ロビンソン 『レッド・マーズ』、『グリーン・マーズ』
グレッグ・ベア 『天空の劫火』 - 木星の衛星エウロパの氷を金星と火星に移動させることで大気を作るテラフォーミングが行われる。
ロバート・L・フォワード 『火星の虹』
森岡浩之 『星界の紋章』シリーズ
高千穂遙 『クラッシャージョウ』シリーズ
川又千秋 『火星人先史』
荒巻義雄 『ビッグウォーズ』
谷甲州 『パンドラ』
藤崎慎吾 『クリスタルサイレンス』
上田早夕里 『火星ダーク・バラード』(パラテラフォーミング)
隅沢克之 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』
漫画